火の使用制限(Fire seasons and fire bans)
NZでは、消防(Fire and Emergency New Zealand)が地域ごとに火の使用制限(fire season)を決めます。制限期間(Restricted)は屋外で火を使うのに許可が必要で、禁止期間(Prohibited)は屋外の火が全面禁止です。屋外で火を使う前に、checkitsalright.nzで地域の状況を確認しましょう。
詳細
火の使用制限を決めるのは消防
NZでは、消防(FENZ、Fire and Emergency New Zealand)が、都市部も郊外も含めて火の使用制限の期間(fire season)を決め、火を使う許可(fire permit)を出しています。制限は地域(ゾーン)ごとに決まり、天気や乾燥の具合によって変わります。
制限の段階
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| オープン(Open fire season) | 制限期間・禁止期間ではない時期 |
| 制限期間(Restricted fire season) | 屋外で火を使うには、FENZの許可が必要 |
| 禁止期間(Prohibited fire season) | 屋外で火を使うことが全面的に禁止される |
FENZの発表によると、制限期間には、キャンプファイヤーやたき火に許可が必要です。許可を受けた人も、許可に書かれた条件を守る必要があります。
FENZの別の発表では、次の点も説明されています。
- 制限期間に、ガスのコンロやガスのバーベキューを使うのに許可はいりません。
- 制限期間に出た許可は、禁止期間になると効力が止まります。
- ハンギ(hāngī)やウム(umu)など文化的な火も、許可の申請が必要です。
オープンの時期でも、安全に火を使えるかはcheckitsalright.nzで確認してください。
自然保護区は1年中「制限期間」
自然保護省(DOC)のページによると、DOCが管理する保護区(public conservation land)は、1年を通して制限期間です。
- 制限期間:キャンプ場の決められた炉では火を使えます。奥地(backcountry)では、決められた条件に従います。
- 禁止期間:キャンプ場や奥地の火も含めて、屋外の火は禁止です。
公園や海岸での火
カウンシル(地方自治体)が管理する公園や海岸には、独自のルールがあります。たとえばカータートン地区カウンシルのページでは、公共の場所や公園で、カウンシルの許可なく使えるのはガスのバーベキューだけとしています。生木、処理された木材、プラスチック、ゴム、化学物質、燃料・塗料・油製品は燃やしてはいけません。
ルールはカウンシルごとに違います。住んでいる地域や訪れる地域のカウンシルのページも確認してください。
手順
屋外で火を使う前の流れです。
- checkitsalright.nzで住所や場所を入力し、その地域の今の段階を確認する。
- 制限期間なら、同じサイトで許可を申請する。
- 許可が出たら、許可の条件を守って火を使う。求められたら許可を見せられるよう持っておく。
- 禁止期間なら、屋外で火を使わない。
- 火事を見つけたら、111に電話する。
費用
違反したときの金額です(2026年10月時点)。
| 違反の内容 | 個人の金額 |
|---|---|
| 制限期間に許可なく屋外で火を使う(使わせる) | 違反金(infringement fee)NZ$750、裁判での罰金は最高NZ$2,250 |
| 求められたときに許可を見せない | 違反金NZ$500、裁判での罰金は最高NZ$1,500 |
| 禁止期間に屋外で火を使う(使わせる) | 裁判での罰金は最高NZ$15,000 |
法人などの金額はこれより高く設定されています。詳しくはFire and Emergency New Zealand (Offences) Regulations 2018で確認してください。
日本との違い・注意点
- NZでは、夏を中心に地域ごとに火の使用が制限されます。同じ時期でも、場所によって段階が違います。
- DOCの保護区は1年中制限期間です。キャンプ場では決められた炉だけを使いましょう。
- 制限期間でも、ガスのバーベキューやガスコンロは許可なく使えます。ただし、カウンシルの公園などには独自のルールがあります。
- 段階は天気によって急に変わることがあります。出かける当日に確認しましょう。