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地域ガイド

バンクス半島とアカロア(Banks Peninsula / Akaroa)

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緑の丘から望むアカロアの入り江
Photo: NADIA LEVENETS / Unsplash
概要

バンクス半島は、クライストチャーチの南東にある古い火山の跡の半島です。中心の町アカロアは、1840年にフランス人の入植者が着いた町として知られています。湾の入り口には、ヘクターイルカが多く見られる海洋保護区があります。

詳細

バンクス半島(Banks Peninsula)は、クライストチャーチ市の南東にある半島です。市役所(Christchurch City Council)は、深く入り組んだ湾、荒々しい海岸、険しい山々を持つ「古い巨大な火山の跡」と紹介しています。

アカロアへの行き方

半島の中心の町はアカロア(Akaroa)です。市役所によると、クライストチャーチからアカロアまでは車で約90分です。道幅が狭く、片側が急な崖になっている道もあるため、運転には注意が必要です。

半島には、アカロアのほかにワイヌイ(Wainui)、オカインズ・ベイ(Okains Bay)、ピジョン・ベイ(Pigeon Bay)などの集落があります。

公園と散策路

市役所は、半島の公園や散策路を紹介しています。主なものは次のとおりです。

種類名前
公園・保護区Garden of Tāne、Green Point Reserve、L’Aube Hill Reserve、Robinsons Bay Reserve、Stanley Park
散策路Boardwalk to Childrens Bay、Misty Peaks Reserve、Ngaio Point Coastal Track、Okuti Track、Gebbies Pass to Packhorse Hut Track

市役所は、バンクス半島は生物多様性の貴重な地域で、犬が在来の野生動物を乱すことがあると注意しています。犬を連れて行く場合は、各公園のルールを市役所のバンクス半島のページで確認してください。

アカロアとフランス人の入植

NZHistory(文化遺産省)によると、アカロアの歴史は次のとおりです。

時期出来事
1838年8月フランス人の捕鯨船長ジャン・フランソワ・ラングロワ(Jean François Langlois)が、バンクス半島を「買った」とする
1839年11月ナント・ボルドー会社(Nanto-Bordelaise Company)が設立される。南島にフランスの植民地をつくる拠点として、アカロアへの入植を目指した
1840年5月30日ワイタンギ条約の署名がアカロアでも行われる
1840年8月10日イギリスの軍艦ブリトマート号(HMS Britomart)がアカロアに着く
1840年8月15日フランスの軍艦オーブ号(Aube)がアカロア湾に入る
1840年8月17日輸送船コント・ド・パリ号(Comte de Paris)が、50〜60人のフランス人とドイツ人の移住者を乗せて着く

フランスの司令官ラヴォー(Charles François Lavaud)は、すでにイギリスの主権が宣言されていたことを知り、植民地化の計画をあきらめました。NZの歴史全体はNZの歴史を読んでください。

アカロア海洋保護区とヘクターイルカ

アカロア湾の入り口には、自然保護省(DOC)が管理するアカロア海洋保護区(Akaroa Marine Reserve)があります。

項目内容
設置2014年
広さ512ha(湾の約10〜12%)
主な目的ロブスターやパウア(アワビの仲間)のすみかを守る
見られる生き物ヘクターイルカ、アザラシ類、ペンギン、アホウドリやミズナギドリなどの海鳥

DOCによると、この保護区はヘクターイルカ(Hector’s dolphin)が多く見られる場所です。ヘクターイルカは世界で最も小さいイルカで、主に南島の沿岸にいます。詳しくはクジラ・イルカ・アザラシを読んでください。

保護区では、魚、貝、貝殻、海藻、石、流木を含め、生き物や自然物を持ち帰ることはできません。汚染、ごみ捨て、銃の発射、構造物の設置も禁止されています。

クルーズ船

広域自治体のEnvironment Canterburyによると、アカロアに寄港するクルーズ船は、新型コロナ前は1シーズン90隻台半ばでしたが、今は10隻台半ばに減っています。2020年11月にリトルトン(Lyttelton)に新しいクルーズ船用の岸壁ができ、多くの船がリトルトンに寄るようになったためです。

項目アカロア湾のルール・特徴
上陸方法船は湾内に停泊し、乗客は小型船(テンダー)で上陸する
船の長さ200mまで
騒音停泊中の7:00〜22:00、陸上のどの地点でも85dBAを超えないこと

海底を守るため、閉鎖された停泊地もあります。最新の情報はEnvironment Canterburyのクルーズ船のページで確認してください。

日本との違い・注意点

  • 海洋保護区では、貝殻や石1つでも持ち帰れません。日本の海岸での貝殻拾いの感覚で拾わないようにしましょう。
  • ヘクターイルカなどの海洋哺乳類は法律で保護されていて、近づいてよい距離が決まっています。ルールはクジラ・イルカ・アザラシで確認してください。
  • 半島の道は狭く、急な崖沿いの区間があります。運転に慣れていない人は、時間に余裕を持って出かけましょう。
  • クライストチャーチの暮らしの情報はクライストチャーチ生活ガイドを見てください。

関連項目

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