グリーンリスト(Green List: Straight to Residence / Work to Residence)
Green Listは、NZで人が足りない職業のリストです。Tier 1の職は認定雇用主のもとで内定か就労していればStraight to Residence Visaで、Tier 2の職は24か月働いた後にWork to Residence Visaで永住権を申請できます。どちらも申請時55歳以下で、申請料はNZ$6,450からです(2026年10月時点)。
詳細
グリーンリスト(Green List)は、NZで人が足りない職業(in-demand jobs)のリストです。リストの職に就く人は、技能に基づく永住権(Resident Visa)を申請できる場合があります。永住権の全体像は永住権の種類を参照してください。
以下は2026年10月時点のImmigration NZのGreen Listのページの内容です。
2つのTier(段階)
| Tier | 申請するビザ | NZでの就労経験 |
|---|---|---|
| Tier 1(最も高い技能レベル) | Straight to Residence Visa | 不要(内定でも申請できる) |
| Tier 2 | Work to Residence Visa | Tier 2の職で24か月 |
どちらも、職ごとに決められた資格・職業登録・賃金などの条件を満たす必要があります。
自分の職がリストにあるか調べる方法
Immigration NZの「Green List roles」のページで確認します。1つ以上の絞り込み条件(フィルター)を使って一覧を絞れます。職ごとに、Tierと、必要な資格・登録・経験などの条件が示されています。
職名が似ていても、条件を満たさなければ対象になりません。必ず自分の職の条件を一つずつ確認してください。
Straight to Residence Visa(Tier 1)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 申請時に55歳以下 |
| 仕事 | 認定雇用主(accredited employer)のもとで、Tier 1の職に就いている、または内定がある |
| 雇用の形 | 申請時から12か月以上の常勤・有期雇用、または合計6か月以上の契約 |
| 賃金 | その職に決められた額以上。決められていなければ中央値賃金(時給NZ$35.00)以上 |
| 資格・登録 | 職ごとの条件による。国外の資格は評価(International Qualification Assessment)が必要な場合がある |
| 英語 | 英語を話し理解できること。試験の結果は2年以内のもの |
| 健康 | 健康診断と胸部X線 |
| 人物(character) | 6か月以内の警察証明書 |
| 審査期間 | 80%が3.5か月以内 |
NZの外から申請して許可された場合は、許可から12か月以内にNZに入国する必要があります。
Work to Residence Visa(Tier 2)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 申請時に55歳以下 |
| 仕事 | 認定雇用主のもとでのフルタイムのTier 2の職に就いている、または内定がある。常勤、または12か月以上の有期雇用 |
| 就労経験 | 直近30か月のうち、Tier 2の職で24か月。途中に空白があってもよい(例:12か月+6か月の空白+12か月) |
| 賃金 | 24か月を数え始めたときから、その職に必要な賃金以上 |
| ビザ | 24か月の間、就労できる有効なビザ(就労ビザなど)を持っていたこと |
| 資格 | 職ごとの条件による。国外の資格はNZQAの評価が必要な場合がある |
| 英語 | 英語を話し理解できること |
| 健康・人物 | 健康診断と胸部X線、6か月以内の警察証明書 |
家族
どちらのビザも、パートナーと24歳以下の扶養している子どもを申請に含められます。関係が本物であることを示す必要があります。Work to Residence Visaでは、申請に含む16歳以上の家族は、英語を話せるか、英語の授業料を払う必要があります(パートナー・家族のビザ、子どものビザ)。
許可された後
- NZに無期限に滞在でき、どの仕事でもでき、学ぶこともできます。
- 出入国できるのは最初の2年間です。その後も期限なく出入国するには、永住ビザ(Permanent Resident Visa)を申請します。
永住権以外への影響
Green Listは、就労ビザや学生ビザの家族の条件にも使われています。
- AEWVでスキルレベル4・5の仕事をする人は、Green Listの職でその条件を満たせば、時給NZ$35以上でパートナーの就労ビザを支えられます。
- Green List(Appendix 13)に載っているレベル7・8の資格を学ぶ学生は、パートナーの就労ビザを支えられます。
詳しくはパートナーの就労ビザを参照してください。
手順
- Green List rolesで、自分の職のTierと条件を確認する。
- 雇用主が認定雇用主か、賃金と雇用の形が条件を満たすかを確認する。
- 資格の評価や職業登録が必要なら、先に手続きを済ませる。
- Tier 2の場合は、条件を満たす職で24か月働く。
- 英語、健康、人物の書類をそろえ、Straight to Residence VisaまたはWork to Residence Visaのページからオンラインで申請し、申請料を払う。
費用
| ビザ | 申請料(2026年10月時点) |
|---|---|
| Straight to Residence Visa | NZ$6,450から |
| Work to Residence Visa | NZ$6,450から |
- 申請料は国籍と、申請するときにいる場所で変わります。正確な額はImmigration NZの料金ページで確認してください。
- このほか、健康診断、警察証明書、英語の試験、資格の評価、職業登録などの費用がかかることがあります。
日本との違い・注意点
- Green Listは、職ごとに資格・職業登録・賃金の条件が細かく決まっています。日本での職歴や資格がそのまま認められるとは限りません。
- 雇用主が認定雇用主であることが前提です。条件を満たす職でも、雇用主が認定を受けていなければ対象になりません(認定雇用主就労ビザ)。
- リストの職や条件、賃金の基準は見直されることがあります。申請する時点の内容をImmigration NZのページで確認してください。
- Green List以外の技能に基づく永住権の道には、技能移民カテゴリーなどがあります。
- 自分が対象になるかどうかは、Immigration NZか、免許を持つ移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に確認してください(ビザの種類と選び方)。