新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査・ワクチン・治療薬
ひとことで言うと…
NZでは、新型コロナの検査キット(RAT)は薬局やスーパーで買えます。陽性なら最低5日間、自宅で過ごすことが勧められています。ワクチンは公的医療の対象者なら無料です。65歳以上などの重症化しやすい人は、治療薬(Paxlovid)を処方箋なしで薬局から受け取れる場合があります(2026年10月時点)。
詳細
検査(RAT)
新型コロナの検査には、自分でできる迅速抗原検査(RAT、Rapid Antigen Test)を使います。Health NZ(Te Whatu Ora)によると、RATは次の場所で手に入ります(Health NZの検査のページ)。
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| 薬局 | 購入できる |
| スーパーなどの店 | 購入できる |
| かかりつけの医療機関 | 検査を受けられる。費用がかかることがある |
陽性の結果は、My Health Recordで報告できます。報告すると、必要な支援につないでもらえます(医療記録とMy Health Record)。
陽性になったとき
Health NZは、陽性の場合、最低5日間は自宅で過ごすよう勧めています。症状が出た日か検査した日の早いほうを「0日目」として数えます。5日を過ぎてもうつす可能性がある人もいるため、体調が悪い間は引き続き注意してください。
ワクチン
新型コロナのワクチンは、公的医療の対象となる生後6か月以上の人なら無料です(Health NZのワクチンのページ)。追加接種(additional dose)の対象は年齢で違います(Health NZの追加接種のページ)。
| 年齢 | 追加接種 |
|---|---|
| 30歳以上 | 受けられる。前回の接種と、前回の感染から、それぞれ6か月以上あけることが勧められている |
| 16〜29歳 | 最初の接種を終えて6か月たっていれば、1回受けられる。持病がある人、免疫が弱い人、妊娠中の人はさらに受けられる場合がある |
| 12〜15歳 | 重症化しやすい病気がある人だけ |
| 5〜11歳 | 1回だけ。免疫が弱い子どもは追加が必要な場合がある |
追加接種が特に勧められているのは、次の人です。
- 65歳以上の人
- 50歳以上のマオリ(Māori)とパシフィカ(Pacific)の人
- 高齢者施設に住んでいる人
- 免疫の働きが大きく弱っている人
予約は、Book My Vaccineか、電話(0800 28 29 26、月〜金 8:30〜17:00、祝日を除く)でできます。電話では通訳を頼めます。
治療薬(抗ウイルス薬)
重症化しやすい人は、公費の治療薬(Paxlovid)を受け取れます。2025年9月1日からの条件は次のとおりです(Pharmacの条件のページ)。
次のすべてに当てはまることが必要です。
- 新型コロナで症状がある(確定または疑い)。または、症状があり、同居する家族が陽性
- 症状が出てから5日以内
- 新型コロナのために酸素の投与が必要な状態ではない
- 他の新型コロナの抗ウイルス薬を使っていない
さらに、次のどれか1つに当てはまることが必要です。
| 条件 |
|---|
| 65歳以上 |
| 50歳以上で、医療者が重症化の危険が高いと判断した |
| 免疫の働きが大きく弱っている |
| 以前、新型コロナで集中治療室などに入院した |
| ダウン症候群、または鎌状赤血球症がある |
| 障害者支援サービス(Disability Support Services)の公費の支援を受けている |
| 日常生活で毎日介助が必要な状態がある、または重いフレイル(虚弱)がある |
| 重症化の危険因子が3つ以上ある |
Paxlovidは、薬局で薬剤師の確認を受け、処方箋なしで受け取れる場合があります。もう1つの治療薬のremdesivir(Veklury)は、公立病院でだけ使われます。
手順
- 症状が出たら、RATで検査する。
- 陽性なら、My Health Recordで結果を報告し、最低5日間は自宅で過ごす。
- 治療薬の条件に当てはまるかもしれない人は、症状が出てから5日以内に、薬局かGP(かかりつけ医)に相談する。
- 症状が重いときは、111に電話する。
費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| RAT | 有料(薬局・店で購入) |
| 医療機関での検査 | 費用がかかることがある |
| ワクチン(公的医療の対象者) | 無料 |
| 治療薬(条件に当てはまる人) | 公費。処方薬の自己負担がかかる場合がある |
2026年10月時点の情報です。処方薬の自己負担は処方薬の受け取り方を見てください。
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
治療薬(Paxlovid)は、条件に当てはまれば、GPを受診しなくても薬局で受け取れる場合があります。症状が出てから5日以内という期限があるので、早めに相談してください。ワクチンと治療薬の公費の対象は、公的医療の対象者です。自分が対象かは公的医療を受けられる人で確認してください。
英語に不安があるときは、無料の通訳を頼めます(医療の通訳)。自分が治療薬やワクチンの対象か、受けるべきかは、GPや薬剤師に相談してください。
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