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政治・選挙 / 政治の仕組み

情報公開とオンブズマン(Official Information Act and Ombudsman)

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概要

NZでは、公的機関が持つ情報を誰でも請求でき、機関は原則20営業日以内に回答します(Official Information Act)。自分についての個人情報は、プライバシー法(Privacy Act)で請求します。回答や対応に納得できないときは、無料でオンブズマン(Ombudsman)に苦情を申し立てられます。

詳細

NZには、行政の情報を市民が手に入れるための仕組みと、行政の対応をチェックする独立した機関があります。政府の全体の形はNZの政府の仕組みを見てください。

知りたいこと・困っていること使う制度窓口
省庁などが持つ情報(報告書、メールなど)公的情報法(Official Information Act、OIA)情報を持っている機関
自分についての個人情報プライバシー法(Privacy Act)情報を持っている機関・会社
情報請求への回答や、行政の対応に納得できないオンブズマンへの苦情オンブズマン(Ombudsman)
個人情報の請求への対応に納得できないプライバシー・コミッショナーへの苦情Office of the Privacy Commissioner

公的情報の請求(OIA)

法務省(Ministry of Justice)によると、請求できるのは、NZ市民、永住者、NZ国内にいる人です。Te Tari Whakatauは、登録された法人も請求できると案内しています。

  • 請求できる情報:報告書、メール、録音、内部の方針、決定の理由などです。
  • 請求の方法:名前、連絡先、ほしい情報をできるだけ具体的に書いて、情報を持っている機関に送ります。多くの機関はメールで受け付けています。
  • 回答の期限:機関はできるだけ早く、遅くとも受け取ってから20営業日以内に、出すかどうかの決定を伝えます。12月25日から1月15日までは営業日に数えません。
  • 期限の延長:情報が多い、ほかの機関との相談が必要などの場合、機関は期限を延ばせます。そのときは請求した人に知らせます。
  • ほかの機関への移送:情報を持っていない機関は、持っていると考える機関に、10営業日以内に請求を移すことがあります。
  • 請求を直したとき:内容を修正・明確にすると、そこから新たに20営業日が始まることがあります。

自分の個人情報の請求(Privacy Act)

自分についての情報は、OIAではなくプライバシー法で請求します。プライバシー・コミッショナー事務所(Office of the Privacy Commissioner)によると、次の点が決まっています。

  • 企業、役所、学校、スポーツクラブ、慈善団体なども、請求に応じる義務があります。
  • 請求は、メール、手紙、電話、窓口のどれでもできます。
  • 回答の期限は、受け取ってから20営業日以内です。
  • 情報が間違っていれば、訂正を求めることもできます。
  • 情報を出す前に、本人かどうかの確認があります。

プライバシー・コミッショナー事務所には、請求のメールを作れる無料のAboutMeがあります。とても繊細な内容の請求には向かないため、その場合は相手に直接連絡するよう案内されています。

対応に納得できないときは、まず相手のプライバシー担当者(privacy officer)に伝えます。それでも解決しないときは、プライバシー・コミッショナーに苦情を申し立てられます。

オンブズマン(Ombudsman)

オンブズマンは、国会が任命する独立した機関(Officer of Parliament)です。政府の一部ではありません。苦情の調査は無料です。主な仕事は次のとおりです。

  • 行政機関から不公平な扱いを受けたという苦情の調査
  • 情報請求(OIA)への対応についての苦情の調査
  • 職場での重大な不正の通報(protected disclosures)の受け付け
  • 刑務所や精神保健施設などの監視
  • 障害者権利条約が守られているかの監視

govt.nzによると、対象になるのは、省庁(例:Inland Revenue)、地方自治体(カウンシル)、クラウン・エンティティ、大学などの高等教育機関、学校の理事会、国営企業などです。

一方、ほかに解決の手段がある場合(例:警察への苦情は別の機関が担当)、1年以上前の出来事、ささいな苦情などは、扱わないことがあります。

手順

OIAで情報を請求する

  1. 情報を持っていそうな機関を決める。多くの機関のウェブサイトに、OIAの請求先が書かれています。
  2. 名前、連絡先、ほしい情報を具体的に書いて送る。
  3. 20営業日以内に、出すかどうかの決定が届く。延長や移送の連絡が来ることもあります。
  4. 決定や費用、遅れに納得できなければ、オンブズマンに苦情を申し立てる。

オンブズマンに苦情を申し立てる

  1. まず相手の機関の苦情窓口で解決を試みる(子ども・若者は直接オンブズマンに連絡できます)。
  2. 解決しなければ、オンブズマンのウェブサイトの申立てフォーム、電話(0800 802 602)、メール、郵便で申し立てる。
  3. 何があったか、なぜ不公平と考えるか、相手の回答、関係する書類、望む結果を書く。
  4. オンブズマンが内容を確認し、話し合いでの解決や正式な調査を行う。最後に意見や勧告が出ることがあります。

詳しい方法はオンブズマンの申立てのページで確認してください。

費用

  • オンブズマンへの苦情は無料です。
  • OIAの請求は原則無料です。ただし、作業量が多いときは、人件費や材料費として妥当な料金がかかることがあります。料金がかかる場合は、事前に知らされます。
  • 個人情報の請求は、ほとんどの場合無料です。公的機関は原則として料金を取れませんが、民間の会社は妥当な料金を求めることがあります。

日本との違い・注意点

  • OIAで請求できるのは、市民・永住者だけではありません。NZ国内にいれば、一時的なビザの人も請求できます。
  • 自分についての個人情報は、OIAではなくプライバシー法で請求します。窓口と手続きが違うので注意してください。
  • オンブズマンに申し立てる前に、まず相手の機関の苦情窓口を使うのが原則です。やり取りの記録を残しておいてください。
  • 苦情は早めに出してください。1年以上前の出来事は扱ってもらえないことがあります。
  • 自分のケースで何ができるかの判断は、各機関の窓口や弁護士などの専門家に相談してください。

関連項目

内容の誤りや古い情報に気づいたら、教えてください。公式の情報と照らし合わせて修正します。 誤りを報告する