本文へ移動
教育・子育て / 保育・幼児教育

保育・幼児教育(Early childhood education)

在住駐在
概要

NZの幼児教育(ECE)は義務ではありませんが、多くの子どもが小学校入学前に通います。幼稚園(kindergarten)、保育施設、家庭的保育、プレイセンター、コーハンガ・レオなどの種類があります。3歳の誕生日からは週20時間までの保育料が補助される「20 Hours ECE」の対象になります。

詳細

幼児教育(Early childhood education、ECE)は、小学校に入る前の子どもに、教育と保育を行うサービスです。義務ではありませんが、NZの多くの子どもが何らかの幼児教育に通っています。NZの小学校は多くの子どもが5歳の誕生日から通い始めます(NZの学校制度とYear)。

サービスの種類

教育省(Ministry of Education)が認めるサービスは、認可(licensed)または認定(certificated)を受ける必要があります。運営は地域団体の場合と民間の場合があります。

種類特徴
先生が主導する施設(kindergarten、education and care centre など)子どもに関わる大人の50%以上が、資格のある幼児教育の先生である必要があります。政府の補助がありますが、多くの場合、保護者も料金を払います
家庭的保育(home-based education and care)保育者が個人の家で、0歳から最大4人の子どもを預かります
プレイセンター(Playcentre)0歳から就学までが対象です。通常、保護者も一緒にいて活動に参加します。教育省は、ほかのサービスより費用が安いと説明しています
コーハンガ・レオ(Te Kōhanga Reo)0歳から就学までが対象です。マオリ語と、マオリの習慣・価値観の中で過ごします
プレイグループ(Playgroup)地域のボランティアが運営します。週に何回でも通えますが、1日4時間までです。認可はありませんが、認定を受けている場合があります

このほか、2025年5月から、マオリ語や太平洋諸島の言語を使う時間の割合で分けた種類(puna reo など)も設けられています。詳しくは教育省のサービスの種類のページで確認してください。

20 Hours ECE(週20時間の補助)

教育省は、3歳以上の子どもの保育料を、週20時間まで補助しています。

  • 対象は3歳の誕生日から始まります。
  • 補助は週20時間まで、1日6時間までです。
  • 補助は施設に直接支払われ、その時間分の保育料が下がります。
  • 2か所以上に通う場合は、合計で1日6時間・週20時間以内であれば、時間を分けられます。
  • 対象は認可を受けた幼児教育サービスとコーハンガ・レオです。ただし、20 Hours ECEを提供していない施設もあります。
  • 施設は「任意の費用(optional charges)」を求めることがあります。日焼け止め、衣類、食事、教材などで、払うかどうかは保護者が選べます。

対象が終わる年齢については、公的機関の案内で表現が異なるため、ここでは書きません。教育省の20 Hours ECEのページで確認してください。

保育料のほかの支援

制度運営主な条件
Childcare Subsidy(保育料補助)Work and IncomeNZ国籍または永住者(permanent resident)で、NZに住み続ける意思があること。原則5歳未満の子ども。低・中所得の家庭。働いている・学んでいるなどの場合は週50時間まで、それ以外は週9時間まで
FamilyBoost(保育料の払い戻し)Inland Revenue(IRD)NZの税務上の居住者(tax resident)であること。5歳以下(6歳の誕生日の前日まで)の子どもの保護者。認可を受けた施設の保育料があること。世帯所得が四半期NZ$57,286未満

Childcare Subsidyは、20 Hours ECEで補助される時間には使えません。詳しい条件はWork and IncomeのChildcare SubsidyのページとIRDのFamilyBoostのページで確認してください。税務上の居住者については税務上の居住者も参照してください。

ビザと補助

  • Childcare Subsidyは、NZ国籍または永住者が条件です。
  • FamilyBoostは、ビザの種類ではなく、NZの税務上の居住者であることが条件です。
  • 教育省の補助の手引き(ECE Funding Handbook)では、補助の対象を6歳未満で学校に入学していない子どもとしています。20 Hours ECEについて、ビザや在留資格による条件は、確認した教育省のページには書かれていません。一時的なビザで滞在している場合は、通う予定の施設か教育省に確認してください。

手順

  1. 教育省のページで種類を確認し、近くの施設を探す。
  2. 施設を見学する。EROの評価報告書も参考になります。
  3. 空きと、通い始められる時期を確認する。大きな都市では空きが少ないことがあるため、早めに問い合わせてください。
  4. 費用について確認する(下の「費用」を参照)。
  5. 入園の申込書に記入する。20 Hours ECEを使う場合は、申込書でどの時間に使うかを示します。
  6. 対象になりそうな場合は、Childcare SubsidyやFamilyBoostを申し込む。Childcare Subsidyは、必要になる3〜4週間前までに申し込むよう案内されています。

費用

  • 保育料は施設によって異なります。20 Hours ECEの時間を超える分は、施設が料金を請求します。
  • 定員がいっぱいの施設には、順番待ちのリスト(waiting list)があります。リストへの登録に料金がかかる施設もあります。
  • 教育省は、入園前に次の点を確認するよう勧めています。
    • 通った時間の料金
    • 病気や休暇で休んだ時間にも料金がかかるか
    • 休むときに必要な事前連絡
    • 食事、おむつ、用品の費用
    • 支払い方法と、最低の契約期間
  • FamilyBoostは、四半期ごとに保育料の40%まで、最大NZ$1,560を払い戻します(2025年7月1日以降に終わる四半期。世帯所得が四半期NZ$35,000未満の場合)。世帯所得がNZ$35,000を超えると、超えた1ドルごとに7セント減ります(2026年10月時点)。
  • 最新の金額はIRDのFamilyBoostの金額のページで確認してください。

日本との違い・注意点

  • 日本では、幼稚園・保育所・認定こども園などを利用する3〜5歳のすべての子どもの利用料が無料です(2019年10月から。こども家庭庁のページ)。NZの20 Hours ECEは、週20時間・1日6時間までの補助で、それを超える時間は料金がかかります。
  • NZでは幼稚園と保育施設の区別より、「先生が主導する施設」「保護者が主導する施設」「家庭的保育」などの区分で考えます。
  • プレイセンターでは、通常、保護者も一緒に参加します。預けて働く目的には合わない場合があります。
  • 人気のある施設は順番待ちが長いことがあります。引っ越しが決まったら早めに問い合わせてください。
  • 補助の対象になるかどうかの判断は、Work and Income、IRD、または施設に確認してください。

関連項目

内容の誤りや古い情報に気づいたら、教えてください。公式の情報と照らし合わせて修正します。 誤りを報告する