医療・保険 / 医療制度
専門医と紹介(Specialists and referrals)
概要
NZで専門医にかかるには、通常まずGP(かかりつけ医)を受診して紹介してもらいます。公的医療の対象者は、ほとんどの専門医の診察を公費で受けられますが、待ち時間があります。私立の専門医は全額自己負担で、民間の医療保険で支払える場合があります。
詳細
まずGPの紹介を受ける
NZでは、専門医(specialist)にかかる前に、通常はGP(かかりつけ医)を受診して紹介(referral)を受けます。紹介されると、専門医の側から予約の連絡が来ます(govt.nzのページ)。
GPへの登録がまだの人は、GP(かかりつけ医)への登録を見てください。
紹介なしで受診できる医療者
次のような医療者は、GPの紹介なしで直接受診できます。
- 理学療法士(physiotherapist)
- 足の専門家(podiatrist)
- 検眼士(optometrist、目の検査とメガネ)
公的な専門医と私立の専門医
| 公的(public) | 私立(private) | |
|---|---|---|
| 費用 | 公的医療の対象者は、ほとんどが公費 | 全額自己負担(政府の補助なし) |
| 待ち時間 | 病状の緊急度と、待っている人の数で変わる | 公的な制度とは別 |
| 民間の医療保険 | ー | 保険で支払える場合がある |
公的医療の対象かどうかは、市民権やビザの種類で決まります(公的医療を受けられる人)。一時的なビザの人は原則として対象外で、受診した場合は通常、費用を自分で払います(Immigration NZのページ)。
民間の医療保険については民間の医療保険を見てください。
待ち時間
公的な制度での待ち時間は、病状の緊急度と、その専門医の仕事量によって変わります。手術も、緊急度によって待機リストの順番が決まります。待っている間は、GPが引き続き診療します(govt.nzのページ)。
政府は2024年7月1日から、医療の目標(health targets)を定めています。そのうち待ち時間に関するものは次のとおりです(保健省のページ)。
| 目標 | 内容 |
|---|---|
| 専門医の初診 | 2030年までに、95%の患者が4か月未満の待ち時間で初診を受けられるようにする |
| 予定手術などの治療 | 2030年までに、95%の患者が4か月未満の待ち時間で治療を受けられるようにする |
| がんの治療 | 治療の決定から31日以内に、90%の患者が治療を受けられるようにする |
これは政府の目標で、すべての人の待ち時間を約束するものではありません。
通院の費用の支援
- 遠くの病院に何度も通う必要がある場合、交通費や宿泊費の一部を国の制度(National Travel Assistance Scheme)で支援してもらえることがあります。
- 経済的に苦しい場合は、障害手当(Disability Allowance)で処方薬・交通費・駐車料金の支援を受けられることがあります。
詳しくはgovt.nzのページで確認してください。
手順
- 体調が気になるときは、まずGPを受診する。
- 専門医が必要とGPが判断した場合、GPが紹介状を送る。
- 公的な専門医なら、病院などから予約の連絡を待つ。待っている間に症状が変わったら、GPに相談する。
- 私立の専門医を希望する場合は、費用と、民間の医療保険で支払えるかを事前に確認する。
費用
| 項目 | 公的医療の対象者 | 対象外の人 |
|---|---|---|
| 公的な専門医 | ほとんどが公費 | 通常は自己負担 |
| 私立の専門医 | 自己負担(保険で支払える場合あり) | 自己負担(保険で支払える場合あり) |
私立の専門医の料金は、医療機関ごとに違います。2026年10月時点の情報です。
日本との違い・注意点
- NZでは、大きな病院や専門医に自分で直接行くのではなく、GPの紹介を受けるのが基本です。
- 公的な専門医は、病状が緊急でない場合、待ち時間が長くなることがあります。
- 私立の医療を使う場合は、費用が高くなることがあります。民間の医療保険の内容を確認しておくと安心です。
- 自分の病状でどの専門医が必要かは、GPに相談してください。この記事は制度の説明です。
関連項目
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