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医療・保険 / 医療制度

医療記録とNHI番号(Health records and NHI number)

概要

NZで医療を受けると、一人ひとりにNHI番号(National Health Index number)が付き、医療記録をつなぐために使われます。申請や費用は不要です。自分の医療記録は、医療機関に請求して見ることができ、原則として20営業日以内に回答されます。

詳細

NHI番号とは

NHI番号(National Health Index number)は、NZで医療や障害者支援のサービスを使う人に、一人ひとり付けられる番号です。医療者が本人を確認し、情報を正しい記録に結び付けるために使います(保健省のページ)。

項目内容
付く人NZで生まれた人の多くは出生時に付く。それ以外の人は、初めて医療を使うときに付く
申請・費用別に申請する必要はなく、費用もかからない
記録される情報氏名、住所、生年月日、性別、市民権の状況、出生地、民族など
記録されない情報診断や検査結果などの診療情報(各医療機関のシステムに保存される)
使われ方予約の管理、医療上の警告の確認、予防接種の記録の確認など

NHI番号に付いている情報を見られるのは、医療・障害者支援のサービスに関わる機関だけです。アクセスは記録され、監査されます。NHI番号は債権回収業者とはつながっていません(Health NZ Hawke’s Bayのページ)。

NHI番号があることは、公的医療の対象であることを意味しません。対象かどうかは公的医療を受けられる人(ビザ別)を見てください。

自分のNHI番号を調べる

次のものに書かれています(Health NZ Aucklandのページ)。

  • 処方箋、処方薬の領収書
  • 処方薬の容器のラベル
  • 病院からの手紙
  • X線や検査の結果
  • 登録しているGPのオンラインの患者ポータル

わからないときは、GPや薬剤師に聞くか、次の受診のときに調べてもらえます。子どもの番号は、Well Child/Tamariki Ora My Health Book(子どもの健康手帳)にも記録されます。

My Health AccountとMy Health Record

Health NZ(Te Whatu Ora)は、オンラインのサービスを提供しています。

サービス内容
My Health AccountHealth NZのデジタルの本人確認サービス。16歳以上が使える。ワクチンの予約などのサービスにつなぐ
My Health RecordHealth NZのシステムにある自分の情報の一部を見られる。GPに登録していなくても使える

My Health Recordでは、2005年以降の予防接種の記録、新型コロナの検査結果、NHIの情報などを見られます(Health NZのMy Health Recordのページ)。

My Health Accountの本人確認には、NZの運転免許証・パスポートなどの身分証、登録しているGPでの確認、RealMeのいずれかを使います。問い合わせは0800 222 478です(Health NZのMy Health Accountのページ)。

医療記録を見る権利

医療機関が持つ健康情報は、プライバシー法(Privacy Act 2020)と、健康情報プライバシー規則(Health Information Privacy Code、HIPC)で守られています。HIPCはGP、病院、歯科医、薬剤師、検眼士、ACC、保健省などに適用されます(プライバシー・コミッショナーのページ)。

権利・ルール内容
見る権利自分の情報を請求できる。メール、手紙、電話、窓口で頼める
回答の期限できるだけ早く、遅くとも20営業日以内に回答する。延長する場合は本人に知らせる
費用ほとんどの場合、請求されない。公的機関は請求できない
訂正誤り・不足があれば訂正を求められる。応じない場合は、本人の訂正の申し出(statement of correction)を記録に付ける
子どもの記録16歳未満の子どもの親・保護者は、一定の範囲で請求できる

私立の医療機関が費用を請求できるのは、1年以内に同じ情報を出した場合や、X線・MRIなどの画像のコピーなど一部に限られます(HIPCのファクトシート)。

本人の健康を害するおそれがある場合や、他人のプライバシーにかかわる場合などは、開示を断られることがあります。

手順

医療記録を請求する

  1. 記録を持っている医療機関(GP、病院など)に、自分の情報を見たいと伝える。メール、手紙、電話、窓口のいずれでも請求できます。
  2. 急ぐ場合は、その理由を伝える。
  3. 20営業日以内に回答がない、または断られた場合は、その機関のプライバシー担当者(privacy officer)に相談する。
  4. 解決しない場合は、プライバシー・コミッショナーに申し立てる。

請求の方法はプライバシー・コミッショナーのページで確認してください。

費用

  • NHI番号の取得は無料です。
  • 自分の医療記録の請求は、ほとんどの場合無料です。公的機関は費用を請求できません。私立の医療機関では、一部の場合に費用がかかることがあります。

2026年10月時点の情報です。

日本との違い・注意点

  • NHI番号は申請して取るものではなく、医療を使うと自動で付きます。番号は処方薬のラベルや病院の手紙などで確認します。
  • 診断や検査結果はNHIには記録されず、GPや病院などの医療機関ごとに保存されています。自分の記録が必要なときは、持っている医療機関に請求します。
  • NHI番号があっても、公的医療の対象になるわけではありません。
  • 記録の開示や訂正で困ったときは、医療機関のプライバシー担当者か、プライバシー・コミッショナーに相談してください。

関連項目

内容の誤りや古い情報に気づいたら、教えてください。公式の情報と照らし合わせて修正します。 誤りを報告する