自然・防災 / 動植物
海洋保護区(Marine reserves)
概要
NZの海洋保護区は、釣りや生き物の採取が一切禁止された「ノーテイク(no-take)」の海です。貝殻や石を持ち帰ること、魚にえさをやることもできません。シュノーケリングや泳ぎは楽しめます。違反すると罰金や道具の押収の対象になります。
詳細
海洋保護区(marine reserve)は、自然保護省(DOC)が管理する海の保護区です。DOCのページでは、海洋保護区を「完全なノーテイク(no-take)区域」と説明しています。海の生き物を、科学的な研究と人々の楽しみのために守る場所です。
根拠となる法律は、海洋保護区法(Marine Reserves Act 1971)です。
全ての海洋保護区のルール
DOCが示している、全ての海洋保護区に共通するルールです。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 釣り | どんな種類の釣りも禁止 |
| 採取 | 海の生き物を取ったり殺したりしない |
| 持ち出し | 生き物や物(貝殻・石など)を動かしたり持ち去ったりしない |
| えさやり | 魚にえさをやらない(自然な行動を乱すため) |
| いかり | 海底を傷つけないよう、注意していかりを下ろす |
海洋保護区法に違反すると、道具・船・車の押収、罰金、懲役の対象になることがあります(DOCのプアナイツ諸島海洋保護区のページ)。
主な海洋保護区
DOCの一覧には、全国の海洋保護区が載っています。境界の地図も確認できます。
ケープ・ロドニー=オカカリ・ポイント海洋保護区(Cape Rodney-Okakari Point)
- オークランドの北にあります。
- DOCは、オークランドの近くでシュノーケリングやスキューバダイビングを楽しめる場所の一つとして紹介しています。
- 泳ぎ、カヤック、浜辺の散歩も楽しめます。
プアナイツ諸島海洋保護区(Poor Knights Islands Marine Reserve)
DOCのページによると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | ノースランド(Northland)の東海岸の沖、約22km |
| 指定 | 1981年 |
| 広さ | 2,410ヘクタール |
| 行き方 | 船で行く。主な出発地はトゥトゥカカ・マリーナ(Tutukaka Marina) |
海中には洞窟、アーチ、トンネル、切り立った崖があります。崖は海面下100mまで続きます。海綿の群生、ヤギ類(gorgonian)、ケルプの森、深い所には黒サンゴも見られます。
プアナイツ諸島では、共通のルールに加えて次のルールがあります。
- 船からも岸からも、どんな釣りも禁止です。
- 島や岩に上陸できません。
- 船を岸につないではいけません。
- 岸から200m以内では、船の速さは5ノットまでです。
南島のアカロア海洋保護区については、バンクス半島の記事で紹介しています。
手順
海洋保護区で泳いだり潜ったりするときの流れです。
- DOCの一覧で、行く場所が海洋保護区かどうかと境界を確認する。
- 保護区の中では釣りをしない。近くで釣る場合は、境界の外であることを確認する。
- 船で行く場合は、いかりの下ろし方と速度の制限を確認する。
- 見るだけにして、生き物や貝殻、石は持ち帰らない。
日本との違い・注意点
- 海洋保護区では、貝殻や石1つでも持ち帰れません。海岸で貝殻を拾う感覚で拾わないようにしましょう。
- 魚にえさをやることも禁止です。
- 海洋保護区の外の海で釣りをするときも、魚ごとの数とサイズの上限があります。釣りと貝採りのルールを読んでください。
- 海でクジラやイルカ、オットセイに会ったときのルールはクジラ・イルカ・アザラシにまとめています。
関連項目
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