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自然・防災 / 動植物

NZのペンギン(Penguins of New Zealand)

概要

NZの本土では、コガタペンギン(kororā)、キガシラペンギン(hoiho)、フィヨルドランドペンギン(tawaki)が繁殖しています。どれも数が減っていて、人や犬に乱されやすい鳥です。見るときは50m以上離れ、フラッシュを使わず、犬はリードにつなぎます。

詳細

自然保護省(Department of Conservation、DOC)のペンギンのページによると、NZの本土で繁殖するペンギンは次の3種類です。南の離島には、スネアーズペンギン(Snares crested penguin)などもいます。

種類主な場所保全状況(DOC)
コガタペンギン(little penguin/kororā)NZ各地。今は主に沖合の島At Risk–Declining(減少中)
キガシラペンギン(yellow-eyed penguin/hoiho)南島の南東部、バンクス半島、スチュワート島(Rakiura)、オークランド諸島、キャンベル島Threatened–Nationally Endangered(絶滅の危険が高い)
フィヨルドランドペンギン(Fiordland crested penguin/tawaki)ウェストコースト、フィヨルドランド、サウスランドDeclining(減少中)

コガタペンギン(kororā)

DOCのページによると、体長は25cmを少し超えるくらいで、体重は約1kgです。かつてはNZ全体でよく見られましたが、守られていない本土の地域では数が減っています。

  • 昼は海でえさをとるか巣穴にいて、暗くなってから陸に上がります。
  • 繁殖期は5月〜12月です。巣は海岸から1.5km内陸、高さ300mの場所まで作ることがあります。
  • 家の床下、ボート小屋、雨水管、積んだ木材の下などに巣を作ることもあります。
  • 11月〜3月の間に、約2週間の羽の生え変わり(moult)があります。
  • 最大の脅威は犬です。ほかに猫やオコジョ、海岸の道路での車との衝突などがあります。

DOCは、オアマル(Oamaru)とタイアロア岬(Taiaroa Head)で、ツアーでの見学ができるとしています。

キガシラペンギン(hoiho)

DOCのページによると、2019年の成鳥は4,000〜5,000羽です。マオリ語名のhoihoは「大声で叫ぶもの」という意味で、繁殖地での甲高い鳴き声に由来します。

  • 本土側の北の集団は、1999年の約741つがいから、2019年には265つがいに減りました(65%減)。
  • 羽の生え変わりの間は約25日間陸にいて、えさをとれません。
  • 脅威は、犬、人による妨害、気候変動、漁業、外来の捕食動物、病気などです。

DOCのカーリオ湾のページによると、朝早く巣を出て海へ行き、夕方に戻ります。卵は9月〜10月に産まれ、2月〜4月の羽の生え変わりの時期は特に乱されやすくなります。見学できる場所はカトリンズやオタゴ半島でも紹介しています。

フィヨルドランドペンギン(tawaki)

DOCのページによると、繁殖つがいは2,500〜3,000組で、1950年代から減り続けています。

  • 繁殖期の7月〜11月が、見るのに最もよい時期です。
  • 羽の生え変わりは1月中旬〜3月初めです。
  • 見られる場所として、ハーストの北30kmのモエラキ湖近くのマンロー・ビーチ(Munro Beach)、ミルフォード・サウンド、ジャクソン・ベイが挙げられています。
  • とても臆病な鳥です。鳥や巣、ペンギンの足跡が多い浜には近づかないでください。DOCは、犬1匹でコロニー全体が全滅するおそれがあるとしています。

手順

ペンギンを見るときの流れです。

  1. 見に行く場所の案内(DOCやカウンシルのページ)で、時間帯や立ち入りのルールを確認する。
  2. ペンギンが海から戻る夕方などに合わせて、観察用の小屋(hide)や展望場所へ行く。
  3. 50m以上離れて、静かに見る。フラッシュは使わない。
  4. ペンギンの通り道や海への出入り口をふさがない。
  5. けがや病気のペンギンを見つけたら、触らずに0800 DOC HOT(0800 362 468)へ連絡する。

ダニーデン市とDOCが作ったダニーデンの野生動物ルール(PDF)は、キガシラペンギンとコガタペンギンから50m以上離れ、近づかないこと、フラッシュ撮影をしないことを求めています。

日本との違い・注意点

  • NZでは、野生のペンギンが住宅地の近くの海岸にもいます。全て保護されている野生動物です。近づいたり、触ったり、えさを与えたりしないでください。
  • 羽がぼさぼさのペンギンは、たいてい羽の生え変わり中で、病気ではありません。DOCのお知らせによると、この間は泳げないため、そっとしておく必要があります。
  • 犬を連れて海岸を歩くときは、ペンギンのいる場所でリードにつなぎます。リードなしの犬を見たら、地域の犬の管理担当(dog warden)に連絡できます。
  • 海岸近くに住んでいる人は、ペンギンが床下などに入らないよう、繁殖期の前(3月下旬〜4月)に入り口をふさぐことがDOCからすすめられています。
  • 夜に海岸沿いの道を運転するときは、道を渡るペンギンに注意してください。

関連項目

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