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医療・保険 / 出産

産後のケア(Postnatal care)

在住駐在
概要

NZでは出産後4〜6週間、LMC(担当の助産師など)が母親と赤ちゃんを訪問してケアします。生後6週間ごろからは、無料のWell Child Tamariki Ora(Plunketなど)と、登録したGPに引き継がれます。NZで出産する家族向けの解説です。

詳細

産後のケアの流れ

時期担当主な内容
出産直後〜4〜6週間LMC(担当の助産師など)母親と赤ちゃんの健康の確認、授乳の支援
生後48〜72時間医療者新生児の代謝異常のスクリーニング(希望する家族)
生後1か月まで医療者新生児の聴力のスクリーニング(希望する家族)
生後6週間ごろ〜5歳Well Child Tamariki Oraの提供者(Plunketなど)子どもの健康チェックと子育ての支援
生後6週間ごろGP(かかりつけ医)・診療所の看護師6週の予防接種

LMCによる産後の訪問(出産後4〜6週間)

LMC(Lead Maternity Carer)は、妊娠中から出産、産後4〜6週間まで、母親と赤ちゃんのケアを担当します(LMCについて)。

出産後の最初の訪問で、その後4〜6週間の訪問の予定を助産師と一緒に決めます(Health NZのページ)。助産師は主に次のことをします。

  • 赤ちゃんの健康の確認と、身長・体重・頭の大きさの測定
  • 赤ちゃんの見る力・聞く力、発達の確認
  • 母親の体の回復の確認(子宮の戻り、悪露、傷の治り、排尿・排便、脚のむくみ、骨盤底の運動の指導など)
  • 気分、出産の体験、家族の関係、お金の心配、避妊などの相談
  • 授乳についての相談と支援

Well Child Tamariki Ora とGPへの引き継ぎ

  • 生後3週間ごろ、助産師がWell Child Tamariki Oraの提供者に紹介します。引き継ぎは生後4〜6週間の間に行われ、看護師から最初の訪問の連絡があります。
  • 生後6週間ごろ、母親と赤ちゃんのケアはGPなどの医療者に引き継がれます。赤ちゃんを診療所(general practice)に登録する必要があり、助産師が記録を引き継ぎます。
  • 最後の訪問で、助産師が6週の予防接種のためにGPや診療所の看護師に紹介します。

Well Child Tamariki Oraは、生後6週間ごろから5歳までの子どもを対象にした無料の健康チェックと支援です。詳しくは子どもの健康を見てください。

Plunketの訪問

Whānau Āwhina Plunket(プランケット)は、Well Child Tamariki Oraの提供者のひとつです(Plunketのページ)。

  • 最初の訪問は生後4〜7週で、通常は自宅で行います。その後は地域のクリニックで会います。
  • 1回30分〜1時間ほどです。
  • NZのすべての家族が無料で受けられます。
  • 登録の電話は0800 184 803(月〜金 8:30〜16:30)です。

母親の心と体

Health NZは、出産後3〜4日目ごろに気分が落ち込んだり涙もろくなったりすること(マタニティブルー、baby blues)はよくあることだとしています。落ち込みが続く場合は、助産師か医師に相談するよう案内しています(Health NZのページ)。

2022年10月1日以降に出産で負ったけが(会陰の裂傷、脱出、破裂など)は、ACCの対象です。助産師、医師、看護師、理学療法士などが申請できます(ACCで理学療法を受ける)。

相談できる電話窓口

窓口番号内容
PlunketLine0800 933 922子育ての相談。24時間
Healthline0800 611 116健康の相談。24時間
17371737(電話・テキスト)心の健康の相談。無料・24時間
111111命に関わる緊急時

手順

  1. 出産後の最初の訪問で、LMCと4〜6週間の訪問の予定を決める。
  2. 生後3週間ごろ、助産師の紹介でWell Child Tamariki Oraの提供者(Plunketなど)につながる。
  3. 赤ちゃんをGPの診療所に登録する(GP(かかりつけ医)への登録)。
  4. 生後6週間ごろ、GPや診療所の看護師のもとで6週の予防接種を受ける(予防接種)。
  5. 出生登録を済ませる(出生登録)。

費用

サービス費用(2026年10月時点)
LMCによる妊娠・出産・産後のケアNZ市民・永住者は無料(私立の産科医などを選んだ場合は有料)
Well Child Tamariki Ora(Plunketなど)無料
14歳未満の、登録しているGPの診察無料(ほぼすべてのGPが対応。事前に確認)

市民・永住者以外でも公的な出産ケアの対象になる場合があります。対象かどうかはLMCについてと公的医療を受けられる人を見てください。

日本との違い・注意点

  • NZでは、妊娠中から担当しているLMCが、出産後4〜6週間まで母子のケアを続けて担当します。訪問の予定は助産師と相談して決めます。
  • 生後6週間ごろにLMCのケアは終わり、GPとWell Child Tamariki Oraに引き継がれます。赤ちゃんのGPへの登録は自分で行う必要があります。
  • 新生児のスクリーニングは、家族に「提供(offer)」される検査です。説明を聞いて受けるかどうかを決めます。
  • 体調や気分のことは、助産師、GP、PlunketLine、Healthlineに相談してください。この記事は制度の説明です。

関連項目

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