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住まい / 賃貸

ボンド(敷金・保証金)(Bond)

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概要

NZの賃貸のボンド(保証金)は家賃4週分までで、家主ではなくテナンシー・サービス(Tenancy Services)が預かります。家主は受け取ってから23営業日以内に預ける義務があります。2025年12月1日からは、家賃2週分までのペット用ボンドもあります。

詳細

ボンド(bond)は、賃貸の保証金です。テナントが入居時に払い、Tenancy Servicesが契約の間預かります。退去時に家主に払うべきお金がなければ、テナントに返金されます。契約全体の流れは賃貸の探し方と契約を見てください。

ボンドには2種類あります。

種類上限(2026年10月時点)何に使われるか
一般のボンド(general bond)家賃4週分未払いの家賃、物件の損傷、契約に関する請求
ペット用ボンド(pet bond)家賃2週分ペットによる損傷(普通の傷みを超えるもの)

一般のボンド

  • 家主がボンドを求める場合、上限は家賃4週分です。
  • ボンドはお金で払います。クレジットカード情報、銀行口座へのアクセス、車やパソコンなどの私物を担保にすることはできません。
  • 家主にボンドを払ったら、家主は書面の領収書を渡します。領収書には、支払日、一般のボンドかペット用ボンドか、金額、テナントの名前、物件の住所、家主の署名を書きます。

詳しくは一般のボンドのページと支払いのページで確認してください。

ペット用ボンド(2025年12月1日から)

2026年10月時点の決まりです。

  • 2025年12月1日以降にペットを飼い始め、家主がそのペットに同意した場合に求められます。
  • 上限は家賃2週分です。
  • ペットが2匹以上でも、ペット用ボンドは1つの契約につき1つだけです。
  • 介助犬(disability assist dog)には求められません。
  • ペットがいないのにペット用ボンドを求めると最大NZ$1,500、家賃2週分を超えて求めると最大NZ$3,000の罰金の対象になることがあります。
  • 契約が終わるか、ペットがいなくなるか、どちらか早い方で返金の対象になります。

2025年11月30日以前から飼っているペットには、別の決まりがあります。詳しくはペット用ボンドのページで確認してください。

Tenancy Servicesに預ける(lodge)

  • テナントが家主にボンドを払った場合、家主は受け取ってから23営業日以内にTenancy Servicesに預ける必要があります。期限を守らないと、家主は罰金の対象になることがあります。
  • 家主が認めれば、テナントがTenancy Servicesに直接払うこともできます。その場合、支払い方法はメールで届き、支払い後にTenancy Servicesから領収書が届きます。
  • 家主はオンラインのボンド・ハブ(Bond Hub)や管理ソフトで手続きします。
  • 預けられると、テナントにメールか郵便で通知が届きます。通知には、ボンド番号(bond number)、テナント番号(Tenant Number)、預けた内容が書かれています。テナント番号は人に教えないでください。
  • 入居から6週間たっても通知が届かない場合は、家主にボンドが預けられたか確認するよう案内されています。

詳しくは預ける手続きのページとトラブル防止のページで確認してください。

家賃が変わったとき

  • 家賃が正しい手続きで値上げされたら、家主はボンドの追加(top-up)を求めることができます。書面での通知が必要です。
  • 例:家賃週NZ$200で3週分のボンドの場合、週NZ$10の値上げで追加はNZ$30です。
  • 家賃が下がり、ボンドが上限を超えた場合は、超えた分がテナントに返金されます。

詳しくはTenancy Servicesのページで確認してください。値上げの決まりはテナント法の基本を見てください。

返金の仕組み

  • 物件がそれなりの状態で、普通の傷み(fair wear and tear)以外の損傷がなければ、全額返金されます。
  • 未払いの家賃や水道代などがあれば、その分が家主に払われ、残りがテナントに返金されます。
  • テナントの不注意による損傷の負担は、家賃4週分か家主の保険の免責額のうち、低い方までです。
  • ペットによる損傷がペット用ボンドで足りない場合、家主とテナントが合意するか、Tenancy Tribunalが命じた場合に、一般のボンドを使えます。

返金の申請は、家主がBond Hubか管理ソフトで行います。その後、テナントが申請の内容を確認します。

  • テナントには、確認のために12営業日があります。
  • テナントが同意すると、翌日に返金されます。
  • 完全な申請を受け取ってから、手続きには最大10営業日かかります。
  • 返金はテナントが入力した銀行口座に振り込まれます。
  • 契約の終了か返金の承認から6年以内に受け取らないと、ボンドは国(Crown)のものになります。

詳しくは返金の申請のページ、一般のボンドの返金のページ、ペット用ボンドの返金のページで確認してください。

返金でもめたとき

  • 金額に合意できない場合は、どちらもTenancy Tribunalに申し立てることができます。
  • 家主が申し立てた場合、テナントが別に申し立てる必要はありません。
  • テナントが申し立てた場合、家主もボンドの一部を受け取りたいなら、家主も申し立てる必要があります。
  • 申立のあと、調停(mediation)で話し合うこともあります。

トラブル解決の流れはテナント法の基本を見てください。

手順

  1. 入居時に家主と一緒に物件を確認し、検査報告書(property inspection report)に署名する。写真も撮っておく。
  2. ボンドを払い、家主から領収書を受け取る(Tenancy Servicesに直接払う場合は、届いた案内に従う)。
  3. Tenancy Servicesから届く通知(ボンド番号)を保管する。6週間たっても届かなければ家主に確認する。
  4. 退去時に家主と一緒に最終の点検をし、報告書の内容に合意する。
  5. 家主がBond Hubで返金を申請したら、金額と口座を確認してから同意する。
  6. 合意できない場合は、Tenancy Tribunalへの申立を検討する。

費用

2026年10月時点の決まりです。

項目金額
一般のボンド最大で家賃4週分
ペット用ボンド最大で家賃2週分(1つの契約につき1つ)
Tenancy Tribunalの申立手数料NZ$29

例えば家賃が週NZ$500の場合、一般のボンドの上限はNZ$2,000、ペット用ボンドの上限はNZ$1,000です。

ボンドの支払いが難しい人のために、Work and Incomeのボンド補助(Bond grant)などがあります。対象かどうかはWork and Incomeに確認してください。申立手数料はTenancy Servicesのページで確認してください。

日本との違い・注意点

  • ボンドは家主ではなく、政府機関のTenancy Servicesが預かります。預けられたことを示す通知が届いたかを、必ず確認してください。
  • 礼金のように返ってこないお金ではありません。払うべきものがなければ返金されます。
  • 返金はテナントの同意がないと進みません。金額に納得できないまま同意しないでください。
  • 返金は銀行口座への振込です。帰国する前に、返金の手続きと受け取り方法を家主と確認しておくと安心です。
  • ペット用ボンドは、一般のボンドとは別に求められることがあります。
  • 個別の判断が必要な場合は、Tenancy Servicesや市民相談所(Citizens Advice Bureau)などに相談してください。

関連項目

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