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釣りと貝採りのルール(Recreational fishing rules)

概要

NZの海で釣りや貝採りをするのに免許はいりませんが、魚や貝ごとに1日に取れる数と最小サイズが決まっていて、地域ごとに違います。行く前にMPIの「NZ Fishing Rules」アプリで確認してください。貝毒の警報が出ている場所の貝は食べられません。川や湖での釣りには免許が必要です。

詳細

NZで趣味の釣りや貝採りをする人は、第一次産業省(MPI、Ministry for Primary Industries)が決めたルールを守る必要があります。MPIは、釣りに行く前に毎回ルールを確認するよう求めています。

海の釣りに免許はいらない

MPIのページによると、NZの周りの海で釣りをするのに免許は必要ありません。ただし、湖や川など淡水での釣りには免許が必要です(下の「川や湖での釣り」)。

ルールは7つの地域ごとに違う

海の釣りのルールは、全国を7つの地域(fishing area)に分けて決められています。

地域英語名
オークランド・ケルマデックAuckland/Kermadec
中部Central
南東部South-East
カイコウラKaikōura
チャレンジャーChallenger
フィヨルドランドFiordland
サウスランドSouthland

地域ごとに、次のような点が違います。

  • 1日に1人が取れる数(daily limit、バッグリミット)
  • 取ってよい最小サイズ(minimum size)
  • 釣りが禁止・制限されている場所
  • 使える道具や方法

たとえばオークランド・ケルマデック地域(ノースランド、オークランド、ワイカト、ベイ・オブ・プレンティなど)では、スナッパー(snapper、真鯛の仲間)は1日7匹まで、30cm以上です。魚は全種類を合わせて1日20匹までです(2026年10月時点、MPIのオークランド・ケルマデック地域のページ)。ほかの地域では数やサイズが違うことがあります。

守るべき基本ルール

  • 最小サイズより小さい魚や貝は、生きられるように丁寧に海へ戻します。
  • パウア(pāua、アワビの仲間)、ホタテ(scallop)、カキ(dredge oyster)などの貝は、食べるまで殻をつけたままにします。漁業監督官(fishery officer)がサイズを確認できるようにするためです。
  • 海洋保護区(marine reserve)、タイアープレ(taiāpure)、マータイタイ保護区(mātaitai reserve)など、釣りや貝採りが禁止・制限されている場所があります。
  • 特定の浜の貝採りや、特定の種類の漁が一時的に閉鎖されることがあります。

売ること・交換することは違法

趣味で取った魚介を、買う・売る・交換することは違法です。

NZ Fishing Rulesアプリ

MPIは、無料のスマートフォンアプリ「NZ Fishing Rules」を提供しています(Android、iPhone)。MPIのアプリのページによると、次のことができます。

  • その場所の最小サイズと1日の上限を確認する
  • 釣りが禁止されている場所を確認する
  • 貝を採っても安全な場所を確認する
  • 魚の種類を調べる
  • 密漁を通報する

電波のない場所でも使えます。電波のない場所へ行く場合は、出発前に一度アプリを開いて最新の情報に更新しておくよう、MPIは勧めています。

貝毒(shellfish biotoxin)の警報

海の中の有毒な藻が増えると、貝に毒がたまることがあります。MPIは、貝毒の警報が出ている場所の貝を採ったり食べたりしないよう呼びかけています。

MPIの貝毒警報のページによると、次のとおりです。

  • 警報の対象は、ムール貝(mussels)、カキ(oysters)、トゥアトゥア(tuatua)、ピピ(pipi)、トヘロア(toheroa)、ザルガイ(cockles)、ホタテ(scallops)、キャッツアイ(catseyes)、ウニ(kina)などです。
  • パウア、カニ、伊勢エビ(crayfish)は、内臓を取り除けば食べられる場合があります。
  • 加熱しても毒はなくなりません。
  • MPIは貝と海水を毎週検査しています。警報が出ると、その浜に看板が立ちます。メールで警報を受け取る登録もできます。
  • 警報は自分で採った貝についてのものです。店やスーパーで売られている貝は、別に検査・管理されています。

貝を安全に食べるために

MPIの食品安全のページでは、次のことを勧めています。

  • きれいな水の場所でだけ採る。警告の看板がある場所では採らない。
  • 下水が流れ込む場所の近くでは採らない。
  • 採った貝は日陰に置き、保冷剤や氷の入ったクーラーボックス(chilly bin)で冷やして持ち帰る。
  • 採ってから2日以内に食べる。

川や湖での釣り

トラウト(マス)やサーモンなどのスポーツフィッシュを川や湖で釣るには、フィッシュ・アンド・ゲーム(Fish & Game NZ)のスポーツフィッシング免許(Sports Fishing Licence)が必要です。Fish & Gameのページによると、次のとおりです。

  • 年齢に関係なく、子どもも含めて全員が有効な免許を持っている必要があります。
  • 釣りをしている間は免許を持ち歩きます。印刷したものか、スマートフォンの画面で見せます。スマートフォンの場合は写真付きの身分証明書も必要です。
  • 免許があっても、私有地に入るには土地の所有者の許可が必要です。
  • 海外からの旅行者は、非居住者用(Non-Resident)の免許を買います。
  • 免許は返金できません。

タウポ(Taupō)湖とその周りの川は、Fish & Gameではなく自然保護省(DOC)が管理しています。Fish & Gameの免許は使えず、DOCのタウポ専用の免許が必要です(DOCのタウポ免許のページ)。

手順

  1. 釣りをする場所が海か、川や湖かを確認する。川や湖なら免許を買う。
  2. 「NZ Fishing Rules」アプリかMPIのページで、その場所の地域のルール、禁止されている場所、閉鎖を確認する。
  3. 貝を採るなら、貝毒の警報が出ていないかを確認する。
  4. 魚や貝のサイズを測れるものを持って行く。
  5. 小さすぎるものは戻し、1日の上限を超えて取らない。
  6. 川や湖を移るときは、道具をチェック・クリーン・ドライする。

費用

海の釣りに免許の費用はかかりません。

川や湖の釣りの主な免許(Fish & Game、シーズンは10月1日〜翌年9月30日)は次のとおりです(2026年10月時点、Fish & Gameの免許のページの表示)。

免許料金
NZ居住者・大人(18歳以上)シーズンNZ$158
NZ居住者・ジュニア(12〜17歳)シーズンNZ$31
NZ居住者・子ども(12歳未満)無料(免許は必要)
NZ居住者・家族(大人と18歳未満の子ども1〜4人)NZ$207
NZ居住者・大人1日NZ$25
非居住者・大人シーズンNZ$273
非居住者・大人1日NZ$39

ルールを破ると、最大NZ$500の罰金、裁判所での最大NZ$10,000またはNZ$250,000の罰金、魚・道具・船・車の押収の対象になることがあります(MPIのページ)。

日本との違い・注意点

  • 海の釣りに免許はいりませんが、魚や貝の数とサイズの上限は細かく決まっています。同じ魚でも地域によって上限が違います。
  • 貝毒は加熱しても消えません。警報が出ている浜の貝は採らないでください。体調が悪くなったら、ヘルスライン(Healthline、0800 611 116)に電話するか、すぐに医療機関を受診してください。残った貝は検査用に取っておきます。
  • 趣味で取った魚介を売ったり、人と交換したりすることは違法です。
  • 川や湖では子どもにも免許が必要です(12歳未満は無料)。タウポでは別の免許が必要です。
  • 密漁を見かけたら、MPIの通報窓口(0800 4 POACHER、0800 47 62 24)に連絡できます。

関連項目

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