ビザ申請の警察証明書(Police certificates)
ひとことで言うと…
NZのビザで合計24か月以上滞在する17歳以上の人などは、警察証明書の提出を求められます。提出時点で発行から6か月以内のものが必要です。日本の警察証明(犯罪経歴証明書)は、NZに住んでいれば管轄の大使館・総領事館で無料で申請でき、交付まで2〜3か月ほどかかります。
詳細
警察証明書とは
警察証明書(police certificate)は、警察や政府機関が公式の記録に基づいて発行する、犯罪歴の有無を示す書類です。NZのビザでは、人物要件(character requirements)を満たしていることの証拠として使います。Immigration NZ(INZ、移民局)は、犯罪歴がある場合や、虚偽の情報を出した場合は、申請を却下することがあると案内しています。
必要になる人
必要かどうかは、ビザの種類と滞在期間で決まります。INZは、NZに24か月以上滞在する予定なら、警察証明書を出す必要があると案内しています。
以下は、2026年10月時点のINZのビザのページの内容です。
| ビザ | 必要な人 | どの国の証明書か |
|---|---|---|
| 学生ビザ(Fee Paying Student Visa) | 17歳以上で、NZにいる期間が合計24か月以上になる人(過去の別のビザでの滞在を含む) | 国籍のある国と、17歳以降に5年を超えて過ごした国 |
| 技能移民の永住ビザ(Skilled Migrant Category) | 申請に含まれる17歳以上の全員 | 国籍のある国と、過去10年間に合計12か月以上過ごした国 |
- 20歳未満で、17歳から続けて学生ビザ(または勉強の条件付きの暫定ビザ)を持っている人は、学生ビザの申請で警察証明書が要りません。
- 永住ビザでは、10年より前のものも含め、その国でのすべての犯罪歴が載っている必要があります。
- ほかのビザの条件は、各ビザのページで確認してください(ビザの種類と選び方)。
提出のルール
- 申請を出す時点で、発行から6か月以内のものが必要です。
- 英語でない場合は、翻訳を付けます。
- 発行機関によっては、指紋を求められます。
- 必要な警察証明書がないと、申請が却下されたり、短い期間のビザになったりすることがあります。
日本の警察証明(犯罪経歴証明書)
日本の警察証明は、日本での犯罪歴の有無を証明する書類です。日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語で書かれています。日本人だけでなく、日本に住んだことがある外国籍の人も申請できます。
NZに住んでいる人は、住んでいる地域を管轄する公館で申請します(管轄は大使館・総領事館の手続きを参照)。
| 項目 | 在ウェリントン日本国大使館 | 在オークランド日本国総領事館 |
|---|---|---|
| 申請 | 本人が来館(代理不可)。オンライン予約制 | 本人が来館(代理不可)。オンライン予約制 |
| 指紋 | 大使館で採取。指紋原紙は当日窓口で渡される | 総領事館で指紋原紙を受け取り、NZ Fingerprinting ServiceかNZ Policeで採取する |
| 手数料 | 無料 | 無料(指紋採取の業者の料金は別にかかる) |
| 交付までの期間 | 約2〜3か月 | 約3か月 |
| 受け取り | 窓口、または郵送(返信用のクーリエ封筒が必要) | 窓口(代理人も可)、または追跡できる返信用封筒での郵送 |
必要な書類(両公館に共通する主なもの)
- 警察証明の発給申請書
- 有効なパスポートの原本(コピー不可)
- 指紋を採取した原紙
- 証明書が必要なことを示す書類
クライストチャーチ領事事務所の管轄の人は、大使館のページから案内を確認してください。オークランドの詳細は総領事館のページで確認してください。
NZの犯罪記録(Ministry of Justice)
NZでの自分の犯罪記録は、法務省(Ministry of Justice)に請求できます。NZから他の国へ移るときなどに使います。
- オンライン(criminalrecords.govt.nz)か紙の申請書で請求します。
- 身分証明書のコピーと、署名した情報開示の同意書(Authority to Release Information Form)が必要です。
- 身分証明書は、NZの運転免許証、署名のあるパスポート(NZか外国。有効か、期限切れ後2年以内)などです。
- 自分の記録の請求は無料です。
- 20営業日以内の回答を目指しており、約90%は1週間以内に処理されます。
- 結果はPDFで届きます。翻訳が必要な場合は自分で手配します。
クリーン・スレート制度(Clean Slate Scheme)の対象になる記録は、通常は自動的に隠されます。ただし、この制度はNZの外では適用されません。海外の手続きでは、すべての記録(full record)を求められることがあります。
警察の身元照会(Police vetting)との違い
NZ警察の身元照会(Police vetting)は、警察が認めた団体(Authorised Agencies)だけが依頼できる照会です。個人が自分で依頼することはできません。自分の犯罪記録が必要な場合は、法務省に請求するよう、NZ警察は案内しています。
他の国のビザのための照会は、NZ警察の身元照会サービスが政府機関に直接結果を送る仕組みで、本人には写しが渡されません。
手順
日本の警察証明が必要な場合の流れです。
- 申請するビザのページで、警察証明書が必要か、どの国のものが必要かを確認する。
- 管轄の公館(大使館・総領事館)を確認し、オンラインで窓口の予約をする。
- オークランドの管轄の人は、先に総領事館から指紋原紙を受け取り、指紋を採取しておく。
- パスポートの原本などの書類を持って、本人が窓口で申請する。
- 交付後、6か月以内にビザの申請に使う。
費用
| 証明書 | 費用(2026年10月時点) |
|---|---|
| 日本の警察証明(NZの公館で申請) | 無料。オークランドの管轄では指紋採取の料金が別にかかる |
| NZの自分の犯罪記録(Ministry of Justice) | 無料 |
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
- 日本の警察証明は、NZの公館で申請すると交付まで2〜3か月かかります。在ウェリントン日本国大使館は、急ぐ場合は日本国内での申請を勧めており、その場合は数週間で発給されると案内しています。
- NZのビザでは、証明書は申請時点で発行から6か月以内である必要があります。早く取りすぎると使えなくなるため、申請の時期に合わせて準備してください。
- 日本の警察証明は、本籍地の確認が必要になることがあります。指紋の取り直しや追加の書類を求められることもあります。
- どの国の証明書が必要かはビザごとに違います。自分のケースは、INZか、免許を持つ移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に確認してください(移民アドバイザーへの相談)。
ここは大事だよ
ビザ・税・医療・法律などの制度は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の内容を確認してください。このページは一般的な情報で、個別の助言ではありません。