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生活インフラ/銀行

NZの保険の基本(Insurance basics)

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ひとことで言うと…

NZの保険は大きく、家・家財・車・旅行・医療などの損害保険(general insurance)と、死亡・病気・収入減に備える生命保険(life insurance)に分かれます。ACC(事故補償制度)は事故によるけがだけが対象で、病気は対象外です。加入時に正直に告知すること、トラブルは無料の紛争解決制度に相談できることを押さえておきましょう。NZに住む人向けです。

目次
  1. 詳細
  2. 手順
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点

詳細

NZの保険は、金融市場庁(Financial Markets Authority、FMA)の分類では、大きく2つに分かれます。

  • 損害保険(general insurance):家、家財、車、医療、旅行など。火災、損害、紛失、盗難に備える
  • 生命保険(life insurance):死亡、けが、重い病気に備える保険と、所得補償保険

2025年3月31日から、保険会社は金融機関としての免許を持ち、顧客を公正に扱うための計画(fair conduct programme)を作ることが求められています。

主な保険の種類

政府機関の退職委員会(Te Ara Ahunga Ora)が運営するSortedの説明をもとにまとめます。

種類主な内容詳しい記事
住宅保険(house insurance)火災などによる建物の損害。保険金額(sum insured)が上限。住宅ローンを借りるときは通常求められる住宅保険
家財保険(contents insurance)持ち物の損害・紛失。他人の物を壊したときの補償が付くこともある家財保険
自動車保険(car insurance)対物のみ(third party)、対物+火災・盗難(third party, fire and theft)、車両も含む総合(comprehensive)がある自動車保険
生命保険(life insurance)死亡したときに一時金が出る。一定期間だけの定期型もある
重大疾病保険(trauma/critical illness)特定の病気やけがで一時金が出る
所得補償保険(income protection)病気などで働けないとき、収入の一定割合が出る
高度障害保険(disability insurance)永久的な障害で一時金が出る
住宅ローン返済保険(mortgage protection)働けない間の住宅ローンの返済
医療保険(medical/health insurance)私立病院などの医療費民間の医療保険
旅行保険(travel insurance)持ち物の紛失・盗難、航空券のキャンセル、海外での治療旅行保険

ローンや車の購入に関連する追加の保険として、故障保険(MBI)、ローン残高との差額を補う保険(GAP)、返済を補う保険(CCI/PPI)、延長保証などもあります。

ACCとの関係

ACC(事故補償制度)は、事故によるけがだけを対象にしています。病気や加齢による症状などは対象外です(ACCのページ)。病気で働けなくなったときの収入などは、ACCではカバーされません。詳しくはACCの概要を見てください。

加入するときの注意

FMAのページでは、次の点を挙げています。

  • 自分に合った保険を比べて選ぶ。
  • 用語の定義(「永久的な障害」など)や、補償されない場合(免責事項)を確認する。
  • 健康状態や生活習慣などを正直に伝える。告知していないことがわかると、条件の変更や保険金の支払い拒否につながることがあります。
  • 生活が変わったら、年に1回など定期的に見直す。
  • 保険を乗り換えるときは、新しい保険が始まるまで古い保険を解約しない。乗り換えると、既往症が対象外になる、待機期間がやり直しになるなどのことがあります。
  • 家族に、どんな保険に入っているかを伝えておく。

自動車保険では、違反歴、車の改造、過去の事故や請求、業務での使用などを保険会社に伝える必要があります(Consumer Protectionのページ)。

アドバイザーに相談するとき

生命保険は内容が複雑なため、アドバイザーに相談する人も多くいます。アドバイザーは、保険を勧めることで受け取る手数料(commission)の額を伝える必要があります。乗り換えを勧めるときは、既往症の補償が減るかどうかなども説明する必要があります(FMAのページ)。

苦情・紛争の相談先

  1. まず保険会社に連絡し、正式な苦情の手続きを使う。
  2. 解決しない場合は、その保険会社が加入している紛争解決制度に相談する。

FMAの案内では、紛争解決制度は次の4つで、いずれも無料です。

制度主な対象
Banking Ombudsman Scheme銀行など
Financial Dispute Resolution Service加入している金融事業者
Financial Services Complaints Ltd(FSCL)加入している金融事業者
Insurance & Financial Services Ombudsman Scheme(IFSO)保険会社、金融事業者、アドバイザー、KiwiSaverの運用会社など

IFSOの連絡先は0800 888 202です(IFSOのページ)。

手順

  1. 何に備えたいか(家、持ち物、車、収入、家族など)を整理する。
  2. ACCや勤務先の制度でカバーされる範囲を確認する。
  3. 複数の保険会社の補償内容、免責額(excess)、保険料を比べる。
  4. 申し込み時に、求められた情報を正直に伝える。
  5. 契約書類で補償の範囲と除外事項を確認する。
  6. 生活が変わったら見直す。

費用

保険料は、保険の種類、補償内容、免責額、年齢、健康状態などで変わります。自動車保険では、免責額を高くすると自分が負うリスクが増える代わりに、保険料を抑えられることがあります。

日本との違い・注意点

ここが日本とちがうよ!

ACCは事故によるけがを対象にしており、病気は対象外です。病気への備えは民間の保険で考える必要があります。告知していない既往症や事実があると、保険金が支払われないことがあります。

保険を乗り換えると、既往症が対象外になることがあります。新しい保険が始まるまで古い保険を解約しないでください。どの保険が必要かは人によって違います。必要に応じて資格のあるアドバイザーに相談してください。

ここは大事だよ

ビザ・税・医療・法律などの制度は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の内容を確認してください。このページは一般的な情報で、個別の助言ではありません。

関連項目

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