食品表示の見方(Food labels)
NZの包装食品には、消費期限(use-by)か賞味期限(best-before)、原材料、アレルゲンなどが表示されています。2024年2月25日から、主なアレルゲンは太字と「Contains」の一文で示されます。生鮮の肉・魚・青果などには原産国の表示が必要です。
詳細
NZとオーストラリアの食品表示のルールは、共通の基準(Food Standards Code)で決められています。基準は豪NZ食品基準機関(Food Standards Australia New Zealand、FSANZ)が作り、NZでは第一次産業省(Ministry for Primary Industries、MPI)のNZ食品安全局(New Zealand Food Safety)が案内しています。
期限の表示(use-by と best-before)
| 表示 | 意味 | 期限後の販売 |
|---|---|---|
| Use-by(消費期限) | 安全に関わる期限。見た目に問題がなくても、期限後は安全でなくなることがある | 禁止 |
| Best-before(賞味期限) | 品質に関わる期限。期限後も安全なことがある | 安全であれば可 |
| Baked-on / Baked-for | 日持ちが7日未満のパンに付く、焼いた日などの表示 | ― |
- MPIは、use-byを過ぎた食品は食べないよう案内しています。
- best-beforeを過ぎた食品は、見た目やにおいに問題がなければ食べられることが多いとしています。
- 日持ちが3か月を超える食品は、「月と年」だけの表示のことがあります。その場合は、その月の末日が期限です。
アレルゲンの表示
主なアレルゲンは、食品に含まれるときや、製造に使ったときに表示が必要です。MPIが挙げている主なものは次のとおりです。
| 分類 | 例 |
|---|---|
| 穀物 | 小麦(wheat)、グルテンを含む穀物(ライ麦、大麦、オーツ麦など) |
| 動物性 | 乳(milk)、卵(egg)、魚(fish)、甲殻類(crustacean)、軟体動物(mollusc) |
| 豆・種子 | ピーナッツ(peanut)、大豆(soy)、ごま(sesame)、ルピナス(lupin) |
| 木の実(tree nuts) | アーモンド、ブラジルナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミア、ピーカン、松の実、ピスタチオ、くるみ |
| その他 | 添加された亜硫酸塩(10mg/kgを超える場合) |
ローヤルゼリーには警告の表示が必要です。
分かりやすいアレルゲン表示(Plain English Allergen Labelling)
2024年2月25日から、包装食品のアレルゲンの書き方が統一されました。
- 原材料の一覧の中で、アレルゲンを決められた名前で太字にします(例:cheese(milk))。
- 原材料の一覧の近くに、「Contains」で始まる太字のまとめの一文を入れます。
2024年2月25日より前に包装された食品は、2026年2月25日まで古い表示のまま売ることができました。
「may contain」の表示
「may contain traces of(〜が混入している可能性があります)」という表示は、法律で義務付けられたものではありません。製造の過程で意図せず混ざる可能性があるときに、メーカーが任意で書くものです。
包装されていない食品・外食
カフェ、レストラン、テイクアウトの店は、食品にラベルを付ける必要はありません。ただし、アレルゲンの情報をメニューに載せるか、客に聞かれたら伝える必要があります。
原産国の表示(Country of origin)
規則(Consumer Information Standards (Origin of Food) Regulations 2021)で、次の食品には原産国の表示が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の食品 | 1種類だけの果物・野菜、魚・魚介類、肉、塩漬けなどの加工をした豚肉(cured pork)で、加工が最小限のもの |
| 状態 | 生鮮、冷凍、解凍したもの |
| 開始 | 2022年2月12日(冷凍食品は2023年5月12日) |
| 表示の方法 | 商品か包装、または商品の横の表示に、英語かマオリ語で、育った・とれた国や海域を書く |
| ネット販売 | 商品の案内・広告の中で示す |
| 対象外 | 募金のための販売、レストランやテイクアウトなどその場で食べるための食品 |
複数の材料を混ぜた食品は対象外です。ワインにも原産国の表示が必要です。
そのほかの表示
- 栄養成分表示(Nutrition Information Panel):ほとんどの食品に必要です。エネルギー、飽和脂肪、糖類、ナトリウムなど7項目を示します。小さな包装、ハーブ・スパイス、酒類などは対象外です。
- 食品添加物:原材料の一覧で、働きと3桁の番号で示されます(例:Thickener(440))。
- 事業者の連絡先:私書箱だけでなく、所在地の住所が必要です。
- 遺伝子組換え(GM)食品と放射線照射食品は、そのことを表示します。
- 酒類は、アルコール度数(%)と標準飲酒量(standard drinks)を表示します。
ヘルススターレーティング(Health Star Rating)
0.5〜5の星で、食品の健康度を示す表示です。表示は任意のため、付いていない食品もあります。MPIは、似た種類の食品どうしで比べ、違う種類の食品(例:ピーナッツバターとシリアル)を比べないよう案内しています。
手順
表示に問題があると思ったときの連絡先です。
- 印刷ミスなどの小さな問題は、ラベルに書かれたメーカーに連絡する。
- use-byを過ぎた食品が売られていた、安全に問題があるなどの場合は、MPIのページからNZ食品安全局に報告する。商品、期限の表示、店、買った日時、写真やレシートなどを用意します。
- 「オーガニック」「ハラール」などの表示が誤解を招くと思う場合は、商務委員会(Commerce Commission)に相談する。
日本との違い・注意点
- NZでは「Use-by」が安全に関わる期限、「Best-before」が品質に関わる期限です。英語の表示を見分けてください。
- アレルゲンは太字と「Contains」の一文で示されます。ただし「may contain」は任意の表示のため、表示がなくても混入がないとは限りません。
- 外食では食品にラベルがありません。アレルギーがある人は店に確認してください。
- 原産国の表示が必要なのは、生鮮の肉・魚・青果などに限られます。加工食品の原産国は表示されていないことがあります。
- 食物アレルギーの症状や対応は、GPなどの医療機関に相談してください。詳しい表示のルールはMPIのページで確認してください。