カテゴリ
仕事・起業・税金
仕事探し、労働者の権利、会社設立、IRD・GST・キウイセーバー。
仕事
- 履歴書(CV)と面接(CV and job interviews)NZの応募書類は、自分で作るCV(履歴書)とカバーレターです。CVはできれば2ページにまとめ、推薦者(referees)を載せます。面接では具体的な経験をSTARの形で話す準備をします。雇用主は採用の前に、あなたがNZで働けるか(ビザ)を確認します。NZで仕事に応募する人向けです。
- 最低賃金と労働者の権利(Minimum wage and employment rights)NZの成人の最低賃金は2026年4月1日から時給NZ$23.95です。書面の雇用契約、年4週間の有給休暇、祝日の手当、病気休暇、休憩は法律で決まった最低限の権利です。ビザで働く人にも同じ最低限の権利があります。
- 仕事の探し方(Looking for a job)NZの仕事は、求人サイト、企業のサイト、人材紹介会社、知人の紹介などで探します。応募にはCV(履歴書)とカバーレター(cover letter)を出すのが一般的で、求人ごとに内容を書き換えます。ビザで働く人は、応募の前に自分のビザの就労条件を確認してください。
- 季節労働(Seasonal work)NZでは、果物や野菜の収穫・箱詰め、ぶどう園の作業、スキー場、観光などの季節の仕事が全国にあります。出来高払い(piece rate)でも最低賃金以上を受け取る権利があり、住まいの費用の天引きには上限があります。ワーキングホリデーの人は、ビザの就労条件を確認してください。
起業・会社設立
- 会社設立(Company registration)NZで会社を作るには、Companies Officeで社名を予約し、オンラインで設立を申請します。取締役(director)のうち少なくとも1人は、NZに住んでいるか、オーストラリアに住んでオーストラリアの会社の取締役である必要があります。2026年10月時点の費用は、社名予約NZ$11.50と設立申請NZ$136.55(GST込み)です。
- 個人事業主(Sole trader)NZで一人で事業をする個人事業主(sole trader)は、政府機関への登録は不要で、IRD番号を取得してIRDに自営を始めたことを知らせます。毎年IR3で所得を申告し、税額が一定を超えると予定納税(provisional tax)が必要です。ACCの保険料も請求されます。ビザによっては自営ができません。
税金
- GSTの基本(Goods and Services Tax)GSTはNZの消費税にあたる税で、税率は15%です。店頭や広告の価格は、特に断りがなければGST込みです。事業の売上が12か月でNZ$60,000以上(見込みを含む)になると、GSTの登録が必要です。
- 所得税とPAYE(Income tax and PAYE)NZで給料を受け取ると、雇用主が所得税とACC保険料をPAYE(源泉徴収)として差し引きます。税率は所得に応じて10.5%〜39%の5段階です。税の年度は4月1日〜翌年3月31日で、給与所得だけの人は多くの場合、IRDが年度末に自動で税額を計算します。
- IRD番号(IRD number)の取得NZで働いて給料を受け取るにはIRD番号(税務番号)が必要です。到着後、オンラインのmyIRから申請でき、手数料はかかりません。学生ビザ・就労ビザ(ワーキングホリデーを含む)・永住ビザの人は、パスポートとImmigration NZの申請番号があれば申し込めます。
- 日本との租税条約と二重課税(Japan–New Zealand Double Tax Agreement)日本とNZの間では、2012年12月10日に署名され2013年10月25日に発効した租税条約が使われています。両国で居住者になったときの判定ルール、短期の勤務の扱い、二重課税を除く方法などを定めています。NZの居住者が日本で納めた税金は、条件を満たせばNZの税金から差し引けます。
- キウイセーバー(KiwiSaver)キウイセーバーは、給料から天引きで積み立てるNZの任意の老後資金制度です。加入できるのはNZ市民と無期限に住める人で、一時的なビザの人は加入できません。2026年4月1日から本人と雇用主の標準の拠出率はそれぞれ3.5%です。
- 年度末・帰国時の税の精算(Income tax assessments and leaving New Zealand)NZの税の年度は3月31日に終わり、給料など税金が引かれた収入だけの人には、IRDが自動で税額を計算して還付や追加の支払いを知らせます。還付金はIRDに登録した銀行口座に振り込まれます。帰国する人は、年度末を待たずに精算を申し出ることもできます。
- 税務上の居住者(NZ tax residency)NZに12か月のうち183日を超えて滞在するか、NZに恒久的住居(permanent place of abode)があると、NZの税務上の居住者になり、原則として世界中の所得にNZで課税されます。新しく来た人は、海外の利子や配当などが約4年間免除される制度(transitional resident)を使える場合があります。ビザの種類とは別に判定されます。