子どものビザ(Dependent child visas)
NZで働く人・学ぶ人の子どもは、親のビザに合わせて訪問ビザか学生ビザを申請します。NZ市民・永住者の子どもは、子どもの永住ビザ(Dependent Child Resident Visa)を申請できる場合があります。就労ビザの親の子どもは、学校で国内生(domestic student)として扱われ、学費がかからない場合があります。
詳細
子どもが受けられるビザは、支える親のビザで決まります。パートナーのビザはパートナー・家族のビザを参照してください。以下は2026年10月時点のImmigration NZの内容です。
親のビザ別の子どものビザ
| 親のビザ | 子どものビザ | 期間 |
|---|---|---|
| 就労ビザ | Child of a Worker Visitor Visa(訪問) | 親の就労ビザと同じ |
| 学生ビザ | Child of a Student Visitor Visa(訪問) | 親の学生ビザと同じ |
| 就労ビザ、一部の学生ビザ | Dependent Child Student Visa(学生) | 親のビザと同じ |
| NZ市民・永住者 | Dependent Child Resident Visa(永住) | 無期限に滞在可 |
扶養している子ども(dependent child)
訪問ビザ・学生ビザでは、親に経済的に頼っている、次の年齢の子どもが対象です。
- 17歳以下
- 18〜19歳で、自分の子どもがいない
17歳未満の子どもは、扶養の証拠がなくても扶養しているとみなされます。
就労ビザの親の子ども(訪問ビザ)
Child of a Worker Visitor Visaは、就労ビザを持つ親の子どものための訪問ビザです。
- 20〜24歳でも、対象となる永住ビザの申請中なら対象になる場合があります。
- 学校に通えるのは1暦年に3か月までです。それより長く学ぶには学生ビザが必要です。
- 2週間を超えて学ぶ場合、学校が留学生の生活支援の規範(Code of Practice)に加盟している必要があります。
学生ビザの親の子ども(訪問ビザ)
Child of a Student Visitor Visaは、学生ビザを持つ親の子どものための訪問ビザです。
- 子どもはNZで働けません。
- 学校に通えるのは1暦年に3か月までです。
- 親は、子ども1人あたり月NZ$1,000以上(宿泊費を払い済みなら月NZ$400以上)の資金を示します。
子どもの学生ビザ(Dependent Child Student Visa)
19歳以下の子どもが、NZの小学校・中学校・高校(初等・中等教育)に通うためのビザです。大学などの高等教育には、別にFee Paying Student Visaが必要です(学生ビザ)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 19歳以下 |
| 資金 | 1年分NZ$17,000、または子どもの滞在1か月ごとにNZ$1,417。費用を払い済みならその証明 |
| 医療費 | 子どもの医療費を親(または保証人)が払うことを申告する。滞在期間中の医療保険が勧められている |
| パスポート | 出国予定日から3か月以上有効であること |
| 出国手段 | 帰りの航空券、または出国のための資金 |
支えられる親のビザ
- 多くの就労ビザ。ただし、Fishing Crew、Recognised Seasonal Employer、Supplementary Seasonal Employment、季節労働のビザ、Skilled Migrant Job Search、ワーキングホリデーのビザでは支えられません。
- AEWVの親は、収入と仕事の内容によって支えられるかどうかが決まります(認定雇用主就労ビザ)。
- 学生ビザの親は、政府認定の交換留学、博士課程(PhD)、Manaaki New Zealand Scholarshipのいずれかに該当する場合だけです。
- 期間が6か月以下の就労ビザでは、原則として支えられません(Migrant Exploitation Protection Work Visaを除く)。
国内生(domestic student)としての扱い
Dependent Child Student Visaの子どもは、国内生として扱われ、学校の学費がかからない場合があります。
国内生の範囲は、教育の告示(Education (Domestic Student: Primary and Secondary Education) Notice 2026、2026年2月15日施行)で決まっています。主な対象は次のとおりです。
| 対象 | 期間 |
|---|---|
| 就労ビザを持つ人の扶養している子ども | 就労ビザの期限が切れる年の年末まで |
| 博士課程の留学生の扶養している子ども | ― |
| NZの援助プログラム(New Zealand Aid Programme)の奨学金で学ぶ留学生の扶養している子ども | ― |
| 承認された交換留学で学ぶ人 | ― |
学校の仕組みはNZの学校制度、通学区域はスクールゾーンを参照してください。
子どもの永住ビザ(Dependent Child Resident Visa)
NZ市民か永住者で、NZに住んでいる親が支える子どものための永住ビザです。
- 24歳以下で、独身(パートナーと同居していない)であること
- 17歳以下、または18〜24歳で自分の子どもがおらず、経済的に親に頼っていること
- 健康と人物(character)の要件を満たすこと
- 最初の2年間は、NZへの出入国が自由です。その後も自由に出入りするには、Permanent Resident Visaが必要です(永住権の種類)。
親が技能移民などで永住ビザを申請する場合は、24歳以下の扶養している子どもを申請に含められることがあります(技能移民カテゴリー)。
手順
- 親のビザで、子どもがどのビザを申請できるか確認する。
- 出生証明書など親子関係を示す書類、資金の証明、必要に応じて健康診断や警察証明書(17歳以上)をそろえる。
- 親が別居している場合は、親権(custody)を示す書類を用意する。
- 学生ビザの場合は、学校の入学の証明を用意する。
- Immigration NZのページからオンラインで申請し、申請料を払う。
費用
| ビザ | 申請料(2026年10月時点) | 審査期間(80%が完了する目安) |
|---|---|---|
| Child of a Worker Visitor Visa | NZ$341から | 11週間以内 |
| Child of a Student Visitor Visa | NZ$341から | 11週間以内 |
| Dependent Child Student Visa | NZ$750から | 9.5週間以内 |
| Dependent Child Resident Visa | NZ$3,230から | 7か月以内 |
- 申請料は国籍と、申請するときにいる場所で変わります。正確な額はImmigration NZの料金ページで確認してください。
日本との違い・注意点
- 子どものビザは、原則として親のビザと同時に期限が切れます。親のビザが変わるときは、子どものビザも確認してください。
- 訪問ビザの子どもが学校に通えるのは1暦年に3か月までです。長く通う場合は、学生ビザを申請します。
- 国内生として学費がかからない扱いは、親のビザの種類と期限で決まります。入学前に、学校とImmigration NZのページで確認してください。
- AEWVの親は、収入が基準を下回ると、子どもがNZを出なければならなくなることがあります。
- 自分の子どもがどのビザに該当するかは、Immigration NZか、免許を持つ移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に相談してください(ビザの種類と選び方)。