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住まい / 購入

ブライトライン・テスト(Bright-line test)

在住駐在
1,234 %
概要

NZの住宅を、取得から2年以内に売ると、売却益に所得税がかかる制度です(2024年7月1日以降の売却)。自宅(main home)として使っていた場合など、条件を満たせば対象外です。NZで家や投資物件を持つ人、売却を考えている人向けです。

詳細

ブライトライン・テスト(bright-line test)は、住宅用の不動産を一定の期間(bright-line period)内に売ったとき、その利益に所得税をかける制度です。除外(exclusion)や繰り延べ(rollover relief)に当てはまる場合は対象外です。NZの税務上の居住者が海外の住宅を売買した場合にも適用されます。

期間(2024年7月1日以降の売却)

2024年7月1日以降に売る場合、期間は2年です。2年を超えて持っていれば、この制度の対象にはなりません。新築かどうかで期間を分ける必要もなくなりました。

期間の始まりと終わり

区分日付
始まり(通常の購入)土地情報庁(LINZ)で自分への所有権の移転が登録された日
始まり(完成前の購入、off-the-plan)売買契約を結んだ日
始まり(分筆した土地)分ける前の土地が登録された日
終わり売るときに売買契約を結んだ日

終わりの日が始まりの日から2年以内なら、対象になります。所有権の登録は通常、決済(settlement)のときに行われます。

自宅(main home)の除外

2024年7月1日以降の売却では、次の両方を満たすと、自宅として除外されます。

  • 物件の面積の50%を超える部分(庭や車庫を含む)を自宅として使っていた
  • 期間の50%を超える間、自宅として住んでいた

次の場合は、自宅の除外を使えません。

  • 自宅の売買や、建てて売ることを繰り返している
  • 売る直前の2年間に、すでに自宅の除外を2回使っている

家を新築した場合は、建てている期間を除いて自宅としての使い方を判断できます。信託(trust)が持つ家にも、受益者の自宅だった場合などに除外の規定があります。

そのほかの除外

  • 主に事業用の建物として使われている物件
  • 農地、または農地として使える土地
  • 相続した物件、遺言執行者などが持つ物件
  • 指定された自然災害の影響を受けた物件

2024年6月30日以前に売った物件

2024年7月1日より前の売却では、取得日によって期間が違います。

取得日期間
2018年3月29日〜2021年3月26日5年
2021年3月27日以降条件を満たす新築は5年、それ以外は10年

自宅の除外の条件も、2024年7月1日以降とは違います。詳しくはIRDのページで確認してください。

申告

  • 対象になる売却をした年は、IR833(Bright-line property sale information)を作ります。
  • 所得税の申告書の「Income and expenses from residential property」の「Net bright-line profit」の欄に、自分の持ち分の純利益を書きます。
  • 損失(bright-line loss)が出た場合は、申告書には書かず、自分で記録を残します。

海外に住む人の売却(RLWT)

海外に住む人など(offshore RLWT person)がNZの住宅を売ると、売却代金から住宅用地源泉税(residential land withholding tax、RLWT)が差し引かれることがあります。差し引かれすぎた分は、取り戻せる場合があります。詳しくはIRDのRLWTのページで確認してください。

手順

  1. 物件の所有権が登録された日(期間の始まり)を確認する。
  2. 売買契約を結ぶ日が、始まりから2年以内かを確認する。
  3. 2年以内なら、自宅の除外などに当てはまるかを確認する。IRDの判定ツール(Property tax decision tool)も使えます。
  4. 対象になる場合は、IR833を作り、所得税の申告書で純利益を申告する。

日本との違い・注意点

  • 日本では、土地や建物の譲渡所得は、売った年の1月1日に所有期間が5年を超えるかどうかで長期・短期に分けられます(国税庁のページ)。NZのブライトライン・テストの期間は、所有権の登録日から売買契約の日までで数えます。
  • NZでは、期間の終わりは決済の日ではなく、売買契約を結んだ日です。
  • 売却の流れは家を売るを見てください。
  • 賃貸に出していた物件は家賃収入の税金も見てください。
  • 自分が対象になるかは、IRDか税理士・弁護士に確認してください。

関連項目

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