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マオリ文化 / ティカンガ(作法)

コハ(Koha)—マラエでの贈り物

概要

コハ(koha)は、訪問者が受け入れ側のもてなしに応えて贈るものです。かつては食べ物やヒスイの装飾品などでしたが、いまは一般にお金です。歓迎の儀式ポーフィリ(pōwhiri)の中で、訪問者側の最後の話し手が地面に置いて渡すのが代表的な形です。マラエ訪問やタンギハンガに参加する人向けです。

詳細

コハとは

Te Ara(NZ百科事典)のページによると、コハ(koha)は、訪問者が受け入れ側に贈るものです。受け入れ側は訪問者を手厚くもてなします。コハは、そのもてなしに訪問者が応えるための習わしです。

時代コハの形
かつて食べ物や、ヒスイ(greenstone)の装飾品などの貴重な品
いま一般にお金。金額は、贈る人の事情と、感謝を示したい気持ちによって決まる

受け入れ側をタンガタ・フェヌア(tangata whenua)、訪問者をマヌヒリ(manuhiri)と呼びます。

マラエでの渡し方

コハは、歓迎の儀式ポーフィリ(pōwhiri)の中で、正式に渡されることが多いです。Te Araの「Te kawa o te marae」では、次のように説明されています。

  • 通常、訪問者側の最後の話し手が、演説の後に地面に置きます。
  • 多くの訪問者は、紙幣を封筒に入れて渡します。
  • 年長者(kaumātua)の中には、風で封筒が飛ばされないよう、硬貨を封筒に入れる人もいます。
  • 訪問者は、儀式が始まる前に、封筒に入れたコハを自分たちの年長者に預けます。

置かれたコハは、受け入れ側の人が拾い上げます。Te Araには、1988年にオークランド大学のマラエ(Waipapa)の開所式で、訪問者が置いたコハを受け入れ側の人が拾い上げる写真が載っています(Te Araの写真のページ)。

ポーフィリ全体の流れは歓迎の儀式ポーフィリとホンギで説明しています。

タンギハンガのとき

タンギハンガ(tangihanga、マオリの葬儀)では、参列者も迎え入れの儀式を経て、演説や歌を交わします(Te Araのページ)。タンギハンガでのコハの有無や渡し方は、遺族やマラエによって違います。参列する前に、同行する人や主催者に確認してください。タンギハンガ全般はタンギハンガで説明しています。

手順

グループでマラエを訪問するときの、コハの準備の例です。

  1. 主催者に、コハを用意するかと、渡し方を確認します。
  2. グループの中でお金を集め、封筒に入れます。
  3. 儀式の前に、封筒をグループの年長者や最後に話す人に預けます。
  4. 儀式では、最後の話し手が演説の後に地面に置きます。訪問者は、受け入れ側が拾い上げるのを見守ります。

日本との違い・注意点

  • コハは個人が直接手渡すものではなく、グループとして儀式の中で渡すのが代表的な形です。個人で用意する場合も、渡し方をグループの代表者に確認しましょう。
  • 金額に決まりはありません。いくら包むかは、主催者やグループ内で相談してください。
  • 作法はマラエや部族(iwi)ごとに違います。最終的には受け入れ側の指示に従ってください。
  • マラエでの作法全般はマラエ訪問のマナー、演説の後に歌う歌はワイアタを参考にしてください。

関連項目

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