ギズボーン(Gisborne/Tairāwhiti)
ギズボーンは北島の東端、テ・タイラーウィティ(Tairāwhiti)地方の町で、「世界で最初に日の出を見る町」として知られています。1769年にクックが初めてNZに上陸した場所で、ティティランギの丘から町と湾を見渡せます。シャルドネで知られるワインの産地で、サーフィンの名所もあります。
詳細
ギズボーン(Gisborne)は、北島の東端にある町で、テ・タイラーウィティ(Te Tairāwhiti)地方の中心です。自治体はギズボーン地区カウンシル(Gisborne District Council)です。
地域の公式観光団体トラスト・タイラーウィティ(Trust Tairāwhiti)は、この地方を「最初の光の地(Land of the First Light)」と紹介しています(Trust Tairāwhitiのページ)。政府観光局(Tourism New Zealand)によると、270kmの海岸線があります(政府観光局のページ)。
Te Ara(NZ百科事典)によると、町の中心ではタルヘル川(Taruheru)とワイマタ川(Waimata)が合流してトゥランガヌイ川(Tūranganui River)になります。このため「川の町」「橋の町」とも呼ばれます。
最初の日の出
ギズボーンは「世界で最初に日の出を見る町」として知られています。Te Araによると、日付変更線にはフィジーのスバやトンガのヌクアロファの方が近いものの、地球と太陽の位置関係により、一年のうちある時期はギズボーンが最初になります。
クックの上陸地とティティランギ
Te Araのページによると、次のとおりです。
- イギリスのジェームズ・クック(James Cook)は、1769年10月8日、カイティ・ヒル(Kaiti Hill)のふもとで初めてNZの土地に足を踏み入れました。
- クックがマオリの人々と最初に出会ったのは、テ・トカ・ア・タイアウ(Te Toka-a-Taiau)という岩のあたりです。この岩はンガーティ・ポロウ(Ngāti Porou)の土地の南の境を示すものでしたが、1877年に港の工事で取り除かれました。
- カイティ・ヒルはティティランギ(Tītīrangi)とも呼ばれ、ンガーティ・オネオネ(Ngāti Oneone)の祖先ゆかりの場所です。高さは130mで、頂上から町を見渡せます。
ギズボーン地区カウンシルのページによると、ティティランギ・ドメイン(Titirangi Domain)からは町とマヒア(Mahia)方面の湾が見えます。森の中の遊歩道や、階段の多いトレーニングコースもあります。
NZの歴史の流れは「NZの歴史」を読んでください。
トゥーパパ・ヘリテージ・トレイル(Tūpapa Heritage Trail)
ワイカナエ・ビーチ(Waikanae Beach)からクックの上陸地、ティティランギの山頂までを結ぶ、自分で歩いて回る道です。政府観光局によると、この地域の800年のマオリの歴史を伝えています。
トゥーパパのページによると、次のとおりです。
- 10か所の案内板を回り、ティティランギの山頂の地図台で終わります。
- 町の中心からティティランギの山頂までは、車で7分、歩いて45分です。歩く道には急な所があります。
- ギズボーン地区カウンシルと地元のイウィ(iwi)などが協力して作っています。
ワイン
New Zealand Winegrowers(NZワイン生産者団体)のページによると、ギズボーンはNZで日照と気温が特に高い地域の一つで、ぶどうの収穫をNZで最初に始めることが多い地域です。
| 地区 | 特徴 |
|---|---|
| オーモンド(Ormond) | 北部。最初にぶどう畑ができた場所。石灰質の斜面「ゴールデン・スロープ(The Golden Slope)」のシャルドネで知られる |
| パトゥタヒ(Patutahi) | 西部。地域のぶどうの約3分の1がある。ゲヴュルツトラミネールが有名 |
| マヌトゥケ(Manutuke) | 南部の海沿い。1890年代の終わりに始まった。シャルドネと貴腐ワイン |
主なぶどうはシャルドネで、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、メルローも作られています。NZのワイン産地全体は「NZのワイン産地」を読んでください。
海と自然
政府観光局のページは、次のような見どころを紹介しています。
- サーフィン:波の種類が多く、安定したうねりがあり、混雑の少ない海です。ワイヌイ(Wainui)やマコロリ(Makorori)の浜があります。サーフィンについては「サーフィン」を読んでください。
- レレ・ロックスライド(Rere Rockslide):ワレコパエ川(Wharekopae River)にある、長さ60mの傾いた一枚岩です。
- イーストウッドヒル植物園(Eastwoodhill Arboretum)があります。
行き方
Trust Tairāwhitiのページと政府観光局によると、次のとおりです。
| 手段 | 内容 |
|---|---|
| 飛行機 | オークランドとウェリントンからAir New Zealandの便が毎日数便。オークランドから約1時間5分。空港は町から車で5分 |
| 車 | ネーピアから約3時間20分、オークランドから約6時間30分 |
| 町の中 | 平らでこぢんまりしていて、主な見どころは近い。町の中に大きな公共交通はない |
- 空港ではレンタカーやタクシーを使えます。事前の予約が勧められています。
- ネーピアなどホークスベイからは国道2号線(State Highway 2)で山を越えます。東岬(East Cape)を回る国道35号線は、人の少ない景色のよい道です。
- 国内線については「国内線の飛行機」、ネーピアは「ネーピア」を読んでください。
日本との違い・注意点
- 「世界で最初に日の出を見る町」といっても、Te Araによると、ギズボーンが世界で最初になるのは一年のうちの一部の時期です。
- NZは南半球にあるため、1月1日の日の出は夏の朝です。
- ギズボーンは他の大きな町から離れていて、町の中には大きな公共交通がありません。車で行く場合は、山道や長い距離を走る計画を立ててください。
- ティティランギやクックの上陸地は、マオリの人々にとって大切な場所です。案内板を読み、敬意を持って訪れてください。