予防接種(Immunisation)
NZの定期予防接種は「National Immunisation Schedule」で決まっています。18歳未満の子どもは、国籍やビザに関係なく、旅行者も含めて定期接種が無料です。日本で受けた接種の記録は持参し、NZの看護師などに確認してもらいます。
詳細
National Immunisation Schedule(定期予防接種のスケジュール)
赤ちゃん、子ども、10代、大人に無料で提供されるワクチンの一覧です。それぞれの時期は、最もよく免疫がつくように決められています。
Health NZの医療者向けの手引き(Immunisation Handbook)に載っている定期接種は次のとおりです(2026年10月時点)。
| 時期 | 予防する病気 |
|---|---|
| 妊娠中 | 破傷風・ジフテリア・百日せき、インフルエンザ |
| 生後6週 | ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ・B型肝炎・ヒブ(Hib)、肺炎球菌、ロタウイルス |
| 生後3か月 | ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ・B型肝炎・ヒブ、髄膜炎菌B型、ロタウイルス |
| 生後5か月 | ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ・B型肝炎・ヒブ、肺炎球菌、髄膜炎菌B型 |
| 12か月 | 肺炎球菌、髄膜炎菌B型、麻しん・おたふくかぜ・風しん(MMR) |
| 15か月 | MMR、ヒブ、水痘(水ぼうそう) |
| 4歳 | ジフテリア・破傷風・百日せき・ポリオ |
| 11〜12歳 | 破傷風・ジフテリア・百日せき、HPV(ヒトパピローマウイルス。2回) |
| 45歳 | 破傷風・ジフテリア・百日せき |
| 65歳 | 破傷風・ジフテリア・百日せき、インフルエンザ(毎年)、帯状疱疹(2回) |
最新のスケジュールはHealth NZのページで確認してください。病気などで重症化しやすい人には、このほかにも公費のワクチンがあります。
無料になる人
| 対象 | 内容 |
|---|---|
| 18歳未満の子ども | 定期接種がすべて無料。国籍やビザの種類は関係なく、旅行者も含む |
| 18歳以上 | 公的医療の対象者(公的医療を受けられる人)は、MMRが無料。スケジュールにある大人の接種(45歳・65歳など)もある |
大人のワクチンは、年齢や病気などの条件によって公費になるかが決まります(govt.nzのページ)。
どこで受けるか
- GP(かかりつけ医)の診療所や看護師
- マオリやパシフィカの人々向けの医療機関(Hauora Māori・Pacific Health providers)
- 一部のワクチンは薬局
- 11〜12歳の接種は、学校で受けることが多い
学校での接種(Year 7・Year 8)
学校では、Year 7とYear 8の生徒に、次の2つのワクチンが無料で提供されています(HealthEdの同意書、2025年10月版)。
| ワクチン | 予防する病気 |
|---|---|
| Boostrix | 破傷風・ジフテリア・百日せき |
| Gardasil 9 | HPV |
- 接種の前に、保護者が同意書を書いて学校に出す必要があります。
- HPVは14歳以下なら2回、15歳以上なら3回です。学校での2回目は、1回目から5か月以上あけます。
- 学校で受けられなかった場合は、診療所などで後から受けられます。
保育施設・小学校での接種記録
保育施設と小学校に予防接種の記録の管理を求めていた規則(Health (Immunisation) Regulations 1995)は、2026年1月8日に廃止されました(法令のページ)。予防接種の記録は、全国の予防接種記録(Aotearoa Immunisation Register)で管理されます。入学の手続きは学校への入学手続きを見てください。
日本で受けた接種の記録
海外で接種を受けた子どもは、NZで必要な接種が済んでいるかを確認するよう案内されています。日本での接種の記録(母子健康手帳など)を持っていき、NZの看護師やワクチン接種者に見てもらってください。受けそびれた接種の多くは、後から受けられます(キャッチアップ)。
手順
- NZに着いたら、家族でGPに登録する(GP(かかりつけ医)への登録)。
- 日本での接種の記録を診療所に持っていき、看護師に確認してもらう。
- 足りない接種があれば、キャッチアップの予定を相談する。
- Year 7・Year 8になったら、学校から届く同意書を確認して出す。
ワクチンについての電話相談は、Vaccination Healthline(0800 611 116、月〜金 8:00〜18:00、無料)で受け付けています。
費用
| 対象 | 費用 |
|---|---|
| 18歳未満の定期接種 | 無料(国籍・ビザに関係なく) |
| 学校でのBoostrix・HPV(Year 7・8) | 無料 |
| 18歳以上 | 公的医療の対象で条件に合えば無料。それ以外は診療所などに確認 |
2026年10月時点の情報です。
日本との違い・注意点
- NZでは、子どもの定期接種は国籍やビザに関係なく無料です。一時的なビザの家族の子どもも対象です。
- 11〜12歳の接種は、学校で行われることが多く、保護者の同意書が必要です。
- 日本とNZでは、接種の種類や時期が同じとは限りません。日本の記録を持っていき、NZの看護師に確認してもらってください。
- 接種するかどうかや時期は、GPや看護師に相談してください。この記事は制度の説明です。