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祝日に働いたときの給料と代休(Working on public holidays)
概要
NZで祝日に働くと、働いた時間に対して通常の1.5倍(time and a half)以上の給料が支払われます。その祝日が普段の勤務日なら、別の日に有給の代休(alternative holiday)も1日もらえます。週末に重なった祝日は、平日に移ることがあります(Mondayisation)。
詳細
NZの祝日は、全国共通の11日と地域の記念日(Anniversary Day)1日を合わせて年12日です。日付はNZの祝日を見てください。祝日の権利は、その日が普段なら働く日(otherwise working day)かどうかで変わります。
| 状況 | もらえるもの |
|---|---|
| 普段の勤務日に当たる祝日に休んだ | その日の分の給料(有給の休み) |
| 普段の勤務日に当たる祝日に働いた | 1.5倍以上の給料+代休1日 |
| 普段は休みの日に当たる祝日に働いた | 1.5倍以上の給料(代休はなし) |
普段の勤務日(otherwise working day)とは
祝日でなければ働いていたはずの日のことです。年次有給休暇、病気休暇、忌引休暇、家庭内暴力休暇、無給休暇を取っていた期間は、判断から除きます。
祝日に働いたときの給料
雇用主は、次の2つのうち多いほうを支払います。
- 実際に働いた時間に対する日額(割増手当を除く)に、その半分を足した額(time and a half)
- 実際に働いた時間に対する日額(契約上の割増手当を含む)
1.5倍は、1日分ではなく、実際に働いた時間に対して計算します。
日額は、原則として関連日額(relevant daily pay)を使います。その日に働いていたらもらえたはずの額で、普段もらう手当、歩合、残業代なども含みます。関連日額を計算できない場合や、日によって給料が変わる場合は、過去52週間の総支給額から計算する平均日額(average daily pay)を使えます。
代休(Alternative holiday)
- 普段の勤務日に当たる祝日に働くと、何時間働いたかに関係なく、代休を丸1日もらえます。
- 日付が祝日にまたがるシフトで、祝日に少しでも入れば代休の対象になります。
- 祝日だけ働く契約の人は対象外です。
- いつ取るかは、雇用主と従業員で話し合って決めます。合意できなければ、雇用主が少なくとも14日前に知らせて日を決められます。
- 代休は有給で、取った日を含む給与期間に支払われます。
- 12か月たっても取っていない代休は、従業員が求めれば、お金で受け取れます。金額は双方の合意で決めます。
- 代休に期限はありません。辞めるときに残っていれば、最終給与で支払われます(退職時の最終給与)。
週末に重なった祝日(Mondayisation)
次の6つの祝日は、土曜・日曜に重なると、人によっては月曜か火曜に移ります。
- 元日(1月1日)、元日の翌日(1月2日)
- ワイタンギ・デー(2月6日)
- アンザック・デー(4月25日)
- クリスマス(12月25日)、ボクシング・デー(12月26日)
| 働き方 | 祝日の扱い |
|---|---|
| その週末に働く予定の人 | 祝日は週末のまま |
| 週末に働かない人 | 祝日は月曜または火曜に移り、週末は普通の日になる |
1つの祝日で、祝日の権利を2回受けることはできません。
休暇中に祝日がある場合
| 休暇の種類 | 扱い |
|---|---|
| 年次有給休暇 | 祝日として給料が出る。年次有給休暇は減らない |
| 病気休暇、忌引休暇 | 働かなかった祝日として給料が出る |
| 育児休暇(parental leave) | 雇用主の支払いはない |
| 無給休暇 | 原則として支払いはない |
祝日の出勤を求められたら
雇用主が祝日の出勤を義務にできるのは、雇用契約にそう書かれていて、その日が普段の勤務日である場合です。それ以外は、頼まれても断れます。
従業員は、祝日を別の日に振り替えることを雇用主に頼めます。合意した振替は書面に残します。
手順
- 雇用契約で、祝日の出勤や割増手当について書かれているか確認する。
- 祝日に働いたら、給与明細で1.5倍の支払いと代休の記録を確認する(給与明細の見方)。
- 代休を取る日を雇用主と話し合う。
- 支払いに疑問があれば、まず雇用主に確認する。
- 解決しない場合は、Employment NZのコンタクトセンター(0800 20 90 20)に相談する。月〜金曜8:00〜17:30(祝日と年末年始を除く)。海外からは +64 9 969 2950。
日本との違い・注意点
- NZでは祝日に働くと、法律で1.5倍以上の給料が決まっています。シフト制の飲食店や小売店でも同じです。
- 代休がもらえるかは、その祝日が「普段の勤務日」かどうかで決まります。シフトが不規則な人は、雇用主と記録を確認してください。
- 週末に重なった祝日が平日に移るかは、人によって違います。同じ職場でも扱いが分かれることがあります。
- 計算方法の詳細はEmployment NZのページで確認してください。
- この記事は制度の説明です。個別の状況は、Employment NZや弁護士に相談してください。
関連項目
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