現金とATM(Cash and ATMs)
NZの現金は、NZ$5〜NZ$100の紙幣5種類と、10セント〜NZ$2の硬貨5種類です。RBNZが発行する紙幣と硬貨は法定通貨ですが、店は事前に知らせれば現金を断れます。地方では銀行の支店やATMが減っており、RBNZが現金を使える環境を守る取り組みを進めています。
詳細
NZのお金の単位はNZドル(NZ$)です。紙幣と硬貨は、中央銀行のRBNZ(Reserve Bank of New Zealand)が発行しています。日常の買い物ではカード払いが中心ですが、現金も使えます。支払い方法の全体は支払い方法(EFTPOS・カード・現金)を見てください。
紙幣
紙幣はNZ$5・NZ$10・NZ$20・NZ$50・NZ$100の5種類です。2026年10月時点では、シリーズ7とシリーズ6の2種類のデザインが使われています。
| 紙幣 | 表の人物 | 裏の鳥 |
|---|---|---|
| NZ$5 | エドモンド・ヒラリー(Sir Edmund Hillary) | キガシラペンギン(hoiho) |
| NZ$10 | ケイト・シェパード(Kate Sheppard) | アオヤマガモ(whio) |
| NZ$20 | エリザベス2世 | ニュージーランドハヤブサ(kārearea) |
| NZ$50 | アピラナ・ンガタ(Sir Apirana Ngata) | コカコ(kōkako) |
| NZ$100 | アーネスト・ラザフォード(Lord Rutherford of Nelson) | モフア(mōhua、yellowhead) |
詳しくはRBNZの紙幣のページで確認してください。
硬貨
硬貨は10セント・20セント・50セント・NZ$1・NZ$2の5種類です。表にはエリザベス2世が描かれています。
RBNZによると、チャールズ3世の肖像の10セント硬貨は2027年ごろに流通する予定です。エリザベス2世の硬貨と紙幣は、そのまま使え、法定通貨のままです。前もって回収する予定はないとされています(RBNZのページ)。
法定通貨(legal tender)
RBNZが発行する紙幣と硬貨は法定通貨です。2026年10月時点の主な決まりは次のとおりです。
- 店は、買い物を始める前にはっきり知らせていれば(口頭や掲示)、現金を断ることができます。
- 借金の返済では、事業者は現金を受け取る必要があります。
- シリーズ6と7の本物の紙幣は、傷んでいても法定通貨です。傷んだ紙幣はRBNZで交換できます。
硬貨で一度に払える金額には上限があります。
| 硬貨 | 一度に払える上限 |
|---|---|
| 10セント・20セント | NZ$5まで |
| 50セント | NZ$10まで |
| NZ$1・NZ$2 | NZ$100まで |
詳しくはRBNZのページで確認してください。
ATMの手数料
ATMの手数料は、銀行やカードの種類によって違います。例として、BNZの2025年4月29日付の手数料表では、BNZのATMでの引き出しは無料です。海外のATMで引き出す場合は、BNZの手数料はかかりませんが、Flexi Debit Visaでは引き出し額の2.25%の外貨手数料がかかります。海外のATMの運営会社などが別に手数料をとることもあります(BNZの手数料表)。
ほかの銀行の手数料は、自分の銀行の手数料のページで確認してください。海外のカードでNZのATMを使う場合は、カード会社にも手数料を確認してください(旅行者のお金の準備、両替)。
現金を使える環境
RBNZは2025年11月、次のように説明しています(RBNZのページ)。
- 大人の80%以上がときどき現金を使い、8%は現金だけに頼っています。
- 地方を中心に、銀行の支店が閉まり現金を引き出しにくくなった地域があります。
- 2025年11月から、セントラル・ホークスベイのワイプクラウ(Waipukurau)で、地域の事業者などが無料で現金を引き出したり両替したりできる12か月の試行を始めました。
- 2026年には、ほかの町にも同じような試行を広げる予定としています。
- 銀行が最低限の現金サービスを提供する自主的な取り組みを検討し、足りなければ規制の権限を使うこともあるとしています。
日本との違い・注意点
- NZでは、日常の買い物の多くがカードやタッチ決済です。現金を受け付けない店もあるため、カードを1枚は用意しておくと安心です。
- 2026年10月時点で流通している一番小さい硬貨は10セントです。
- 地方では、ATMや銀行の支店が近くにないことがあります。旅行や引っ越しの前に、現金が必要な場面を確認しておいてください。
- カードの不正利用や詐欺については詐欺に注意を見てください。