海外旅行前の予防接種と健康の準備(Travel vaccinations and health)
ひとことで言うと…
NZから海外へ行く前は、出発の6〜8週間前にGP、トラベルドクター、一部の薬局で相談するようHealth NZは勧めています。A型肝炎、腸チフス、狂犬病、黄熱などの旅行用ワクチンは公費の対象外で、費用がかかります。麻しん(はしか)の予防接種は、18歳以下と公的医療の対象の人は無料です(2026年10月時点)。
詳細
いつ、どこで相談するか
Health NZは、出発の6〜8週間前に予約して相談するよう勧めています(Health NZのページ)。相談できる場所は次のとおりです。
- GP(かかりつけ医)や看護師
- トラベルドクター(travel doctor、渡航医療の専門の医師)
- 一部の薬局
行き先によって必要なワクチンが違います。行き先と日程を伝えて、追加のワクチンが必要か確認してください。
まず定期の予防接種を確認する
旅行の前に、破傷風、麻しん、ポリオなど、定期の予防接種が済んでいるかを確認します。SafeTravelも、インフルエンザを含む予防接種を最新にしておくよう勧めています(SafeTravelのページ)。
麻しん(はしか)
Health NZは、麻しんを感染力が強く重い合併症もある病気として、世界各地で流行していると注意を呼びかけています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接種の時期 | できれば出発の2週間前までに済ませる。時間がなくても1回の接種で感染の危険が大きく下がる |
| 回数 | 2回。4週間以上あける |
| 無料の対象 | 18歳以下の全員(ビザや国籍は関係ない)、NZの公的医療の対象の人 |
| 1969年より前に生まれた人 | 多くは免疫があるため、通常は接種不要。海外へ行く場合は医療者に相談する |
| 予約 | 13歳以上はオンラインか電話(0800 28 29 26、月〜金8:00〜17:00)。13歳未満はGPなど。多くの薬局でも3歳以上に接種 |
流行が起きているときは、生後6〜11か月の赤ちゃんに早めの1回を無料で受けられることがあります(Health NZのMMRのページ)。
旅行用のワクチン
Health NZのページでは、旅行用のワクチンの例として次のものを挙げています。これらは公費の対象外です。
- A型肝炎(hepatitis A)
- 腸チフス(typhoid)
- 狂犬病(rabies)
- 黄熱(yellow fever)
黄熱(yellow fever)
保健省のページによると、次のとおりです。
- 黄熱のワクチンは、認められた黄熱ワクチン接種センター(authorised yellow fever vaccination centre)でだけ受けられます。
- 接種すると国際的な証明書(International Health Regulation Certificate)が出ます。証明書は生涯有効です。
- 免疫がつくのは接種の10日後からです。
- 接種が必要な国の一覧はよく変わります。早めにトラベルクリニックや行き先の国の大使館に確認してください。
接種センターの一覧はHealth NZのページにあります。登録している患者にしか接種しないセンターもあります。
蚊が運ぶ病気
Health NZは、デング熱、マラリア、黄熱、ジカ熱、日本脳炎などに注意するよう呼びかけています。対策として、次のことを勧めています。
- DEET(35%未満)、ピカリジン(Picaridin)、IR3535などを含む虫よけを使う
- 明るい色のゆったりした服を着る
- 蚊帳や網戸を使う
薬・保険・食べ物と水
SafeTravelは次のことを勧めています。
- 処方薬は、預けた荷物がなくなっても困らないよう機内持ち込みの荷物に入れる。行き先で医師の証明書が必要か確認する。
- 日焼け止め、虫よけ、痛み止めなどの救急セットを持つ。
- 旅行保険に入る。計画している活動や持病が補償されるか確認する。海外で受けた治療は、原則としてACCの対象外です。
- 飲み水は、ボトルの水か処理された水にする。生焼けの肉や殺菌していない乳製品を避ける。
- 動物、特にコウモリや野良の動物に触らない。
手順
- 出発の6〜8週間前に、GP、トラベルドクター、薬局のどこかに予約する。
- 行き先、日程、旅行中の活動を伝え、必要なワクチンを確認する。
- 定期の予防接種、特に麻しんの記録を確認する(予防接種)。
- 黄熱が必要な場合は、認められた接種センターで受け、証明書を受け取る。
- 処方薬と旅行保険を準備する。
費用
2026年10月時点の情報です。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 麻しんの予防接種(MMR) | 18歳以下と公的医療の対象の人は無料 |
| 旅行用のワクチン(A型肝炎、腸チフス、狂犬病、黄熱など) | 公費の対象外。料金は接種する場所で確認 |
| 相談の料金 | 診療所や薬局ごとに違う |
日本との違い・注意点
ここが日本とちがうよ!
- NZでは、旅行用のワクチンは公費の対象外で、料金は場所によって違います。予約のときに確認できます。
- 黄熱のワクチンは、認められた接種センターでしか受けられません。どの診療所でも受けられるわけではありません。
- 麻しんの予防接種は、18歳以下ならビザに関係なく無料です。大人は公的医療の対象かどうかで変わります(公的医療を受けられる人)。
- 海外での治療はACCの対象外です。旅行保険に入ってください。
- 必要なワクチンは人によって違います。判断は医療者に相談してください。
ここは大事だよ
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