NZの言語(Official languages)
NZで法律により公用語とされているのは、テレオ・マオリ(マオリ語)とNZ手話(NZSL)の2つです。英語は日常や行政で広く使われる事実上の公用語ですが、2026年には英語を公用語とする法案が国会に出されました。NZで暮らす人・旅行する人向けの基本です。
詳細
公用語の一覧
| 言語 | 位置づけ | 根拠の法律 |
|---|---|---|
| テレオ・マオリ(te reo Māori、マオリ語) | 公用語 | Maori Language Act 1987(現在はTe Ture mō Te Reo Māori 2016) |
| NZ手話(New Zealand Sign Language、NZSL) | 公用語 | New Zealand Sign Language Act 2006 |
| 英語(English) | 事実上の公用語(de facto) | 2026年に英語の公用語化の法案が国会に提出 |
テレオ・マオリ(マオリ語)
マオリ語は、1987年のマオリ語法(Maori Language Act 1987)で公用語になりました。この法律で、マオリ語委員会(Te Taura Whiri i te Reo Māori)が設けられました。
1987年の法律は、2016年のマオリ語法(Te Ture mō Te Reo Māori 2016)に置き換えられています。2016年4月29日に成立したこの法律は、マオリ語をNZの公用語とし、アオテアロア(Aotearoa)の先住の言語と位置づけています。裁判などの法的な手続きで、マオリ語を話す権利も定めています。
2016年の法律で、マオリ語の再活性化を支える機関テ・マーターワイ(Te Mātāwai)もできました。詳しくはTe Taura Whiri i te Reo Māoriのページで確認できます。
あいさつや発音はテレオ・マオリの基本表現と地名の読み方を読んでください。
NZ手話(NZSL)
NZ手話は、2006年のNZ手話法(New Zealand Sign Language Act 2006)で公用語になりました。2006年4月10日に成立し、翌日から施行されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | NZ手話の使用を広め、守る |
| 法的な手続き | NZ手話を第一言語、またはふだん使う言語とする人は、裁判などでNZ手話を使える |
| 通訳 | 手続きでNZ手話を使う人がいるとき、裁判官などの議長役は、能力のある通訳を用意する |
| 担当の省庁 | 社会開発省(Ministry of Social Development) |
法律の条文はlegislation.govt.nzのNZ手話法で読めます。
英語
英語は、長いあいだ事実上の公用語として、広く使われ、公用語として受け入れられてきました。ただし、公用語であることは法律に書かれていませんでした。
2026年、英語をNZの公用語とする英語法案(English Language Bill)が国会に提出されました。法案の説明では、英語を法律で公用語と認めても、マオリ語とNZ手話の公用語としての地位や使い方には影響しないとしています。法案の最新の状況はlegislation.govt.nzの法案のページで確認してください。