キウイ英語のフレーズ(New Zealand English phrases)
NZの会話では「Sweet as」「She'll be right」「Yeah, nah」「Chur」のようなくだけたフレーズをよく耳にします。返事やお礼、文の終わりに付ける「ay/eh」など、場面ごとの使われ方を、政府観光局と政府の百科事典Te Araの説明をもとにまとめます。
詳細
ここでは、会話の中でのフレーズの使われ方をまとめます。政府観光局のTourism New Zealandと、政府の百科事典Te Ara(テ・アラ)が説明している表現だけを取り上げます。単語の意味の一覧はキウイ英語の単語を読んでください。
返事・あいづちのフレーズ
| フレーズ | 意味(公的な説明) | 使われる場面 |
|---|---|---|
| Sweet as / Sweet | ありがとう、大丈夫、気にしないで、どういたしまして、いいね | 誘いや提案への返事、お礼への返事 |
| She’ll be right | 心配ない、大丈夫、きっとうまくいく | 相手を安心させるとき |
| Yeah, nah | はっきり決めずに「いいえ」と言う言い方 | 誘いを遠回しに断るとき |
| Hard out | 強く同意する | 「ほんとそれ」と言いたいとき |
| Far out | わあ、すごい(驚きや感動) | 驚いたとき |
Tourism New Zealandは、次のような例を紹介しています。
- 「ワナカではブルー・プールズに行こうよ」→「Sweet as, sounds good.(いいね、そうしよう)」
- 「ハイキングに行かない?」→「Yeah, nah, I’ll think about it ay.(うーん、考えておくよ)」
「Yeah, nah」は、「Yeah」で始まっても答えは「いいえ」寄りです。最後の言葉に注意して聞きましょう。
お礼のフレーズ
| フレーズ | 意味(公的な説明) | 使われる場面 |
|---|---|---|
| Chur | ありがとう。「sweet as」「すごいね」の意味にもなる | 手伝ってもらったとき |
| Tu meke / Too much | 気前のよい行いへの感謝 | 何かをしてもらったとき |
| Kia ora | こんにちは、ありがとう | あいさつ、お礼 |
Tourism New Zealandの例では、「パンクしたタイヤの交換を手伝うよ」→「Chur, bro.」、「冷蔵庫からビールを持ってくるね」→「Ah tu meke, bro!」のように使われます。
「Kia ora」はマオリ語のあいさつです。Tourism New Zealandは、首相やニュースキャスター、街の店の人も日常の会話で使っていると紹介しています。マオリ語のあいさつはテレオ・マオリの基本表現も読んでください。
文の終わりに付ける「ay/eh」
「ay」または「eh」(エイ)は、文の終わりに付けることが多い言葉です。Tourism New Zealandによると、「もう一度言って」「どう思う?」のような意味になります。
人を表すフレーズ
| フレーズ | 意味(公的な説明) |
|---|---|
| a dag | 一風変わった、面白い人 |
| a hard-case | 面白い人、とんでもないことをすることで知られる人 |
| bro | mate、man、dude と同じ呼びかけ |
「dag」は、羊の毛にからまった汚れた毛のことも指します。
動作を表すフレーズ
| フレーズ | 意味(公的な説明) |
|---|---|
| have a yarn | おしゃべりをする |
| spin a yarn | 話を大げさにする |
| have a squiz | さっと見る |
| go on a tiki tour | 見て回る、ドライブや小旅行をする |
| cark it | 死ぬ |
「yarn」は、ただのおしゃべりにも使います。「spinning yarns」と言うときは、話に誇張が含まれることが多いと説明されています。
体調や気分を表すフレーズ
| フレーズ | 意味(Te Araの説明) |
|---|---|
| as crook as a dog | 重い病気である |
| feel a box of birds | 機嫌がよい |
| join the business waka | 実業界に入る(waka はマオリ語でカヌー) |
Te Araの解説によると、NZの英語はくだけた場面だけでなく、さまざまな場面で使われます。マオリ語の言葉を取り入れていることも特徴です。
日本との違い・注意点
- 「Yeah, nah」は「はい」ではなく、遠回しな「いいえ」です。
- 「Sweet as」は、お礼・了解・どういたしましてなど、場面によって意味が変わります。
- 「cark it」(死ぬ)のように、くだけすぎた表現もあります。意味がわからないフレーズは、使う前に確認しましょう。
- これらはくだけた言い方です。仕事の書類や面接、役所の手続きでは、一般的な英語を使いましょう。
- ほかの表現はTourism New Zealandのスラングのページで確認できます。