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自然・防災 / バイオセキュリティ

チェック・クリーン・ドライとカウリ枯死病対策(Check Clean Dry / Kauri dieback)

概要

NZでは、川や湖を移るたびに道具を「チェック・クリーン・ドライ」して、ディディモなどの淡水の外来生物を広げないようにします。カウリの森では、カウリ枯死病を防ぐため、入る前と出た後に靴と道具の土を落とします。釣り、カヤック、山歩きをする人向けです。

詳細

NZでは、外来の生物や病気が自然に広がるのを防ぐため、屋外で遊ぶ人にも対策を求めています。主なものは、川や湖での「チェック・クリーン・ドライ(Check Clean Dry)」と、カウリの森での衛生対策です。

入国時の申告については入国時の検疫申告を見てください。

淡水の外来生物

第一次産業省(MPI)のページによると、外来の水草や生物は、ボートや道具について湖・川・小川から別の場所へ運ばれます。そのため、別の水域へ移る前に必ず「チェック・クリーン・ドライ」をするよう求めています。

MPIが挙げている主な外来生物は次のとおりです。

種類名前特徴
藻類ディディモ(didymo、通称rock snot)南部の川や湖で、岩や植物に茶色のぬるぬるした塊をつくる
藻類リンダビア(Lindavia)湖でねばねばした粘液の糸をつくる
水草ホーンワート(hornwort)NZで最も悪い水中の雑草。高さ8mまで育つ
水草エジェリア(egeria)、ラガロシフォン(lagarosiphon)急速に広がっている
魚ナマズ(catfish)、コイ(koi carp)水底のものを吸い込むように食べ、水を荒らす

DOCは、侵入する外来の二枚貝(invasive clams)にも注意を呼びかけています。

MPIによると、植物の小さなかけらや魚の卵1つ、水1滴でも、外来生物を新しい水域に持ち込むことがあります。一度定着すると、取り除くことはほぼできません。

ディディモ

DOCのページによると、ディディモは法律上の「望ましくない生物(unwanted organism)」です。南島の多くの川に広がっており、北島やタウポ(Taupō)の釣り場に広がるおそれがあります。大量に増えると川底の石を覆い、カゲロウなどの水生昆虫を減らします。

カウリ枯死病

カウリ(kauri)はNZの在来の大木で、2,000年以上生きている木もあります。DOCのページによると、カウリ枯死病(kauri dieback)は、土の中の病原体(Phytophthora agathidicida、PA)が原因で、どの年齢のカウリも枯らします。

  • 病原体は土の中にいて、汚れた靴、道具、車で運ばれます。
  • 治療法はまだありません。
  • DOCは、カウリを守るためにトラックを閉鎖することがあります。

対策は、MPIの組織であるティアキナ・カウリ(Tiakina Kauri)が、国の害虫管理計画(National Pest Management Plan)に基づいて進めています。

手順

川や湖を移るとき(チェック・クリーン・ドライ)

MPIの手順のページの方法です。

  1. チェック(Check):ボートや道具から、水草、泥、貝を取り除く。取ったものは水辺に残すか、ごみ箱に捨てる。川や湖の水は、その水辺で全て抜く。
  2. クリーン(Clean):ボートや道具に水道水を勢いよくかけて洗う。洗った水は雨水の排水溝ではなく、芝生の上に流す。
  3. ドライ(Dry):道具の内側と外側が手で触って乾くまで乾かし、さらに2日間(48時間)置いてから使う。ボートの中にたまった水もふき取り、2日間乾かす。

水を吸う素材の道具は、次のどれか1つで処理します。

方法内容
洗剤に浸す10%の食器用洗剤に10分間
お湯に浸す50〜55°Cのお湯に5分間以上
凍らせる芯まで凍るまで(一晩)

処理の前に、道具のメーカーの説明も確認してください。

カウリの森に入るとき

ティアキナ・カウリのページの方法です。

  1. 森に入る前と出るときに、靴と道具の土を落とし、汚れがない状態にする。
  2. 途中にある衛生ステーション(cleaning station)は全て使う。
  3. 木道や砂利のトラック、砂利道を歩き、森の地面に触れない。
  4. 閉鎖されたトラックには入らない。

犬を連れて行く場合は、犬の足も同じようにきれいにします。ただし、国立公園などのDOCの土地には、DOCの許可なくペットを連れて入れません。

費用

ルールを守らないと、違反通知(infringement notice)と罰金、または刑事罰の対象になることがあります(カウリの国の計画のルール8・9)。

日本との違い・注意点

  • NZでは、旅行者も含めて、釣り・カヤック・山歩きをする全ての人に道具の洗浄が求められます。同じ日に別の川や湖へ行くときも必要です。
  • 川や湖の水は、その場で抜いてから移動します。水1滴でも外来生物を運ぶことがあります。
  • カウリの森で衛生ステーションを見かけたら、必ず使ってください。
  • ディディモなどを見つけたら、MPIの通報窓口(0800 80 99 66)に連絡してください。

関連項目

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