医療・保険 / 医療制度
がん検診(National screening programmes)
概要
NZには国のがん検診が3つあります。乳がん検診(45〜69歳、2年ごと、無料。70〜74歳へ拡大中)、子宮頸がん検診(25〜69歳、HPV検査で原則5年ごと。自分で採取する方法も選べる)、大腸がん検診(58〜74歳、2年ごと、無料。自宅に検査キットが届く)です(2026年10月時点)。
詳細
NZには、Health NZ(Te Whatu Ora)が運営する国のがん検診(screening programme)が3つあります。症状のない人が定期的に受けて、がんを早く見つけるための制度です。
| 検診 | 対象年齢 | 間隔 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 乳がん検診(BreastScreen Aotearoa) | 45〜69歳(70〜74歳へ拡大中) | 2年ごと | 無料 |
| 子宮頸がん検診(National Cervical Screening Programme) | 25〜69歳 | 原則5年ごと | 無料の人と有料の人がいる |
| 大腸がん検診(National Bowel Screening Programme) | 58〜74歳 | 2年ごと | 無料 |
2026年10月時点の情報です。
乳がん検診(BreastScreen Aotearoa)
- 45〜69歳の人が、2年ごとに無料でマンモグラフィー(mammogram)を受けられます。
- 2025年10月1日から、対象年齢を74歳まで広げる取り組みが全国で始まりました。2029年末までに完全に実施される予定です。
- 2025年10月1日以降に70歳になる女性は、75歳になるまで2年ごとに無料で受けられます。
- 2025年10月1日より前に70〜74歳になっていた女性は、75歳になる前に予約すれば、74歳で最後の1回を受けられます。
- 70〜74歳の対象者は新しいシステムで自動的に確認され、検診機関から登録の案内が届きます。
問い合わせは0800 270 200です。
子宮頸がん検診(HPV検査)
- 対象は25〜69歳の女性と、子宮頸部(cervix)のある人です。
- 2023年9月12日から、細胞を調べる検査(cytology)に代わって、HPV(ヒトパピローマウイルス)を調べる検査が基本になりました。
- 検査は綿棒(swab)で行います。自分で採取する方法(self-test)と、医療者に採取してもらう方法を選べます。
- 間隔は5年ごとです。免疫が弱い人は3年ごとです。
次の人は無料です。
- マオリ(Māori)とパシフィカ(Pacific)の人
- Community Services Card(CSC)の保持者
- 30歳以上で、一度も検診を受けたことがない人、または最後の検診から5年以上たっている人
- 再検査などの追加の検査(follow-up)は、すべての人が無料
これにあてはまらない人は、受ける診療所で費用がかかることがあります。費用は診療所に確認してください。
大腸がん検診(Bowel screening)
- 2年ごとに無料で受けられます。
- 誕生日のころに、検査キットが郵便で届きます。地域の医療機関から連絡が来る場合もあります。
- キットは自宅で使えます。
- 対象年齢は60〜74歳から58〜74歳に引き下げられました。全国への展開は2026年3月に完了する予定でした。
- 政府は2026年5月に、2026年9月から開始年齢を56歳に引き下げると発表しました。
自分が対象かどうかや、キットが届かない場合は、0800 924 432に問い合わせてください。
手順
- GP(かかりつけ医)に登録しておく(GP(かかりつけ医)への登録)。
- 乳がん検診は、0800 270 200に電話するか、届いた案内から登録・予約する。
- 子宮頸がん検診は、GPの診療所などで予約し、自分で採取するか医療者に採取してもらうかを選ぶ。
- 大腸がん検診は、届いたキットの説明に従って自宅で検体をとり、郵送する。
- 結果について気になることがあれば、GPに相談する。
費用
| 検診 | 費用 |
|---|---|
| 乳がん検診 | 無料 |
| 子宮頸がん検診(マオリ・パシフィカ、CSC保持者、30歳以上で未受診または5年以上受けていない人) | 無料 |
| 子宮頸がん検診(上記以外) | 診療所によって費用がかかることがある |
| 子宮頸がん検診の追加の検査 | 無料 |
| 大腸がん検診 | 無料 |
2026年10月時点の情報です。対象年齢や費用は変わることがあるので、最新の情報はHealth NZのページや各検診の窓口で確認してください。
日本との違い・注意点
- NZの国のがん検診は、乳がん・子宮頸がん・大腸がんの3つです。それ以外の検査を受けたいときは、GPに相談してください。
- 子宮頸がん検診は、NZでは自分で検体をとる方法も選べます。
- 大腸がん検診のキットは、対象者に郵便で届き、自宅で検査できます。
- 国の検診は症状のない人のための制度です。気になる症状があるときは、検診を待たずにGPを受診してください。
- 自分が受けるべき検診や結果の見方は、GPや医療者に相談してください。この記事は制度の説明です。
関連項目
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