スチュワート島(Stewart Island/Rakiura)
ひとことで言うと…
スチュワート島(ラキウラ)は南島の南にあるNZで3番目に大きい島で、ブラフからフェリーで約1時間、インバーカーギルから飛行機で約20分です。島の85%がラキウラ国立公園で、野生のキーウィを見られる場所があります。害獣のいないウルヴァ島に渡る前には、荷物や靴の点検が必要です。
目次
詳細
スチュワート島(Stewart Island/Rakiura)は、南島の南、フォーヴォー海峡(Foveaux Strait)の向こうにある島です。Te Ara(NZ政府の歴史・文化サイト)によると、NZで3番目に大きい島で、面積は1,680km²です。ブラフ(Bluff)から39km離れています。マオリ語名のラキウラ(Rakiura)は「輝く空」という意味で、オーロラ(南極光、aurora australis)を指すとされています。
NZの離島全体は「北島・南島以外の島々」を読んでください。
行き方
DOC(自然保護省)のページによると、行き方は次の2つです。
| 手段 | 出発地 | 所要時間 |
|---|---|---|
| フェリー | ブラフ | 約1時間 |
| 飛行機 | インバーカーギル(Invercargill)空港 | 約20分 |
- フェリーはハーフムーン・ベイ(Halfmoon Bay)に着きます。運航はStewart Island Experienceです。時刻と運賃はStewart Island Experienceのページで確認してください。
- 飛行機で着くライアンズ・クリーク(Ryan’s Creek)の飛行場からは、送迎の車があります。
- 島を訪れる人には、訪問者税(visitor levy)がかかります。施設やサービスの整備、環境への影響を抑えるために使われます。金額などはSouthland District Councilのページで確認してください。
オーバン(Oban)
島の中心はハーフムーン・ベイの町オーバン(Oban)です。Te Araによると、2013年の国勢調査では住民は378人で、全員がハーフムーン・ベイに住んでいます。宿泊施設や店などの観光客向けのサービスは、この町に集まっています。
町には、DOCのラキウラ国立公園ビジターセンター(Rakiura National Park Visitor Centre、15 Main Road, Oban)があります。長い山歩きの前には、ここで情報を得ることが勧められています。
ラキウラ国立公園(Rakiura National Park)
DOCのページによると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 面積 | 15万7,000ha(島の85%) |
| 指定 | 2002年 |
| 見られる動物 | アザラシ、ペンギン、キーウィ、ウェカ、多くの鳥 |
| 犬 | 連れて入れない |
| ドローン | 許可のない飛行は禁止 |
国立公園全般は「国立公園の概要」を読んでください。
ラキウラ・トラック(Rakiura Track)
ラキウラ・トラックは、DOCのグレートウォーク(Great Walks)の一つです。DOCの比較ページによると、ハーフムーン・ベイの近くから出発して戻る周回コースで、距離は32km、日数は3日です。森、鳥、浜辺の景色が楽しめます。
予約の方法や料金は「グレートウォーク」を読んでください。
キーウィを見る
DOCのページは「スチュワート島には人よりも多くのキーウィがいる」と紹介しています。島のキーウィの種類は「キーウィ」を読んでください。
グローリー・コーブ景観保護区(Glory Cove Scenic Reserve)は、キーウィの保護区で、野生のキーウィを見られる場所です。DOCのページによると、決まりは次のとおりです。
- オーバンのゴールデン・ベイ(Golden Bay)の桟橋から、水上タクシーで行きます。
- 18時から翌6時までに入るには、許可が必要です。許可はビジターセンターで受けます。
- 決められた道を歩き、キーウィと森の間に立たないようにします。
- フラッシュ撮影や強い明かりは使いません。
- 犬は連れて入れません。キーウィ保護区の中ではキャンプできません。
ウルヴァ島(Ulva Island/Te Wharawhara)
ウルヴァ島は、スチュワート島の近くにある島です。DOCのページによると、1996年にネズミの駆除が終わり、1997年から害獣のいない状態が続いています。誰でも訪れることができる、NZでも数少ない害獣のいない保護区(open sanctuary)です。
- 行き方:ハーフムーン・ベイかゴールデン・ベイから、水上タクシー、ガイドツアー、チャーター船などでポスト・オフィス・ベイ(Post Office Bay)の桟橋へ渡ります。遊歩道はここから始まります。
- 見られる鳥:キーウィ、カカ(kākā)、サドルバック(saddleback)、イエローヘッド(yellowhead)、スチュワート島ロビン、トゥイ、ベルバード、ハト、ファンテイル、ライフルマン、ブラウン・クリーパーなど。
- 決まり:夜の上陸は禁止です。キャンプや宿泊はできません。犬は地上の鳥を殺すことがあるので連れて行けません。許可のないドローンは禁止です。決められた道を歩き、野生動物に餌をやらず、ごみは持ち帰ります。
周りの海はウルヴァ島海洋保護区(Ulva Island Marine Reserve)です。海洋保護区のルールは「海洋保護区」を読んでください。
上陸前の点検(バイオセキュリティ)
ウルヴァ島を害獣のいない状態に保つため、DOCは上陸前の点検を求めています。
- 船、かばん、靴に、ネズミや植物の種が付いていないか確認する。ネズミは船にまぎれ込むことがあり、雑草の種は靴に付いて運ばれます。
- ネズミがいた形跡を見つけたら、すぐにDOCに知らせる。
DOCのスチュワート島の窓口は、電話 +64 219 02295、メール stewartisland@doc.govt.nz です。NZの害獣対策は「プレデター・フリー2050」を読んでください。
天気
Te Araによると、ハーフムーン・ベイでは年に約210日雨が降り、年間降水量は1,600mmです。DOCは、風、雨、日差し、みぞれのどれにも備えるよう案内しています。南の天気は一年中、いつでも荒れて雨や風が強くなることがあります。国立公園の北西や南の周回コースでは、ぬかるみや増水がよくあります。
星空
マオリ語名が示すように、島は空の美しさで知られています。星空については「星空観察」を読んでください。
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
ウルヴァ島に渡る前は、かばんと靴に種やネズミが付いていないか、自分で点検します。日本の観光地ではあまりない手順です。ラキウラ国立公園、ウルヴァ島、グローリー・コーブには犬を連れて入れません。許可のないドローンも禁止です。
グローリー・コーブに夜入るには、事前にビジターセンターで許可を受ける必要があります。天気が急に変わる地域です。夏でも雨具と防寒着を持って行ってください。
フェリーや飛行機は天候で欠航することがあります。運航状況は運航会社で確認できます。