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住まい / 購入

家の買い方(オークション・入札・価格交渉)(Auction, tender, deadline sale and negotiation)

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概要

NZの住宅は、オークション、テンダー(入札)、デッドライン・セール、交渉のいずれかで売られます。オークションは条件を付けられず、落札すると無条件の契約になるため、調査とローンの準備を入札前に済ませます。NZで家を買う予定の人向けです。

詳細

NZでは、売り手が売り方(sale method)を決めます。買い手は売り方に合わせて、オファー(offer、購入の申し込み)の出し方を変える必要があります。この記事は、政府の住宅購入ガイドsettled.govt.nzにもとづいています。購入全体の流れは不動産購入の流れを見てください。

売り方の比較

売り方しくみ条件手付金(deposit)の目安
オークション(auction)公開の競売。最低落札価格(reserve)に達したうえで、最高額の入札者が買う付けられない(無条件)通常、オークション当日に払う。金額はオークションの書類で決まる
テンダー(tender)締め切りまでに、非公開の書面でオファーを出す付けられる通常オファー額の10%前後。不成立なら返金
デッドライン・セール(deadline sale)終了日を決めて売り出し、その日までにオファーを出す付けられる通常、購入価格の10%前後
交渉(negotiation)締め切りなし。価格や条件をやり取りする付けられる通常、購入価格の10%前後(交渉できる)

オークション(auction)

  • 最低落札価格(reserve)は公表されません。入札は、最低落札価格より低い額から始まることが多いです。
  • 最低落札価格に届かない間は、売り手側の入札(vendor bid)が入ることがあります。競売人は、売り手側の入札であることをはっきり示す必要があります。
  • 最低落札価格に届かなければ、物件は「パスイン(passed in)」となり、オークションでは売れません。
  • 広告に「unless sold prior」とあれば、オークション前のオファー(pre-auction offer)を受け付ける可能性があります。関心を伝えておくと、他の買い手が事前のオファーを出したときに仲介業者が知らせてくれるとされています。

無条件であることのリスク

オークションは無条件の売買です。落札すると、ローンが下りなかったり、建物に問題が見つかったりしても、それを理由に契約をやめることはできません。そのため、settled.govt.nzは入札前に次のことを済ませるよう案内しています。

  • 物件の価値を調べる
  • 権利の調査(title search)
  • カウンシルの情報(LIMなど)を取る
  • 建物検査の報告書を取る
  • 資金(ローン)を確定させる
  • オークションの条件と売買契約書を、弁護士やコンベヤンサーに確認してもらう

オークションの前に条件を付けたい場合は、変更合意書(variation of agreement)という書類を使って、事前に取り決める必要があります。調査についてはLIMと建物検査、ローンは住宅ローンを見てください。

詳しくはオークションのページで確認してください。

テンダー(tender)

  • 締め切りまでに、封をした書面でオファーを出します。オファーの内容は非公開です。
  • 売り手は通常、最大5営業日の間に、どのオファーを受けるか(受けないか)を決めます。
  • 「unless sold prior」とあれば、締め切り前に売れることがあります。
  • 無条件のオファーも、条件付きのオファーも出せます。競合がある場合、売り手は無条件のオファーを好む傾向があるとされています。
  • 複数の物件に同時にオファーを出すと、両方が受け入れられて、2軒を買う契約になってしまうことがあります。

詳しくはテンダーのページで確認してください。

デッドライン・セール(deadline sale)

  • 「deadline treaty」「deadline sale」として売り出されます。終了日が決まっています。
  • 売り手は、終了日を待たずにいつでもオファーを受けられます。関心があれば、すぐに仲介業者に伝えるよう案内されています。
  • 売り手は、最高額のオファーを受ける必要はありません。
  • 条件の期限を延ばすには、弁護士やコンベヤンサーを通じて交渉し、書面で変更します。

詳しくはデッドライン・セールのページで確認してください。

交渉(negotiation)

  • 価格は「asking price」「BEO(buyer enquiry over)」「BBO(buyer budget over)」「POA(price on application)」などで示されます。asking priceは、売り手が真剣に検討する金額を示すものとされています。
  • 売り手は、オファーを受ける、断る、内容を変えて返す(交渉)のいずれかを選びます。何度かやり取りすることもあります。
  • 売り手も、決済日や付帯設備(chattels)について条件を付けられます。
  • 双方が契約に署名する前なら、オファーを取り下げられます。

詳しくは交渉のページで確認してください。

マルチオファー(multi-offer)

書面のオファーが2つ以上あると、マルチオファーになります。オファーが自分の1件だけなら、マルチオファーとは言えません。

  • 仲介業者は、手続きを売り手と全ての買い手に説明し、どのオファーも公平に扱う必要があります。
  • 自分のオファーが先に出ていた場合、マルチオファーになったときに見直す機会が与えられます。
  • 他の買い手が取り下げて自分だけになったら、知らされることになっています。
  • これが唯一の機会になることもあります。最高額のオファーが必ず選ばれるとは限りません。

詳しくはマルチオファーのページで確認してください。

手順

  1. 広告で売り方(オークション、テンダー、デッドライン、交渉)を確認する。
  2. 仲介業者に関心を伝え、書類(売買契約書、オークションの条件など)を受け取る。
  3. 弁護士かコンベヤンサーに書類を確認してもらう。
  4. 売り方に合わせて調査とローンの準備をする。オークションは入札前にすべて済ませる。
  5. オファーを出す、またはオークションで入札する。
  6. 契約が成立したら手付金を払い、条件がある場合は期限までに満たす。

費用

手付金は、テンダー、デッドライン・セール、交渉では購入価格(オファー額)の10%前後が一般的とされています(2026年10月時点のsettled.govt.nzの案内)。オークションの手付金の額は、オークションの書類で確認してください。調査や弁護士の費用は依頼先ごとに違います。

日本との違い・注意点

  • オークションで落札すると、無条件の契約になります。「とりあえず入札してみる」ことはせず、準備を終えてから参加してください。
  • 無条件の契約を結んだ後に購入を終えられないと、手付金を失ったり、裁判を起こされたりすることがあります。
  • 価格や条件の判断は、自分で依頼した弁護士やコンベヤンサーに相談してください。仲介業者の役割は不動産購入の流れを見てください。
  • 外国籍の人は、ビザによって購入に制限があります(外国人の不動産購入規制)。

関連項目

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