ボランティア(Volunteering)
NZでは、地域のボランティアセンターやマッチングサイトでボランティアの機会を探せます。ビザで滞在している人は注意が必要で、食事や宿泊などの見返りを受け取ると、ボランティアではなく「仕事」とみなされます。自然保護局(DOC)のボランティアは、移民局の定義では「仕事」に含まれません。
詳細
ボランティアの探し方
ボランティア活動を支える全国団体「Tūao Aotearoa Volunteering New Zealand」は、次のような探し方を案内しています。
| 探し方 | 内容 |
|---|---|
| ボランティアセンター(Volunteer Centre) | 各地にある独立した団体。地域のボランティアの機会を紹介してくれる |
| マッチングサイト・アプリ | Collaborate、HelpTank、SEEK Volunteerなど(アルファベット順) |
| 団体に直接連絡 | Volunteering New Zealandの会員団体の一覧から、関心のある団体に問い合わせる |
ボランティアセンターは、オークランド、ハミルトン、タウランガ、ウェリントン、クライストチャーチ、ダニーデンなど各地にあります。一覧はVolunteering New Zealandのページで確認してください。
自然保護局(DOC)のボランティア
自然保護局(Department of Conservation、DOC)は、植樹などの自然保護のボランティアを募集しています。地域、活動の種類、かかる時間、必要な体力で活動を探せます。DOCのページには、地域の団体が行う活動(外部サイトへのリンク)も載っています。
海外から来てDOCのボランティアをしたい人向けの案内もあります。詳しくはDOCのボランティアのページで確認してください。
ボランティアの権利
Volunteering New Zealandは、ボランティアの権利として次の点を挙げています。
- 以前は有給の職員がしていた仕事を、ボランティアで埋めるために使われない。
- 団体のために立て替えた費用は、払い戻してもらえる。
- 仕事に必要な研修を受けられる。
- 健康で安全な環境で活動できる。
- 個人情報が守られる。
- 違法な差別やハラスメントを受けない。
健康と安全の法律(Health and Safety at Work Act)や、人権法(Human Rights Act 1993)がボランティアにも関わります。詳しくはVolunteering New Zealandの権利のページで確認してください。
ビザで滞在している人の注意点
移民局(Immigration NZ)の用語集では、ボランティアと仕事を次のように説明しています。
- ボランティア:活動の見返り(gain or reward)を期待したり、受け取ったりしてはいけません。見返りとは、お金に換算できる支払いや利益のことです。宿泊、物、サービスも含まれます。
- 仕事(work):給料・賃金、または宿泊・食事・交通などの見返りを受け取ってする活動です。
- WWOOF:農場で働いて食事と宿泊を受け取るWWOOF(Willing Workers on Organic Farms)は、ボランティアではなく仕事とされています。就労できるビザが必要です。
- DOCのボランティア:DOCでのボランティア活動は、仕事に含まれないとされています。
つまり、「ボランティア」という名前でも、食事や宿泊を受け取る場合は仕事とみなされることがあります。就労の条件がないビザ(観光ビザなど)で滞在している人は、活動を始める前に自分のビザの条件を確認してください。ビザの条件はImmigration NZのページで確認できます。用語の定義はImmigration NZの用語集で確認してください。
手順
- ビザで滞在している人は、自分のビザの条件と、活動に見返りがあるかを確認する。
- ボランティアセンター、マッチングサイト、DOCのページなどで活動を探す。
- 団体に連絡し、活動の内容、時間、費用の払い戻し、安全の対策を確認する。
日本との違い・注意点
- 食事や宿泊と引き換えに手伝う形は、NZの移民局の考え方では「仕事」にあたります。就労できるビザが必要です。
- DOCのボランティアは「仕事」に含まれないとされていますが、ほかの団体の活動も同じとは限りません。
- 各地のボランティアセンターは、それぞれ独立した団体です。地域ごとに紹介している活動が違います。
- この記事は一般的な情報です。ビザに関する判断は、Immigration NZか認可を受けた移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に確認してください。