国内の移動手段(Getting around New Zealand)
NZ国内の移動は、飛行機、クック海峡のフェリー、長距離バス、観光列車、車が中心です。地図では近く見えても道路は曲がりくねっていることが多く、移動には時間がかかります。オークランドとウェリントンの公共交通は、交通カードのほか、タッチ決済のカードやスマートフォンで乗れます。
詳細
NZは北島と南島に分かれ、その間をクック海峡(Cook Strait)が隔てています。都市間の移動には、飛行機、フェリー、長距離バス、列車、車を組み合わせます。全体像はTourism New Zealandの交通のページで確認できます。
国内線(飛行機)
国内線は北のノースランドから南のスチュワート島まで、一部の離島も含めて飛んでいます。Tourism New Zealandは、主な国内線の航空会社としてAir New Zealand、Jetstar、Air Chathamsを挙げています。このほか地域路線やチャーター便もあります。
- 主な拠点空港は、オークランド、クライストチャーチ、クイーンズタウン、ウェリントンです。
- ロトルア、ネーピア、ネルソン、ダニーデンなど、地方空港も多くあります。
- チェックインは通常、出発予定時刻の30分前に締め切られます。
- 機内持ち込み手荷物の重さを量られることがあります。大きな空港では保安検査があります。
- チェックインでは、パスポートや運転免許証などの身分証明書を求められることがあります。
詳しくはTourism New Zealandの国内線のページで確認してください。
クック海峡のフェリー
北島のウェリントンと南島のピクトン(Picton)の間を、旅客と車を運ぶフェリーが結んでいます。運航会社は2社です。
| 運航会社 | 区間 | 所要時間(公式サイトの記載) |
|---|---|---|
| Interislander | ウェリントン〜ピクトン | 3.5時間 |
| Bluebridge | ウェリントン〜ピクトン | 約3.5時間(時刻表による) |
- Interislanderのウェリントン側ターミナルは、市中心部と国道1号線の間のカイワラワラ(Kaiwharawhara)にあります。
- Interislanderには、トラックなど商用車専用で、徒歩の乗客が乗れない便があります。
- Bluebridgeは週50便を運航しています(2026年10月時点の公式サイトの記載)。乗用車、キャンピングカー、バイク、トレーラーなども運べます。
- 南島とスチュワート島の間には、旅客フェリーがあります。
長距離バス
地域間を結ぶ全国規模のバス路線網があります。日帰りから数日間の観光バスツアーもあります。路線と時刻は、各バス会社の公式サイトで確認してください。
観光列車
長距離の旅客列車は、3つの観光列車が中心です。運行はGreat Journeys New Zealandが行っています。
| 列車 | 区間 | 運行(2026年10月時点の時刻表ページの記載) |
|---|---|---|
| ノーザン・エクスプローラー(Northern Explorer) | オークランド〜ウェリントン(ハミルトン、トンガリロ国立公園付近などを経由) | 南行きは月・木・土、北行きは水・金・日 |
| コースタル・パシフィック(Coastal Pacific) | クライストチャーチ〜ピクトン(カイコウラ、ブレナムなどを経由) | 季節運行。4月26日から8月31日までは運休 |
| トランツ・アルパイン(TranzAlpine) | クライストチャーチ〜グレイマウス(アーサーズ・パスを経由) | 毎日。ただしアンザック・デーの週末とクリスマスは運休 |
- 全席指定で、満席になると予約なしでは乗れません。事前に予約します。
- 発着時刻はGreat Journeys New Zealandの時刻表ページで確認してください。
都市の公共交通と支払い方法
オークランド(Auckland Transport)
オークランドのバス、電車、フェリーは、Auckland Transport(AT)が運営しています。支払い方法は次のとおりです。
- AT HOPカード:乗るときと降りるときにカードをタッチ(tag on/tag off)します。割引運賃(コンセッション)も使えます。
- タッチ決済のデビットカード・クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express、UnionPay)
- スマートフォンなどのデジタルウォレット(Apple Pay、Google Pay、Samsung Pay)
注意点は次のとおりです。
- バスでは現金で運賃を払えません。
- 乗るときと降りるときは、必ず同じカードや端末でタッチします。
- タッチ決済では、他の人の分を払えません。
- Fullers360のワイヘケ島行きと観光向けの便は、タッチ決済の対象外です。
- 運賃には上限があります。AT HOPカードは7日間でNZ$50、タッチ決済は1日NZ$20です(2026年10月時点のATのページの記載)。
詳しくはATの支払い方法のページで確認してください。
ウェリントン(Metlink)
ウェリントン地方のバス、電車、フェリーはMetlinkの路線です。
- Snapperカードは、バス、電車などで使えます。
- バスと電車では、タッチ決済のVisa・Mastercardや、スマートフォン・スマートウォッチでも払えます。
- 現金で払うと、Snapperやタッチ決済より少なくとも25%高くなります。
- フェリーは路線によって支払い方法が違います。Airport Expressのカード払いは別の仕組みです。
詳しくはMetlinkの運賃のページで確認してください。
全国共通の支払い方法「Motu Move」
NZ交通局(NZTA)と各地の交通機関は、全国共通の支払いの仕組み「Motu Move」を進めています。NZTAのページ(2026年10月時点)によると、現在使えるのはクライストチャーチ周辺(Greater Christchurch)だけです。ウェリントン地方は2027年初め、オークランドは2027年後半に導入する予定です。最新の状況はNZTAのMotu Moveのページで確認してください。
車での移動
NZTAは、地図では近く見えても、道路は山や丘を通る狭く曲がりくねった道が多く、未舗装の砂利道もあると注意しています。
- 所要時間は、NZTAのジャーニー・プランナー(journeys.nzta.govt.nz/journey-planner)で調べられます。
- 2時間ごとに休憩をとり、できれば運転を交代します。長いフライトの後は、十分に眠ってから運転します。
- 出発前に、天気予報(metservice.com)と道路状況(nzta.govt.nz/traffic)を確認します。
日本との違い・注意点
- 長距離の旅客列車は3つの観光列車が中心です。毎日は走らない列車や、季節によって運休する列車があります。
- 北島と南島の間を車で移動するには、フェリーに車ごと乗ります。
- 交通カードは地域ごとに違います。オークランドはAT HOPカード、ウェリントンはSnapperカードです。
- オークランドのバスは現金で乗れません。タッチ決済のカードかAT HOPカードを用意します。
- 地図上の距離から日本の感覚で所要時間を見積もると、時間が足りなくなることがあります。日本との交通ルールの違いは「日本と違う交通ルール」で確認してください。