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買い物・食 / ワイン

NZのワイン産地と品種(New Zealand wine regions)

ホークスベイ・ネーピアのワイナリー「ミッション」とぶどう畑
Photo: John Hayler / Unsplash
概要

NZのワイン産地は、北のノースランドから南のセントラル・オタゴまで南北1,600kmに広がります。最大の産地はマールボロ(ソーヴィニヨン・ブラン)で、ホークスベイ、セントラル・オタゴ、ワイララパなども知られています。ラベルに産地名や品種名を書くには、85%以上がその産地・品種である必要があります。ワイナリー巡りを考えている旅行者と在住者向けです。

詳細

NZのワイン産地は、ほぼ亜熱帯のノースランドから、最も南のセントラル・オタゴまで、南北1,600kmに広がっています。どのぶどう畑も海から130km以内にあります。NZワイン全体の特徴や主な品種はNZワインにまとめています。

ここでは、NZのワイン業界の全国団体、ニュージーランド・ワイングローワーズ(New Zealand Winegrowers)の説明をもとに、主な産地を紹介します。

北島の主な産地

産地特徴主な品種主な地区
ノースランド(Northland)ほぼ亜熱帯の、湿度が高く暖かい気候――
オークランド(Auckland)1900年代の初めに、クロアチア、レバノン、イングランドから来た人たちが始めた。火山性の粘土質の土壌シャルドネ、赤のブレンド、シラー、ピノ・グリワイヘケ島(Waiheke Island)、西オークランド、マタカナ(Matakana)
ギズボーン(Gisborne)NZで最も日照と気温が高い地域の一つ。NZで最初に日の出を見る場所シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールオーモンド(Ormond)、パトゥタヒ(Patutahi)、マヌトゥケ(Manutuke)
ホークスベイ(Hawke’s Bay)2番目に大きい産地。1851年にぶどうが初めて植えられた赤のブレンド、シャルドネ、シラーギンブレット・グラヴェルズ(Gimblett Gravels)など
ワイララパ(Wairarapa)ウェリントンから車か電車で1時間あまり。小規模な生産者が多いピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、シラーマスタートン(Masterton)、グラッドストーン(Gladstone)、マーティンボロー(Martinborough)

南島の主な産地

産地特徴主な品種主な地区
ネルソン(Nelson)南島の北端。日照が多く、海に守られた穏やかな気候ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランモウテレ・ヒルズ(Moutere Hills)、ワイメア平野(Waimea Plains)
マールボロ(Marlborough)最大の産地。約31,000haで、全国のぶどう畑の約3分の2。晴れの日が多く乾燥しているソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、シャルドネワイラウ・バレー(Wairau Valley)、アワテレ・バレー(Awatere Valley)、サザン・バレーズ(Southern Valleys)
ノース・カンタベリー(North Canterbury)―ピノ・ノワール、リースリング、シャルドネ―
ワイタキ・バレー(Waitaki Valley)南太平洋と南アルプスの間――
セントラル・オタゴ(Central Otago)NZで最も南の産地。寒暖の差が大きい厳しい気候ピノ・ノワール、シャルドネ、リースリングなどギブストン(Gibbston)、バノックバーン(Bannockburn)、クロムウェル(Cromwell)、ワナカ(Wānaka)など

このほか、国内の各地に小さなぶどう畑があります。各産地の詳しい説明はNew Zealand Winegrowersの産地のページで確認できます。

産地の歴史の例

  • マールボロは、1980年代にソーヴィニヨン・ブランでNZワインを世界に知らせました。
  • ワイララパでは1883年にぶどうが植えられましたが、1905年に禁酒運動の影響で途絶えました。今のワイン造りは1970年代の終わりからです。
  • セントラル・オタゴは1950年代から再びワイン造りが始まり、1970年代に本格的になりました。

ラベルの産地名・品種名の決まり

第一次産業省(MPI)によると、ワインのラベルに品種、収穫年(vintage)、産地を書くときは、そのワインの85%以上がその品種・年・産地のものである必要があります。

ラベルの例意味
Pinot Noir85%以上がピノ・ノワール
2024 Marlborough Pinot Noir85%以上が、2024年に収穫したマールボロ産のピノ・ノワール
品種を並べたブレンド合わせて85%以上がその品種。量の多い順に書く

産地名は、地理的表示(Geographical Indication、GI)として登録されているものがあります。知的財産庁(IPONZ)によると、登録されたGIをワインに使うには、85%以上がその産地のぶどうで、残りもNZ産のぶどうである必要があります。「New Zealand」「North Island」「South Island」もGIとして登録されています。

ラベルには、原産国、アルコール度数、標準飲酒量(standard drinks)も表示されます。750mlでアルコール度数12.5%のワインは、約7.4標準飲酒量です。

日本との違い・注意点

  • 産地どうしは遠く離れています。北島と南島の産地を1回の旅行で回るには、国内線やフェリーの移動が必要です。
  • ワイナリーの試飲(テイスティング)の後に運転すると、飲酒運転になるおそれがあります。20歳未満は基準がゼロです。ルールは飲酒運転と薬物運転で確認し、運転する人は飲まないようにしてください。
  • お酒の購入は18歳からです。購入のルールはNZワインを見てください。
  • ラベルの「85%」の決まりのため、品種名が1つだけのワインにも、ほかの品種が少し入っていることがあります。

関連項目

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