自然・防災 / 気候
地域ごとの気候(Regional climate)
概要
NZの気候は地域によって大きく違います。オークランドは亜熱帯で冬も穏やか、ウェリントンは風が強く、クライストチャーチは乾いた北西風、セントラル・オタゴは国内で最も乾燥し寒暖の差が大きい地域です。引っ越しや旅行の前に、住む地域の気候を確認しましょう。
詳細
NZ全体の気候の特徴は地理・気候・時差にまとめています。この記事では、主な都市ごとの違いを紹介します。
数字は、NIWA(国立水圏大気研究所)が地域ごとにまとめた気候の報告書(regional climatologies)によるものです。降水量などは長期間の平年値で、年によって変わります。
主な都市の気候の比較
| 地域 | 主な特徴 | 年間降水量(観測地点) |
|---|---|---|
| オークランド | 亜熱帯。夏は暖かく蒸し暑い。冬は穏やかで霜は少ない | 1,137mm(Albert Park) |
| ウェリントン | 晴れが多く、風が強い。気温の極端な変化は少ない | 957mm(Wellington Aero) |
| クライストチャーチ | 平野は雨が少ない。北西の乾いた風で夏に30°Cを超えることがある | 618mm(Christchurch) |
| クイーンズタウン・セントラル・オタゴ | 内陸で寒暖の差が大きい。霜や雪が比較的多い | 757mm(Queenstown) |
| ダニーデン | 海沿い。内陸より夏は涼しく、冬は暖かい | 738mm(Dunedin, Musselburgh) |
オークランド(Auckland)
NIWAのオークランドのページによると、オークランドは亜熱帯の気候です。
- 夏は暖かく湿度が高く、冬は穏やかです。霜は多くの場所で少なく、降りても軽いものです。
- 地域の大部分の年平均気温は14〜16°Cです。
- 日照時間は、多くの場所で年に約2,000時間です。
- 雨は1年を通して多く、ときどき非常に強い雨が降ります。夏に乾いた日が続くことはありますが、ふつう長くは続きません。
- 風は南西から吹くことが多いです。
- ときどき洪水や強風の被害が出る悪天候がありますが、国内のほかの地域より激しくないことが多いです。
ウェリントン(Wellington)
NIWAのウェリントンのページによると、ウェリントン地方の気候は、クック海峡(Cook Strait)と起伏の多い地形の影響を強く受けています。
- NZのほかの場所と比べて、晴れが多く風が強い地域です。風は地方の南西の端の周りで最も強くなります。
- ウェリントン空港(Wellington Aero)では、時速63kmを超える突風が吹く日が年に平均166日、時速96kmを超える日が24日あります。
- 市内のケルバーン(Kelburn)のような高台では、気温が0°Cを下回る霜(air frost)はほとんどありません。
- タラルア山脈などの東側のワイララパ(Wairarapa)は、西側より気温や雨の変化が大きくなります。
クライストチャーチ(Christchurch)とカンタベリー
NIWAのカンタベリーのページによると、カンタベリーの気候は、偏西風を南アルプス(Southern Alps)がさえぎることで決まります。
- 平野は雨が少なく、気温の差が大きくなります。
- 山を越えて吹き下ろす北西の乾いた風(フェーン)のとき、夏の最高気温はカンタベリー全体で30°Cを超えることが多く、まれに40°Cを超えたこともあります。冬は寒いですが、フェーンで暖かい日もあります。
- 東海岸では、晩春から初秋にかけて、東寄りの冷たい海風が吹きます。
- 海岸や平野の年平均気温(中央値)は11〜13°Cです。
- クライストチャーチ空港で雪が降る日は、年平均3日です。
クイーンズタウン(Queenstown)とセントラル・オタゴ(Central Otago)
NIWAのオタゴのページによると、オタゴはNZで最も気候が多様な地方です。
- セントラル・オタゴの年間降水量は400mm未満で、NZで最も乾燥した地域です。2週間を超えて雨が降らないことも比較的よくあります。
- 内陸では、夏の最高気温が30°Cを超えることがあります。一方、霜や雪も毎年比較的よくあります。
- 霜(air frost)の日は、クイーンズタウンで年平均47日、アレクサンドラ(Alexandra)で年平均86日です。
- 内陸の日照時間は年2,000時間を超えます。
- 記録では、アレクサンドラで38.7°C(2005年2月5日)、ラーンファーリー(Ranfurly)で−25.6°C(1903年7月17日)が観測されています。
ダニーデン(Dunedin)
同じくオタゴの報告書によると、海沿いのダニーデンは、内陸のアレクサンドラと比べて、夏の平均気温が低く、冬の平均気温が高くなります。
- オタゴの海岸部は、NZのほかの地域と比べて日照時間が少なめです。
- 風にさらされる海岸部は風が強く、内陸は風が弱くなります。
- オタゴの多くの地域では、冬が最も雨の少ない季節です。
さらに詳しく知るには
各地域の月ごとの気温や降水量の表は、NIWAの報告書(PDF)に載っています。
- The climate and weather of Auckland
- The climate and weather of Wellington
- The climate and weather of Canterbury
- The climate and weather of Otago
毎日の天気と警報は天気予報と気象警報を読んでください。
日本との違い・注意点
- 同じNZでも、北のオークランドと南のオタゴでは気候がかなり違います。引っ越し先や旅行先ごとに、服装や暖房の準備を考えましょう。
- ウェリントンは突風の多い都市です。出かける前に風の予報も確認しましょう。
- クライストチャーチやセントラル・オタゴでは、夏に30°Cを超える日がある一方、冬は霜や雪の日があります。季節は日本と逆で、12月〜2月が夏です。
- オークランドは雨が1年を通して降り、湿度も高めです。
- 紫外線は国全体で強いため、紫外線対策も読んでください。
関連項目
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