レジ袋の禁止と使い捨てプラスチックの規制(Plastic bag ban and plastic phase-outs)
ひとことで言うと…
NZでは2019年7月1日から、持ち手の付いた使い捨てのプラスチック製買い物袋が禁止されています。2022年10月と2023年7月には、ストローや食器、野菜・果物用の袋なども段階的に禁止されました。買い物には自分の袋を持って行く必要があります。在住者と旅行者向けです。
詳細
レジ袋の禁止(2019年7月1日から)
NZでは、2019年7月1日から、使い捨てのプラスチック製買い物袋の販売・配布が禁止されています(環境省(Ministry for the Environment)のページ)。次の条件を全て満たす袋が対象です。
- どんな種類のプラスチックでも、厚さが70マイクロメートル未満
- 持ち手がある(袋に穴を開けた持ち手を含む)
- 新品・未使用である
「生分解性」「堆肥化できる(compostable)」とうたう袋や、キャッサバやコーンスターチなど植物由来のプラスチックの袋も対象です。
スーパーだけでなく、物を売る全ての事業者が対象です。ネット販売、マーケット、非営利団体の販売も含まれます。
禁止の対象外の袋
| 対象外の袋 | 例 |
|---|---|
| 持ち手のない袋 | 肉や青果を入れる持ち手のない袋 |
| ごみ袋 | ごみ箱用の袋 |
| ペットのふん用・おむつ用の袋 | |
| 商品の包装の一部になっている袋 | パンの袋、鶏肉の袋 |
| プラスチック以外の袋 | 綿、ジュート、麻、紙、亜麻(flax)の袋 |
| 繰り返し使う合成繊維の袋 | 厚さ45〜70マイクロメートルのナイロン・ポリエステルの袋 |
ただし、野菜や果物用の持ち手のない袋は、2023年7月から別の規制で禁止されています(下記)。
その他のプラスチックの段階的な禁止
レジ袋とは別に、問題のあるプラスチック製品が段階的に禁止されています(環境省のページ)。
2022年10月1日から禁止(環境省の資料)
- 使い捨てのプラスチック製マドラー
- 軸がプラスチックの綿棒(医療・研究用などは例外)
- PVC(塩化ビニル)製の食品トレー
- 店で詰めるポリスチレン製の持ち帰り容器
- 店で売られる発泡スチロール製の包装
- 光や酸素で分解するよう添加剤を加えたプラスチック
2023年7月1日から禁止(環境省の資料)
- 野菜や果物を入れる使い捨てのプラスチック袋
- 使い捨てのプラスチック製の皿・ボウル
- 使い捨てのプラスチック製のカトラリー(フォーク、スプーン、ナイフ、箸など)
- 使い捨てのプラスチック製ストロー
堆肥化できるプラスチックや植物由来のプラスチックも対象です。
ストローは、障害や健康上の理由で必要な人は引き続き使えます。スーパー、薬局、飲食店、医療機関は、求められれば提供でき、必要な理由の証明は求められません。
野菜や果物に貼るラベルについても、家庭で堆肥化できるものへの切り替えが求められています。一部の期限は2028年7月1日に延期されました。
今後の予定
PVCとポリスチレンの食品・飲料容器を禁止する3段階目は、2025年が期限とされていました。政府はこの2025年の期限を取り消し、今後の進め方を検討しています(2026年10月時点。環境省のページ)。
費用
禁止の対象の袋は、有料でも販売できません。違反が故意の場合、廃棄物最小化法(Waste Minimisation Act)に基づき、最高NZ$100,000の罰金が科されることがあります(2026年10月時点)。