ビザ・移住
移民アドバイザーの選び方(Licensed immigration advisers)
概要
NZのビザについて助言(immigration advice)ができるのは、移民アドバイザー庁(IAA)の免許を持つアドバイザーと、弁護士など一部の免除された人だけです。依頼する前に、IAAの登録簿で免許を確認し、書面の契約を結びます。問題があれば、IAAに無料で苦情を申し立てられます。
詳細
移民アドバイザーとは
NZのビザについての助言(immigration advice)は、法律で、移民アドバイザー庁(Immigration Advisers Authority、IAA)の免許を持つ移民アドバイザー(licensed immigration adviser)と、一部の免除された人(exempt people)しかできません。免許も免除もない人が助言をすることは犯罪です。
一方、本人が伝えた内容をもとに申請書の記入を手伝うだけなら、助言には当たりません。ビザの申請は、Immigration New Zealand(INZ、移民局)のサイトを使って自分で行うこともできます。
免許がなくても助言できる人
Immigration NZとIAAの案内では、次の人は免許がなくても助言できます。
| 場所 | 免除される人 |
|---|---|
| NZ国内 | 有効な実務資格(practising certificate)を持つNZの弁護士 |
| NZ国内 | 国会議員とそのスタッフ(職務として行う場合) |
| NZ国内 | 職務として助言する政府職員 |
| NZ国内 | コミュニティ・ロー(Community Law)と市民相談所(Citizens Advice Bureau)のボランティア |
| NZ国外 | 学生ビザについてだけ助言する留学エージェント(就労・永住などは対象外) |
| NZ国外 | 職務として助言するNZ政府職員、外国の外交官・領事館職員 |
このほか、報酬を受けず、たまに家族や知人として助言することは認められています。
免許を持つアドバイザーの義務
IAAによると、免許を持つアドバイザーは能力の基準を満たし、行動規範(code of conduct)に従います。主な義務は次のとおりです。
- 誠実で、専門家として礼儀正しく対応すること
- 提供するサービスと料金をはっきり書いた書面の契約(written agreement)を結ぶこと
- 料金の内容がわかる請求書を出すこと
- 公正で妥当な(fair and reasonable)料金にすること
- 客観的な助言をし、利益相反があれば申告すること
- 申請を出したら知らせ、その後も状況を随時伝えること
- 預かった書類を安全に保管し、安全な方法で返すこと
免許のない人に頼んだ場合
- 申請書に、免許も免除もない人がアドバイザーとして書かれている場合、INZは申請を受け付けないか、却下します。
- IAAによると、免許なしで助言することは移民アドバイザー免許法(Immigration Advisers Licensing Act 2007)の違反で、最長7年の懲役か、最高NZ$100,000の罰金が科されることがあります。
手順
アドバイザーを選ぶとき
- IAAの登録簿で、名前を検索し、今有効な免許を持っているか、免許の種類が合っているかを確認する。
- デジタルの免許証を見せてもらい、QRコードで本物か確認する。
- 何人かのアドバイザーに話を聞き、サービスと料金を比べる。
- 仕事を始める前に、書面の契約を読んで署名する。
- 料金の明細のある請求書をもらう。手数料(コミッション)や利益相反があれば説明してもらう。
問題があったとき
- まずアドバイザー本人に伝え、その事務所の苦情処理の手続きで解決を求める。
- 解決しない場合は、IAAの苦情申立書(Complaint about Adviser)に記入して、IAAに送る。連絡先の記入が必要で、匿名ではできません。
- IAAの担当者が調査します。内容によっては、移民アドバイザー苦情・懲戒審判所(Immigration Advisers Complaints and Disciplinary Tribunal)に送られます。審判所は、けん責、罰金、補償、追加の研修、免許の変更を命じることができます。
免許のない人についての苦情は、iaa.investigations@mbie.govt.nz にメールで送ります。匿名でも受け付けられますが、調査に限界が出ることがあります。苦情を出しても、自分のビザの状況には影響しないとIAAは案内しています。詳しくはIAAの苦情のページで確認してください。
費用
- アドバイザーの料金は決まっておらず、経験、申請の複雑さ、急ぎかどうか、人数などで変わります。IAAは、何人かのアドバイザーに相談して比べるよう勧めています。
- アドバイザーの料金とは別に、INZのビザの申請料がかかります。
- IAAへの苦情の申し立ては無料です。
日本との違い・注意点
- NZでは、ビザの助言は免許制です。知人や留学・就職の仲介業者でも、免許や免除がなければ、報酬を受けて助言することはできません。
- 国外の留学エージェントが免除されるのは学生ビザだけです。就労ビザや永住権の相談は、免許を持つアドバイザーか弁護士に頼む必要があります。
- 免許を持つアドバイザーが、もうアドバイザーでなくなった場合、その人への苦情は、アドバイザーでなくなってから2年以内に出す必要があります。
- 自分に合うビザや申請できるかどうかの判断は、この記事ではできません。Immigration NZのページで確認するか、免許を持つアドバイザーに相談してください。
関連項目
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