国内学生と留学生の学費の違い(Domestic and international students at school)
ひとことで言うと…
NZの小・中・高校では、国内学生(domestic student)は公立校・統合校で無償、留学生(international fee-paying student)は学校が決めた学費を払います。NZ国籍・永住者のほか、就労ビザを持つ親の子どもは、ビザが切れる年の年末まで国内学生として扱われます。学生ビザの親の子どもは、博士課程などの場合に限られます。
詳細
国内学生と留学生
NZの小・中・高校(Year 1〜13)の子どもは、学費の扱いで2つに分かれます。
| 区分 | 学費 |
|---|---|
| 国内学生(domestic student) | 5〜19歳の間、公立校(state school)と統合校(state-integrated school)で無償。学校の運営費は教育省が出す |
| 留学生(international fee-paying student) | 学校が決めた学費を払って入学する |
学校の種類や費用は公立・統合校・私立の違いと学校でかかる費用を参照してください。
国内学生になる人
教育省(Ministry of Education)は、国内学生は原則として次のどちらかだと案内しています(教育省のページ)。
- NZ国籍がある人
- NZの永住者(resident)。オーストラリア国籍の人を含む
このほか、教育の告示「Education (Domestic Student: Primary and Secondary Education) Notice 2026」(2026年2月15日施行、以前の2023年の告示に代わるもの)で、国内学生として扱われる人が決められています。日本人の家族に関係しやすいものは次のとおりです。
| 告示で国内学生とされる人 | 期間 |
|---|---|
| 就労ビザを持つ人の扶養している子ども(dependent child) | 就労ビザの期限が切れる年の年末まで |
| 博士課程(PhD)で学ぶ留学生の扶養している子どもで、学生ビザを持つ人 | ― |
| NZの援助プログラム(New Zealand Aid Programme)の奨学金で学ぶ人の扶養している子ども | ― |
| 政府が認めた交換留学で学ぶ人の扶養している子ども | ― |
| 署名校の認められた交換留学の制度で学ぶ、学生ビザか訪問ビザの人 | ― |
| NZ市民・永住者の扶養している子どもで、学生ビザを持ち、自分の永住ビザの申請を審査中の人 | 告示の条件による |
- 「扶養している子ども」の意味は、移民法(Immigration Act 2009)の定義によります。
- 告示には、難民認定を申請中の人、外交官の家族など、ほかの区分もあります。正確な範囲は告示の本文で確認してください。
就労ビザ・学生ビザの親の子ども
- 親が就労ビザの場合、子どもは国内学生として扱われ、学費がかからないことがあります。
- 親が学生ビザの場合、国内学生になるのは、博士課程などの告示にある場合に限られます。それ以外は、子どもは留学生として学費を払います。
子どもが長く学校に通うには、子ども自身の学生ビザ(Dependent Child Student Visa)を申請します。Immigration NZ(INZ、移民局)は、このビザの子どもは国内学生として扱われ、学費を払わなくてよい場合があると案内しています(2026年10月時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 19歳以下 |
| 学校 | 小学校・中学校・高校。大学などは別にFee Paying Student Visaが必要 |
| 期間 | 原則として親のビザと同じ |
| 支えられない親のビザの例 | Fishing Crew、Recognised Seasonal Employer、Supplementary Seasonal Employment、Skilled Migrant Job Search、ワーキングホリデー |
| 申請料 | NZ$750から |
| 審査期間 | 80%が9.5週間以内 |
子どものビザ全般は子どものビザを参照してください。
留学生の学費
- 留学生の学費は、学校の理事会(school board)が決めます。授業の費用と、施設の利用に見合う額を含める必要があります。
- 学費を払う留学生を受け入れられるのは、留学生保護の行動規範(Code of Practice)に署名した学校だけです(留学生保護の行動規範)。
- 留学生は、数日から数年まで、学校の判断で在籍できます。
- 学校は、2週間までなら、入学させずに見学者(visitor)として受け入れられます。この場合、学校はお金を受け取れません。
留学の費用の全体は留学の費用を参照してください。
学校の確認
- 学校は、国内学生として入学できることを示す書類を求めることがあります。
- 学校は、INZのオンラインサービス(VisaView)でビザの状況を確認できます。
- 学校は、入学の時点で、国内学生か留学生かを正しく記録します。
入学の流れは学校への入学手続きを参照してください。
手順
- 親と子どものビザの種類と期限を確認する。
- 告示と教育省のページで、国内学生の区分に当たるかを確認する。
- 必要なら、子どものビザ(Dependent Child Student Visaなど)を申請する。
- 学校に連絡し、ビザなどの書類を見せて、国内学生として入学できるかを確認する。
- 親のビザが変わるときや期限が近づいたときは、子どもの扱いがどうなるかを学校に確認する。
費用
| 区分 | 学費(2026年10月時点) |
|---|---|
| 国内学生(公立校) | 無償(任意の寄付金などは別) |
| 留学生 | 学校ごとに理事会が決める |
| Dependent Child Student Visaの申請料 | NZ$750から |
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
日本では、外国人の子どもに就学の義務はありませんが、希望すれば公立の小・中学校に受け入れられ、授業料は取られず、教科書も無償で配られます(文部科学省のページ)。NZでは、親のビザの種類によって、学費を払う留学生になることがあります。就労ビザの親の子どもが国内学生として扱われるのは、ビザの期限が切れる年の年末までです。ビザの更新や変更が遅れると、扱いが変わることがあります。
大学などの高等教育の国内学生の扱いは、学校(Year 1〜13)とは別に決められています。自分の子どもが国内学生に当たるかは、学校、教育省、INZに確認してください。ビザの判断は、INZか、免許を持つ移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に相談してください(移民アドバイザーへの相談)。
ここは大事だよ
ビザ・税・医療・法律などの制度は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の内容を確認してください。このページは一般的な情報で、個別の助言ではありません。