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自然・防災 / 気候

嵐と洪水への備え(Storms and floods)

夏12–2月秋3–5月冬6–8月春9–11月
概要

NZの悪天候の警報はMetServiceが出し、見通し(Outlook)、注意報(Watch)、オレンジ警報、赤警報の段階があります。嵐の前は飛ばされそうな物を固定し、3日以上自宅で過ごせる備えをします。洪水では水の中を歩いたり車で通ったりせず、警報を待たずに高い場所へ移ります。NZに住む人・旅行者向けです。

詳細

NZでは、強風、大雨、雷雨、洪水が各地で起きます。政府の防災情報サイトGet Readyは、非常時には3日以上自宅から出られないこともあるとして、日頃の備えを勧めています。

気象警報:MetService

MetService(Meteorological Service of New Zealand)は、政府が認めた唯一の悪天候の警報の発表機関です。防災当局(Civil Defence)と救急機関も、MetServiceの注意報・警報をもとに動きます(MetServiceのページ)。Get Readyは、MetServiceの段階を次のように説明しています。

段階出されるときすること
見通し(Outlook)3〜6日先に悪天候のおそれがあるが、不確かなとき注意を保つ
注意報(Watch)悪天候のおそれはあるが、差し迫っていない・確実ではないとき注意を保つ
オレンジ警報(Orange Warning)悪天候の基準に達する見込みで、混乱や危険が出るおそれがあるとき行動する
赤警報(Red Warning)極端な天候で、大きな影響と混乱が見込まれるときすぐに行動する

予報と警報の見方は天気予報と気象警報も見てください。

防災当局からの情報

防災当局は、ラジオ、テレビ、ウェブサイト、SNS、アプリ、サイレンなど、いくつもの方法で情報を出します。携帯電話には緊急速報メール(Emergency Mobile Alert)が届きます。電波が届かないときは、Govt.nzアプリでインターネット経由で受け取れます(NEMAのページ)。詳しくは緊急速報メールを見てください。

ただし、公式の警報が間に合わないこともあります。洪水では、危ないと感じたら警報を待たずに行動するよう案内されています。

嵐の前に

  • MetServiceの予報をこまめに確認する。
  • トランポリンなど重い屋外の物を固定する。飛ばされて危険になる物は片付ける。
  • 木を定期的に点検し、強風で折れそうな枝を切る。
  • 雷雨のときに集まる、窓・天窓・ガラス戸のない部屋を決めておく。
  • 防水シート、板、ダクトテープなど補修の材料と、非常用品を用意する。
  • 住宅保険・家財保険の内容を定期的に見直す。

(Get Readyの嵐のページ)

嵐のとき

  • 屋内にいる。外を歩かない。必要なとき以外は運転しない。
  • ドアと窓を閉め、カーテンを引いて、割れたガラスでのけがを防ぐ。
  • 浴槽、蛇口、流しを使わない。金属の水道管は電気を通すことがある。
  • 小さな電化製品はコンセントを抜く。停電したら大きな電化製品も抜く。
  • ペットは屋内に入れる。
  • ラジオや、地域の防災当局(Civil Defence Emergency Management Group)のオンラインの情報を確認する。

竜巻のときは、地下室か1階の内側の部屋で、丈夫な家具の下に入ります。外にいるときは、近くのくぼみなど低い場所に伏せて頭を守ります。車で竜巻から逃げようとしたり、車の下に入ったりしないでください。

嵐の後

  • けががないか確かめ、必要なら応急手当をする。
  • 電線は、地面に落ちていても、すべて電気が通っているものとして扱う。
  • 損害の写真を撮り、すぐ保険会社に連絡する。

洪水の前に

  • 自宅や職場に洪水のおそれがあるか、地域のカウンシルで確かめる(洪水リスクの調べ方)。
  • 防災計画と、高い場所への避難経路を練習しておく。
  • 3日以上自宅で過ごせる備えをする(地震・津波の備え)。

洪水のとき

  • 水が上がってきたら、すぐ高い場所へ移る。
  • 洪水の水の中を歩いたり、泳いだり、車で通ったりしない。洪水の死亡事故の多くは、車で水の中を通ろうとして起きています。
  • 洪水の水は、農場の排水、化学物質、下水で汚れているものとして扱う。
  • 防災当局の指示に従い、危ないと感じたら自分から避難する。
  • 貴重品や危険な物は床より高い所へ移す。避難するときはペットも連れて行く。

(Get Readyの洪水のページ)

洪水の後

  • 防災当局や救急機関が安全と言うまで、家に戻らない。
  • 床や地面は滑りやすく、がれきがあることがある。足元を見て歩く。
  • 洪水の水に触れた食べ物と飲み水は、缶詰も含めて捨てる。
  • 水道水は、安全と発表されるまで飲まない。煮沸の指示(boil water notice)が出たら従う。
  • 濡れたままだと2日でカビが生えることがある。片付けでは、マスク、ゴーグル、手袋、保護服を着ける。
  • 片付ける前に損害の写真を撮り、すぐ保険会社に連絡する。

保険の補償

自然災害委員会(NHC)の補償は、嵐や洪水については土地だけが対象です。家(建物)の損害は民間の住宅保険の補償になります(NHCのページ)。詳しくは自然災害委員会(NHC)、住宅保険、家財保険を見てください。

手順

  1. MetServiceの予報と警報を確認する習慣をつける。
  2. 住まいの洪水のおそれと避難経路を確かめる。
  3. 非常用品と補修の材料を用意し、屋外の物を固定する。
  4. オレンジ警報や赤警報が出たら、外出を控え、防災当局の情報を確認する。
  5. 水が上がってきたら、警報を待たずに高い場所へ移る。
  6. 被害が出たら、片付ける前に写真を撮り、保険会社に連絡する。

日本との違い・注意点

  • NZの悪天候の警報は、見通し・注意報・オレンジ警報・赤警報の段階で出ます。赤警報は、すぐに身を守る行動が必要な段階です。
  • 嵐・洪水のNHCの補償は土地だけです。家と持ち物の損害は、自分の住宅保険・家財保険で備えます。
  • 命に危険があるときは111に電話します(111に電話するとき)。

関連項目

内容の誤りや古い情報に気づいたら、教えてください。公式の情報と照らし合わせて修正します。 誤りを報告する