NZのラム肉と牛肉(New Zealand lamb and beef)
ひとことで言うと…
NZは羊と牛の牧畜が盛んで、羊は2,360万頭(2024年6月)、肉用牛は380万頭(2025年6月末)です。スーパーでは部位ごとの英語名で売られ、生の肉には原産国の表示が必要です。部位の選び方と、買うときの注意点をまとめます。
詳細
羊と牛の数
Stats NZ(統計局)による家畜の数は次のとおりです。
| 家畜 | 頭数 | 時点 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 羊 | 2,360万頭 | 2024年6月 | 10年前より620万頭(21%)減 |
| 肉用牛 | 380万頭 | 2025年6月末 | 前年より4%増 |
| 乳用牛 | 570万頭 | 2025年6月末 | 前年より1%減 |
羊の数はStats NZのお知らせ、牛の数は2025年6月までの農業生産統計によります。羊と牧畜の数字はNZの羊と牧畜でも紹介しています。
Te Araの「Meat and wool」によると、NZの冷凍肉の輸出は、1882年に船「ダニーデン号(Dunedin)」がイギリスへ羊とラムの枝肉4,909頭分を運んだのが始まりです。NZで生産される肉の多くは輸出されています。
Beef + Lamb New Zealand
Beef + Lamb New Zealandは、羊と牛の農家の団体です。国内で処理される羊や牛にかかる賦課金(levy)で運営されています。家庭向けには、ラム肉や牛肉のレシピを紹介するサイト(recipes.co.nz)を運営しています。
2020年にこの団体が行った投票では、1万票以上が集まり、スコッチフィレ(scotch fillet)がNZで一番人気の牛肉の部位に選ばれました。団体のお知らせによると、スコッチフィレはあばら(rib)の上の部分の肉で、霜降りがあり、表面を強火で焼く料理に向いています。
部位とやわらかさ
Te Araは、Beef + Lamb New Zealandの図を使って、部位をやわらかさで3つに分けています。やわらかくない部位ほど、時間をかけてゆっくり加熱するのが向いています。
牛肉(Te Araの牛肉の部位)
| やわらかさ | 部位(英語名) |
|---|---|
| 最もやわらかい | リブアイ(rib-eye)、プライムリブ(prime ribs)、ウィングリブ(wing rib)、サーロイン(sirloin)、フィレ(fillet) |
| 中くらい | ランプ(rump)、トップサイド(topside)、シルバーサイド(silverside)、シックフランク(thick flank)、フランクスカート(flank skirt) |
| やわらかくない | ブレード(blade)、チャック(chuck)、シン(shin)、ブリスケット(brisket)、スペアリブ(spare ribs)、フランク(flank) |
ラム肉(Te Araのラム肉の部位)
| やわらかさ | 部位(英語名) |
|---|---|
| 最もやわらかい | リブロイン(rib-loin)、ミッドロイン(mid-loin)、フィレ(fillet)、ランプ(rump) |
| 中くらい | トップサイド(topside)、シルバーサイド(silverside)、シックフランク(thick flank)、リブアイ(rib-eye) |
| やわらかくない | ネック(neck)、ショルダー(shoulder)、シャンク(shank)、ブレスト(breast)、フラップ(flap)、スペアリブ(spare ribs) |
Beef + Lamb New Zealandの栄養ガイド(PDF)も、かたい部位は煮込みなど水分を使ってゆっくり、やわらかい部位はグリルやフライパンで手早く焼く調理をすすめています。
手順
スーパーで肉を買うときの流れです。
- 料理に合う部位を選ぶ。焼くならやわらかい部位、煮込むならかたい部位が目安です。
- 原産国を確認する。生の肉は、ラベルか売り場の表示に原産国が書かれています。
- 値札の1kgあたりの値段で比べる。単位価格の見方は単位価格の表示にまとめています。
- 持ち帰ったら、ふたのある容器に入れて冷蔵庫へ入れ、調理済みの食品と分けて保存する。
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
- 部位の名前は英語で、日本の呼び方とは分け方も違います。上の表と、肉の見た目を参考に選んでください。
- 生や冷凍の肉など、加工が最小限の1種類だけの食品には、原産国の表示が必要です。Commerce Commissionのページによると、包装のない肉は、近くの表示で示すこともできます。MBIEのページによると、この規則は2022年2月12日に始まり、冷凍食品は2023年5月12日からです。表示の詳細は食品表示の見方を見てください。
- ひき肉は表面の菌が中まで混ざるため、ハンバーグやソーセージはしっかり加熱します。MPIのページは、75°Cで30秒、70°Cで3分、または65°Cで15分を目安にしています。家庭での食品衛生は家庭での食品衛生にまとめています。
- 冷凍の肉は、冷蔵庫か電子レンジでしっかり解凍してから調理します。