マオリ文化 / ティカンガ(作法)
ホンギ(Hongi)のあいさつ
概要
ホンギ(hongi)は、鼻を軽く押し合わせるマオリのあいさつです。神話で神ターネが最初の女性に鼻から命の息を吹き込んだことに由来します。ポーフィリ(歓迎の儀式)の最後などに、握手(harirū)と一緒に交わします。マラエ訪問や職場・学校の歓迎に参加する人向けです。
詳細
ホンギとは
ホンギ(hongi)は、相手と鼻を軽く押し合わせるマオリのあいさつです。マオリの礼儀作法の一つで、握手(harirū)と一緒に交わすことが多いあいさつです。
由来
ホンギの由来は、最初の人間の女性ヒネアフオネ(Hineahuone)の創造の神話です。神ターネ(Tāne)が粘土からヒネアフオネを形づくり、その鼻に息を吹き込んで命を与えたとされています(Te Araのページ)。
どんなときに交わすか
代表的なのは、歓迎の儀式ポーフィリ(pōwhiri)の場面です。Te Araのマラエの作法のページでは、次のように説明しています。
- 正式な部分が終わると、訪問者(manuhiri)は受け入れ側(tangata whenua)とホンギと握手(harirū)を交わすよう招かれます。
- 部族によって時期が違います。たとえばテ・アーティ・アワ(Te Āti Awa)の部族は、訪問者を迎え入れたらすぐにホンギと握手を交わします。
ポーフィリ全体の流れは歓迎の儀式ポーフィリとホンギで説明しています。
ホンギとキス
Te Araによると、伝統的には男女を問わずホンギを交わしていました。ヨーロッパ人の入植後、頬へのキスが広まりました。
- マラエによっては、頬へのキスもふさわしいとされています。
- 一方で、伝統に戻り、ホンギと握手だけにするよう求めるマラエも多くあります。
手順
ポーフィリでの代表的な流れです。細かい作法は部族やマラエによって違います。
- 正式な演説などが終わるまで待ち、受け入れ側から招かれたら前に進みます。
- 受け入れ側の人と、握手と、鼻を軽く押し合わせるホンギを交わします。
- 受け入れ側の人たちと順番にあいさつします。
日本との違い・注意点
- ホンギは、日本のおじぎとは違い、相手と顔を近づけて触れ合うあいさつです。戸惑ったときは、周りの人の動きに合わせるとよいでしょう。
- 頬へのキスをするかどうかはマラエによって違います。ホンギと握手だけを求めるマラエも多いため、その場の人に合わせてください。
- 作法は部族やマラエごとに違います。参加する前に、主催者や受け入れ側に確認しておくと安心です。
- マラエでの基本的なマナーはマラエ訪問のマナーを見てください。
関連項目
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