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住まい / 購入

ユニットタイトルとボディコーポレート(Unit titles / Body corporate)

在住駐在
概要

アパートやタウンハウスの多くはユニットタイトル(unit title)という権利で、所有者は自動的にボディコーポレート(body corporate)の一員になり、管理費(levy)を払い、規則を守ります。買う前には、売り手から契約前の開示書類(pre-contract disclosure statement)を受け取って確認します。ユニットタイトルの物件を買う人、持っている人向けです。

詳細

ユニットタイトル(unit title)は、アパートやタウンハウスなど、複数の所有者がいる建物で使われる権利です。ユニットタイトル法(Unit Titles Act 2010)で決められています。ほかの権利の種類との比較は土地の権利の種類を見てください。

何を所有するか

用語内容
主ユニット(principal unit)自分の住戸(アパート、事務所、店舗など)
付属ユニット(accessory unit)駐車場や物置など。持っていることがある
共用部分(common property)廊下、階段、共用の庭など。ボディコーポレートが管理する

詳しくはUnit Titles Servicesのページで確認してください。

ボディコーポレート(body corporate)

  • ユニットを買うと、自動的にボディコーポレートの一員になります。
  • ボディコーポレートは、共用部分と建物全体の管理を行います。
  • 少なくとも年に1回集まり、問題を話し合い、投票で決めます。
  • 委員長(chair)と委員会(committee)は毎年選ばれます。

詳しくはボディコーポレートの仕組みのページで確認してください。

総会(general meeting)

2026年10月時点の主な決まりです。

項目決まり
年次総会(AGM)暦年ごとに1回。前回のAGMから15か月以内
臨時総会(EGM)委員長か委員会がいつでも開ける。所有者の25%以上が求めたら開く
定足数投票できる人の25%以上(原則として最低2人)
投票の方法出席、オンラインなどでの参加、委任状(proxy)、郵便、電子投票
議事録1か月以内に所有者全員に送る

管理費を滞納している所有者は、定足数に数えられず、投票もできません。詳しくは総会のページで確認してください。

決議の種類

決議必要な賛成主な使い道
普通決議(ordinary resolution)投票の過半数(50%超)ほとんどの決定
特別決議(special resolution)75%長期修繕積立金を設けないことなど
指定決議(designated resolution)―共用部分の売買、ユニットの再開発など、建物や所有者のお金に大きく関わる決定
  • 投票は主ユニット1つにつき1票です。
  • 会議に出席している人は、持ち分の割合で票を数える投票(poll)を求めることができます。

詳しくは決議のページで確認してください。

規則(operational rules)

  • 基本の規則は、ユニットタイトル規則(Unit Titles Regulations 2011)に定められています。ボディコーポレートはこれを変更できます。
  • 規則の変更は、LINZ(Toitū Te Whenua Land Information New Zealand)に届け出ないと効力が生じません(Form 15)。
  • よくある規則の例は、共用施設の利用時間、駐車、ごみの出し方、ペット、洗濯物を干す場所、騒音、危険物などです。
  • 所有者だけでなく、ユニットに住むテナントも規則を守る必要があります。テナントに規則を守らせる責任は、所有者(家主)にあります。

詳しくは規則のページと所有者の責任のページで確認してください。

管理費(levy)とお金の管理

  • 所有者は、保険、清掃、庭の手入れ、業者への支払い、修繕などの費用に使う管理費を払います。
  • 負担の割合は持ち分(utility interest)で決まり、多くは所有の割合と同じです。例えば、同じ広さの10戸のうち1戸を持っていれば、費用の10%を払います。
  • ボディコーポレートは、すべての取引を記録し、毎年の財務諸表を作ります。特別決議で決めない限り、会計監査を受けます。
  • 長期修繕積立金(long-term maintenance fund)は、特別決議で設けないと決めない限り設けます。使い道は長期修繕計画に沿った支出です。
  • ボディコーポレートは、建物全体を対象にした保険(principal insurance)に入ります。所有者が自分のユニット用に別の保険をかけることもあります。

詳しくはUnit Titles Servicesのお金の管理のページで確認してください。

修繕と長期修繕計画

誰が何を管理するか
ボディコーポレート共用部分、共用部分に関わる設備、複数のユニットに関わる建物の部分
所有者自分のユニットの内側。独立した建物のユニットでは外側も管理することがある
  • すべてのボディコーポレートは、10年以上の長期修繕計画(long-term maintenance plan)を持つ必要があります。
  • 主ユニットが10以上の大きな建物では、30年の計画が必要です。1〜10年目はくわしい費用、11〜30年目は大まかな内容を書き、3年ごとに見直します。
  • 所有者が、ほかのユニットや共用部分に影響する工事をする場合は、事前にボディコーポレートと影響を受ける所有者の書面の同意が必要です。

詳しくは修繕のページで確認してください。

売り手が出す開示書類

書類出す時期主な内容
契約前の開示書類(pre-contract disclosure statement、PCDS)売買契約を結ぶ前お金、修繕、運営、法的な問題など
決済前の開示書類(pre-settlement disclosure statement、PSDS)決済日の5営業日以上前最新の情報

開示書類がない、遅れた、不完全、または正しくない場合、買い手は契約を取り消すか、決済を延ばせることがあります。書式(テンプレート)は、既存の物件用と完成前の物件(off the plans)用があります。詳しくは開示書類のページで確認してください。

トラブルの解決

所有者どうしや、所有者とボディコーポレートのトラブルは、まず話し合いで解決を目指します。解決しない場合は、テナンシー審判所(Tenancy Tribunal)に申し立て、調停か審理で解決します(Unit Titles Servicesのページ、法務省のページ)。申立の流れはテナンシー審判所と調停を見てください。

手順

ユニットタイトルの物件を買うときの確認の流れです。

  1. 売り手から契約前の開示書類を受け取る。
  2. 管理費の額、持ち分、長期修繕計画、積立金、保険、進行中のトラブルなどを確認する。
  3. 規則を読み、ペットや駐車など、自分の暮らし方に合うかを確認する。
  4. 弁護士かコンベヤンサー(conveyancer)に書類を見てもらってから契約する。
  5. 決済日の5営業日以上前に、決済前の開示書類を受け取って確認する。
  6. 購入後は、総会の案内と議事録を確認し、管理費を期日どおりに払う。

購入全体の流れは不動産購入の流れとコンベヤンシングを見てください。

費用

項目内容(2026年10月時点)
管理費(levy)建物ごとに違う。持ち分の割合で負担する。契約前の開示書類で確認
Tenancy Tribunalへの申立手数料がかかる。テナンシー審判所と調停を参照

日本との違い・注意点

  • 管理費の負担は、持ち分(utility interest)の割合で決まります。開示書類で自分の割合を確認してください。
  • 管理費を滞納すると、総会で投票できません。
  • 規則の変更は、LINZに届け出てはじめて効力が生じます。
  • ユニットを貸す場合も、テナントに規則を守らせる責任は所有者にあります。賃貸の決まりはテナント法の基本を見てください。
  • 契約の判断や開示書類の読み方は、弁護士かコンベヤンサーに相談してください。

関連項目

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