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住まい / 購入

住宅保険(House insurance)

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概要

家を持つ人は、建物を補償する住宅保険(house insurance)を自分で選んで入ります。火災の補償を含む住宅保険に入っていると、地震などの自然災害で自然災害委員会(NHC)の補償も受けられます。保険金額(sum insured)は売値ではなく建て直しの費用で決めること、申し込み時の告知の義務、苦情の窓口をまとめます。NZで家を持つ人、買う予定の人向けです。

詳細

住宅保険(house insurance)は、家の建物の損害を補償する保険です。保険会社と補償の内容は、持ち主が自分で選びます。家具や家電などの持ち物は、別に家財保険(contents insurance)で備えます(家財保険)。

家を貸している場合も、建物の保険は家主が自分で入り、テナントは自分の持ち物の保険に入ります。詳しくはTenancy Servicesのページで確認してください。

自然災害委員会(NHC)の補償

自然災害委員会(Natural Hazards Commission Toka Tū Ake、NHC)の補償(NHCover)は、住宅保険と組み合わさった公的な補償です。

  • 対象になるのは、火災の補償を含む住宅保険に入っている家です。
  • NHCの負担金(levy)は、住宅保険の保険料に自動で含まれています。
  • 請求は、ふつうは自分の保険会社を通して行います。保険会社が手続きを進めます。

2026年10月時点の主な内容です。

項目内容
対象の災害地震、地すべり、火山活動、熱水活動、津波、これらによる火災。嵐と洪水は土地だけが対象
建物家(別荘を含む)と、日常生活に使う物置・車庫などの付属の建物。60m以内の生活に必要な設備
土地家の下、建物から8m以内、主な通路の下(60mまで)など。車道の舗装、庭、樹木などは対象外
建物の補償の上限1軒につきNZ$300,000+GST
負担金の上限年間NZ$480+GST
免責額(NHCover)建物の請求、土地の請求それぞれ1軒につきNZ$500

上限を超える分は、住宅保険の内容によります。嵐や洪水で家(建物)が壊れた場合は、住宅保険の補償になります。詳しくはNHCの補償のページと嵐・洪水のページで確認してください。

保険金額(sum insured)と建て替えの補償

保険の苦情を扱う保険・金融サービス・オンブズマン(Insurance & Financial Services Ombudsman、IFSO)は、補償の型を次のように説明しています。

型内容
保険金額型(sum insured)家が壊れたとき、保険会社が払う上限の金額を決めておく。建て直しの費用が上限を超えると、足りない分は自分で負担する
建て替え型(total replacement)家がすべて壊れたとき、取り壊しや専門家の費用を含めて、保険会社が建て直しや修理をする
  • 保険金額は、家を買った値段、市場価格、カウンシルの評価額(rating valuation)ではありません。
  • 更地に建て直す費用で考えます。床面積に加えて、車道、フェンス、特別な設備、取り壊し、専門家の費用なども含めます。
  • カンタベリー地震の後、NZの住宅保険の多くは保険金額型になりました。毎年見直すことが勧められています。

保険金額が建て直しの費用より少ないと(underinsurance)、大きな損害のときに自己負担が出ます。詳しくはIFSOのページで確認してください。

補償されるもの・されないもの

  • 住宅保険は、突然で偶然の損害(sudden and accidental damage)を補償します。
  • 少しずつ進んだ損害(gradual damage)は、通常は対象外です。気づいたのは突然でも、原因が長く続いた水漏れという場合があり、よく争いになります。
  • 保険金が支払われるときは、免責額(excess)を自分で負担します。別々の出来事が重なると、複数の免責額がかかることがあります。

詳しくはIFSOの住宅・家財保険のページで確認してください。

告知の義務

  • 申し込みのときは、保険会社が引き受けるかどうかの判断に影響することを、すべて伝える必要があります。
  • 伝えなかった場合、保険会社は契約を無効として扱い、保険金の支払いを断ることがあります。

苦情の申し立て

  1. まず保険会社に苦情を申し立てます。何があったか、なぜ不満か、どうしてほしいかを伝えます。
  2. 解決しなければ、保険会社が加入している無料の紛争解決機関に相談できます。全ての金融サービス事業者は、次の4つのどれかに加入しています(アルファベット順)。
機関連絡先
Banking Ombudsman Scheme各機関のウェブサイトで確認
Financial Dispute Resolution Service(FDRS)各機関のウェブサイトで確認
Financial Services Complaints Ltd(FSCL)0800 347 257
Insurance & Financial Services Ombudsman Scheme(IFSO)0800 888 202、info@ifso.nz

IFSOとFSCLは、どちらも保険の苦情を扱い、利用は無料です。IFSOは、保険会社に苦情を申し立てても解決しない場合に相談を受け付けます。どの機関に加入しているかは、保険会社に聞くか、契約書やウェブサイトで確認できます。詳しくはgovt.nzのページ、IFSOのページ、FSCLのページで確認してください。

手順

  1. 家の建て直しにかかる費用を見積もる。車道やフェンス、取り壊しや専門家の費用も含める。
  2. 複数の保険会社の補償の型、保険金額、免責額、保険料を比べる。
  3. 火災の補償が含まれているか(NHCの補償の条件)を確認する。
  4. 申し込みでは、質問に正確に答え、判断に影響する情報をすべて伝える。
  5. 毎年の更新のときに、保険金額が足りているか見直す。
  6. 損害が起きたら、写真を撮り、すぐ保険会社に連絡する。

家を買うときの流れは不動産購入の流れを見てください。

費用

保険料と免責額は、保険会社、補償の型、保険金額、地域によって違います。NHCの負担金は保険料に含まれ、2026年10月時点の上限は年間NZ$480+GSTです。

日本との違い・注意点

  • NHCの補償は、火災の補償を含む住宅保険に入っている家だけが対象です。住宅保険に入っていないと、地震のときにNHCの補償も受けられません。
  • NHCの建物の補償には上限(NZ$300,000+GST)があります。超える分は住宅保険の内容で決まります。
  • 保険金額型では、建て直しの費用が保険金額を超えた分は自己負担です。売値やカウンシルの評価額で決めないでください。
  • 地震への備えは地震への備えを見てください。
  • この記事は制度の説明です。特定の保険会社を勧めるものではありません。補償の内容は保険会社や免許を持つアドバイザーに確認してください。

関連項目

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