マオリ文化 / ティカンガ(作法)
ワイアタ(Waiata)—マオリの歌と歓迎の場での役割
概要
ワイアタ(waiata)はマオリの歌です。歓迎の儀式ポーフィリ(pōwhiri)では、演説が終わるたびに話し手と仲間がワイアタを歌い、演説を支えます。職場や学校の歓迎、マラエ訪問で歌う場面がある人向けに、役割と準備のしかたをまとめます。
詳細
ワイアタとは
ワイアタ(waiata)は、マオリの歌です。伝統的な歌はワイアタ・モーテアテア(waiata mōteatea)と呼ばれます。Te Ara(NZ百科事典)のページによると、マオリの学者アーピラナ・ンガタ(Apirana Ngata)は、伝統的な歌を主に3つに分けました。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| ポーポー、オリオリ(pōpō, oriori) | 子守歌。子どもに自分の出自や歴史を伝える大切な手段だった |
| ワイアタ・タンギ(waiata tangi) | 哀歌。戦士や首長を悼む歌、失った土地やカヌーを嘆く歌など |
| ワイアタ・アロハ(waiata aroha) | 恋の歌。喜びよりも、離れた夫を案じる気持ちや、恋人を待つ思いを歌うものが多い |
ワイアタは今も新しく作られ、新しい場面に合わせて形を変えています。
歓迎の儀式でのワイアタ
歓迎の儀式ポーフィリ(pōwhiri)では、演説(whaikōrero)が一つ終わるたびに、話し手と仲間がワイアタを歌います。伝統的な歌であることが多いです。ワイアタは、マラエでの正式な演説を支える役割を持ちます。
つまり、訪問者側にも、演説の後に歌うワイアタが必要です。大きく重要な歓迎では、亡くなった人への哀歌や、伝統的な歌やチャントが加わることもあります。
ポーフィリ全体の流れは歓迎の儀式ポーフィリとホンギで説明しています。
よく歌われるワイアタ
公的機関も、職員や市民向けにワイアタの歌詞を公開しています。
| 公開している機関 | 載っている主なワイアタ |
|---|---|
| テ・プニ・コーキリ(Te Puni Kōkiri、マオリ開発省) | Mauria Te Pono、Ehara Taku Toa E、Hūtia、Ka Poipoia |
| ワイタキ地区カウンシル(Waitaki District Council) | Te Aroha、Purea Nei、Tūtira Mai ngā Iwi、E rere te Manu など |
トゥーティラ・マイ・ンガー・イウィ(Tūtira Mai ngā Iwi)やテ・アロハ(Te Aroha)の歌詞は、ワイタキ地区カウンシルの歌詞シートで確認できます。テ・プニ・コーキリの歌詞はTe Puni Kōkiriのページにあります。
手順
職場や学校の歓迎で、訪問者側としてワイアタを歌うときの準備の例です。
- 歓迎の流れと、訪問者側が歌う場面があるかを、主催者に確認します。
- グループで歌うワイアタを1曲決めます。迷ったら、主催者やマオリ文化の担当者に相談します。
- 歌詞を配り、事前に何度か一緒に練習します。
- 当日は、自分たちの話し手の演説が終わったら、話し手のそばに立って一緒に歌います。
日本との違い・注意点
関連項目
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