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家庭での食品衛生(Food safety at home)
概要
NZ食品安全局(MPI)は、家庭での食中毒を防ぐため、手を洗う・しっかり加熱する・覆って分ける・すぐ冷やすことをすすめています。冷蔵庫は2〜5°Cに設定し、残り物は2時間以内に冷蔵庫へ入れます。鶏肉は洗わず、中心まで火を通します。
詳細
第一次産業省(MPI、Ministry for Primary Industries)のNZ食品安全局(New Zealand Food Safety)は、家庭での食中毒を防ぐための情報を出しています。2017年のMPIの発表では、家庭での食中毒は毎年約10万件で、原因で最も多いのはカンピロバクター(Campylobacter)です。
MPIの冊子「Food safety at home」をもとに、基本を4つに分けてまとめます。
1. 清潔にする(Clean)
- 料理の前と食事の前に、手を洗います。生の肉を触った後、トイレやおむつ替えの後、ペットを触った後も洗います。
- 石けんと流水で20秒洗い、清潔なタオルかペーパータオルで20秒かけて乾かします。
- 石けんと水がないときは、アルコール60%以上の手指消毒剤を使えます。ただし、手洗いほどの効果はありません。
- 生の肉に使ったまな板や包丁、皿は、熱い湯と洗剤で洗います。
手洗いの方法はMPIのページで確認できます。
2. しっかり加熱する(Cook)
| 食品 | 目安 |
|---|---|
| 鶏肉 | 中心まで火を通す。肉汁が透明で、中がピンク色でない |
| ひき肉 | 中心までしっかり加熱する |
| 温度計で測る場合 | 75°Cで30秒、70°Cで3分、または65°Cで15分 |
| 卵 | 白身が完全に固まり、黄身にとろみが出るまで |
| 温め直し | 75°Cを超えるまで、熱々にする |
鶏肉は、調理前に洗わないでください。水では菌は死なず、流しや調理台に菌を広げてしまいます。
3. 覆って分ける(Cover)
- 冷蔵庫の中では、生の食品と調理済みの食品を分けて置きます。
- 食品はふたがしっかり閉まる容器に入れるか、覆います。
- 生の鶏肉と調理済みの食品には、別のまな板を使います。
4. すぐ冷やす(Chill)
- 冷蔵庫の温度は2〜5°Cに設定します。
- 菌は5〜60°Cの間で増えます。
- 残り物は、調理後できるだけ早く、遅くとも2時間以内に冷蔵庫か冷凍庫に入れます。2時間以内に冷やせなかったものは捨てます。
- 冷凍の食品は、調理台ではなく冷蔵庫か電子レンジで解凍します。
残り物を冷蔵庫で保存できる目安は次のとおりです。
| 残り物 | 冷蔵庫での目安 |
|---|---|
| 温め直して食べるもの | 4日まで |
| 冷たいまま食べるもの(パスタサラダなど) | 2日まで |
| ご飯を使ったもの | 2日まで |
| クリスマスのハム(冷たいまま) | 7日まで(75°Cを超えるまで温め直せば、さらに2日) |
ご飯は、炊く前の米に加熱で死なない菌の芽胞が含まれることがあるため、注意が必要です。
期限の表示
消費期限(use-by)を過ぎた食品は食べないでください。賞味期限(best-before)を過ぎた食品は、傷んだ様子がなければ食べられます。表示の詳しい説明は食品表示の読み方にまとめています。
貝を食べるとき
自分で採った貝は、採った時点で死んでいたものや殻が割れたものは食べません。貝は65°Cで1分以上、殻が開いて身が締まるまで加熱します。
貝毒の警報が出ている浜の貝は、加熱しても食べられません。採る前に、釣りと貝採りのルールで警報の確認方法を読んでください。
日本との違い・注意点
- NZの夏はバーベキューやピクニックが多い季節です。残り物は2時間以内に、冷蔵庫か保冷剤を入れたクーラーボックス(chilly bin)に戻しましょう。
- MPIによると、夏に最も多く報告される食中毒は、加熱が足りない鶏肉などによるカンピロバクターです。鶏肉は中心まで火を通しましょう。
- 自分で採った貝には貝毒の危険があります。警報を必ず確認してください。
- 体調が悪くなったときは、Healthline(0800 611 116)に相談できます。詳しくは救急(111)と電話の健康相談を読んでください。
- 妊娠中の人や乳幼児の食事には、別の注意点があります。MPIの家庭の食品安全のページで確認してください。
関連項目
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