NZで生まれた子どもの市民権とビザ(Children born in New Zealand)
ひとことで言うと…
2006年1月1日以降にNZで生まれた子どもは、親の少なくとも1人がNZかオーストラリアの市民・永住者などでなければ、NZ市民になりません。親が一時的なビザで滞在している場合、子どもには自動的にビザが与えられますが、NZを出国すると切れます。ビザで滞在中にNZで出産する人向けです。
詳細
NZで生まれても市民になるとは限らない
2006年1月1日に市民権法の改正が始まり、NZで生まれた赤ちゃんがすべてNZ市民になるわけではなくなりました。内務省(Department of Internal Affairs、DIA)によると、2006年1月1日以降に生まれた子どもは、親の少なくとも1人が次のどれかに当てはまる場合に、出生によってNZ市民になります。
| 親の条件 |
|---|
| NZ市民、またはNZの永住者(permanent resident) |
| オーストラリア市民、またはオーストラリアの永住者 |
| クック諸島、トケラウ、ニウエの永住者 |
Immigration New Zealand(INZ、移民局)も、2006年1月1日以降にNZで生まれた子どもは、親がNZ市民でない場合、自動的にはNZ市民にならないと説明しています。
親が就労ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザなどの一時的なビザ(temporary visa)だけで滞在している場合は、この条件に当てはまりません。
2006年1月1日より前に生まれた人は、このルールの対象ではありません。
市民にならない子どもには自動でビザが与えられる
INZによると、出生によってNZ市民にならない子どもは、生まれたときに親のどちらかがビザを持っていれば、自動的にビザが与えられます(INZのページ)。
- ビザの種類は、子どもが生まれたときの親のビザの種類で決まります。
- このビザは、子どもがNZを出国するか、在留資格が変わるまで有効です。
在留資格の証明を申請する
INZは、子どもの在留資格、ビザの種類、期間を確かめるため、在留資格の証明(statement of immigration status)を申請するよう勧めています。申請は、INZの「本人以外の個人情報の請求(request personal information on behalf of someone else)」の手続きで行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方法 | オンラインのフォーム(RealMeのログインが必要) |
| 主な情報 | 子どもの氏名・生年月日・国籍、請求する人の連絡先 |
| 添付するもの | 本人の同意書、本人と請求する人の身分証明(パスポートの顔写真のページなど) |
| 回答の期限 | 20営業日以内 |
詳しくはINZのフォームのページで確認してください。
出国するときは新しいビザが必要になる
自動で与えられたビザは、子どもがNZを出国すると切れます。一時帰国などでNZを出てまた戻る場合は、出国の前に、子どもがNZに戻るためのビザをINZで確認してください。
例えば、就労ビザを持つ親の子どもは、子ども用の訪問ビザ(Child of a Worker Visitor Visa)を申請できる場合があります。
| 項目 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
| 申請できる人 | 対象となる就労ビザを持つ親の、扶養されている独身の子ども |
| 滞在できる期間 | 親の就労ビザの期間まで |
| 申請料 | NZ$341から |
| 審査期間 | 80%が11週間以内 |
| 主な書類 | 子どものパスポート、写真、親子関係を示す書類(出生証明書など) |
親のビザの種類ごとの子どものビザは、子どものビザを見てください。
出生登録と子どものパスポート
国籍や在留資格にかかわらず、NZで生まれた赤ちゃんはすべて出生登録が必要です。出生証明書の注文方法は出生登録と出生証明書を見てください。
子どものビザを申請するときは、子どものパスポートが必要です。日本のパスポートの申請は日本のパスポートを見てください。
手順
- 出生後、NZの出生登録をして、出生証明書を注文する。
- 親の在留資格から、子どもがNZ市民になるかどうかを確認する。分からない場合はDIAかINZに問い合わせる。
- 市民にならない場合は、INZに在留資格の証明を請求し、子どものビザの種類と期間を確認する。
- 日本国籍の親は、大使館・総領事館に出生届を出し、子どものパスポートを申請する。
- NZを出国する予定がある場合は、出国の前に、子どもがNZに戻るためのビザを確認・申請する。
費用
| 項目 | 費用(2026年10月時点) |
|---|---|
| 自動で与えられるビザ | 申請は不要 |
| Child of a Worker Visitor Visa | NZ$341から |
ほかのビザの費用は、INZのページなどで確認してください。
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
- NZで生まれても市民とは限らない:親が一時的なビザだけの場合、子どもはNZ市民になりません。
- 出国するとビザが切れる:自動で与えられたビザは、NZを出ると無効になります。一時帰国の前に、戻るためのビザの確認が必要です。
- 日本の出生届は3か月以内:大使館・総領事館に、出生日から3か月以内に届く必要があります。子どもが外国の国籍も取得している場合、期限内に届け出ないと日本国籍を失います(大使館の出生届のページ)。手続きは出生届・婚姻届など戸籍の届出を見てください。
- 子どもの国籍やビザの判断は、DIA、INZ、または登録移民アドバイザーに確認できます。
ここは大事だよ
ビザ・税・医療・法律などの制度は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の内容を確認してください。このページは一般的な情報で、個別の助言ではありません。