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仕事・起業・税金 / 起業・会社設立

会社設立(Company registration)

在住駐在
概要

NZで会社を作るには、Companies Officeで社名を予約し、オンラインで設立を申請します。取締役(director)のうち少なくとも1人は、NZに住んでいるか、オーストラリアに住んでオーストラリアの会社の取締役である必要があります。2026年10月時点の費用は、社名予約NZ$11.50と設立申請NZ$136.55(GST込み)です。

詳細

NZで会社(company)を作る手続きは、Companies Office(会社登記所)がオンラインで受け付けています。手続きにはRealMe®のログインと、Companies Registerのオンラインアカウントが必要です。

会社とは

会社は、持ち主とは別の法人です。自分の名前で財産を持ち、契約を結び、訴えたり訴えられたりできます。

設立する会社には、次のものが必要です。

  • 会社名(事前に予約したもの)
  • 1株以上の株式、1人以上の株主(shareholder)、1人以上の取締役(director)
  • 3種類の住所:登記上の事務所(registered office。会社の記録を置くNZ国内の住所)、書類の送達先(address for service)、連絡先(address for communication)

詳しくはCompanies Registerのページで確認してください。

取締役の居住要件

NZの会社には、次のどちらかに当てはまる取締役が少なくとも1人必要です。

  • NZに住んでいる
  • オーストラリアに住んでいて、オーストラリアで設立された会社の現職の取締役である

Companies Officeは、12か月のうち合計183日を超えてNZにいる人を、通常この要件を満たすと扱います。満たさない場合は、追加の書類を求められることがあります。

次の人は取締役になれません。

  • 18歳未満の人
  • 破産から免責されていない人
  • 法律により取締役になることを禁止されている人

詳しくは取締役の要件のページで確認してください。

社名の予約

  • 既存の会社名や予約済みの名前と同じ、またはほぼ同じ名前は使えません。
  • 有限責任会社の名前は「Limited」か「Tapui Limited」で終わります。
  • 平日の8時30分から17時までに出した申請は、多くが2時間以内に処理されます。審査に1営業日以上かかることもあります。
  • 予約の有効期間は20営業日です。この間に設立の手続きを終えます。期間の最終日か前日に、追加の手数料を払って20営業日延長できます。

詳しくは社名予約のページで確認してください。

設立申請と同意書

  • 設立申請では、すべての取締役と株主、各株主の持ち株数、会社の住所を登録します。
  • 申請は自動で処理され、その後に取締役と株主の同意書(consent form)が送られます。
  • 取締役と株主は全員、署名した同意書を返送します。社名の予約から20営業日以内に、同意書の提出を含めて設立を終える必要があります。

詳しくは設立申請のページで確認してください。

IRD番号・GST・NZBN

  • 会社には、個人とは別のIRD番号が必要です。設立申請のときに、Companies Officeを通じて申し込めます。
  • 設立申請では、GSTの登録と雇用主(employer)の登録も選べます。どちらも任意の項目です。
  • GSTは、売上が過去12か月でNZ$60,000以上、または今後12か月でその見込みの場合に登録が必要です(GSTの基本)。
  • 人を雇うときは、配偶者やパートナーでも、IRDに雇用主として登録します。
  • 会社は登記されると、自動でNZBN(New Zealand Business Number)が付きます。

詳しくはbusiness.govt.nzのページで確認してください。

年次報告(annual return)

  • 登記されているすべての会社は、営業していなくても毎年、年次報告を出します。
  • 提出する月は、設立のときにCompanies Officeから知らされます。
  • 設立した後の最初の暦年(the first calendar year following incorporation)は、提出は不要です。
  • 期限に間に合わない場合は延長を申請できます。認められると20営業日延びます。

詳しくは年次報告のページで確認してください。

個人事業主(sole trader)と会社の違い

項目個人事業主(sole trader)会社(company)
登録政府への登録は不要。IRDに自営を始めたことを知らせるCompanies Officeで設立する
IRD番号個人のIRD番号を使う会社のIRD番号が必要
所得税個人の税率多くの会社は28%
債務の責任事業の債務を個人で負う会社は持ち主と別の法人。株主の責任は原則として株式の価値まで
手間と費用最も安く簡単決まりが多く、専門家の助言が必要になることが多い

会社は、出資を集めたり、事業を売ったりしやすい面があります。どの形がよいかは状況によります。business.govt.nzの比較のページとIRDの税率のページで確認し、会計士や弁護士に相談してください。

手順

  1. RealMe®のログインを作り、Companies Registerのオンラインアカウントを開く。
  2. 社名を予約する(有効期間は20営業日)。
  3. 取締役、株主、持ち株数、3種類の住所を決める。居住要件を満たす取締役がいるか確認する。
  4. オンラインで設立を申請し、手数料を払う。必要に応じて、会社のIRD番号、GST、雇用主の登録も申し込む。
  5. 取締役と株主全員が同意書に署名し、期限内に返送する。
  6. 設立後は、毎年指定の月に年次報告を出す。会社の情報が変わったら更新する。

費用

2026年10月時点のCompanies Officeの手数料です。

項目GST抜きGST込み
社名予約NZ$10NZ$11.50
設立申請NZ$118.74NZ$136.55
年次報告NZ$49.74NZ$57.20

社名予約の延長にも、同じ予約手数料がかかります。会計士や弁護士に手続きを頼む場合は、別に費用がかかります。最新の金額は手数料のページで確認してください。

日本との違い・注意点

  • 手続きはオンラインで完結し、RealMe®のログインが必要です。
  • 取締役のうち1人は、NZ在住か、オーストラリア在住でオーストラリアの会社の取締役である必要があります。日本に住んでいる人だけでは設立できません。
  • 会社の設立とビザは別の制度です。NZで働いたり住んだりするためのビザは、ビザ制度の概要や就労ビザを見て、Immigration NZか登録移民アドバイザーに確認してください。
  • 年次報告は営業していなくても毎年必要です。税金の申告(IRD)とは別の手続きです。
  • 個別の判断は、会計士(chartered accountant)、税理士(tax agent)、弁護士に相談してください。

関連項目

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