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買い物・食 / 日本食材

貝毒と貝採りの安全(Shellfish biotoxin alerts)

概要

NZの海で自分で貝を採る前に、第一次産業省(MPI)の貝毒警報(shellfish biotoxin alerts)を確認してください。警報が出ている場所の貝は、加熱しても安全になりません。店やスーパーで売られている貝は、MPIの検査を受けたものです。

詳細

貝毒(shellfish biotoxin)とは

海の中で有毒な藻(toxic algal bloom)が増えると、貝に毒がたまることがあります。MPIは、貝毒の警報が出ている場所の貝を採ったり食べたりしないよう呼びかけています(MPIのページ)。

MPIが挙げている貝毒の種類は次の4つです。

略称英語名日本語
PSPParalytic Shellfish Poisoning麻痺性貝毒
ASPAmnesic Shellfish Poisoning記憶喪失性貝毒
DSPDiarrhetic Shellfish Poisoning下痢性貝毒
NSPNeurotoxic Shellfish Poisoning神経性貝毒

警報のしくみ

MPIの貝毒警報のページによると、次のとおりです。

  • MPIは、人気のある貝採りの場所で、貝と海水を毎週検査しています。
  • 有毒な藻や貝毒が見つかると、公衆衛生の警報(public health warning)を出し、浜に看板を立てます。
  • 警報が出ている場所の貝は、加熱しても毒がなくなりません。
  • パウア(pāua)、カニ、伊勢エビ(crayfish)は、内臓を取り除けば比較的安全です。
  • 警報の変更は、MPIのサイトでメール配信に登録すると受け取れます。
  • 警報は時期によって出たり解除されたりします。採る日に最新の情報を確認してください。

警報の対象になる貝の種類は釣りと貝採りのルールにもまとめています。

店で売られている貝

店やスーパーで売られている貝は、MPIによる水と貝の身の厳しい検査を受けています。警報は、自分で採った貝についてのものです(MPIの警報の例)。

麻痺性貝毒の症状

MPIの警報の例(マールボロ・サウンズ)では、麻痺性貝毒の症状を次のように説明しています。

  • 食べてから10分〜3時間ほどで出ることが多い
  • 口のまわりのしびれ、飲み込みにくさ、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢
  • 重い場合は、まひや呼吸困難

安全に採って食べるために

MPIの食品安全のページでは、次のことを勧めています。

場面内容
採る場所きれいな水の場所でだけ採る。警告の看板がある場所では採らない
持ち帰り保冷剤を入れたクーラーボックス(chilly bin)で冷やす
保存すぐに冷蔵庫の下の段(加熱済みの食品より下)へ。密閉せず、ボウルに入れて湿らせた布をかける
食べる期限採ってから2日以内
冷凍殻をむいてから冷凍し、冷蔵庫で解凍してから調理する
加熱65°Cで1分以上、殻が開いて身が締まるまで
残り物中心が75°C以上になるまで温め直す

加熱しても、貝毒や化学物質の汚染はなくなりません。汚染された場所では採らないことが大切です。生や加熱が足りない貝には、食中毒の危険があります。MPIは、海水温が15°Cを超えるとビブリオ菌(Vibrio)が増えやすいとしています。

手順

  1. 出かける前に、MPIの貝毒警報のページで、その場所に警報が出ていないか確認する。
  2. 採る数とサイズのルールを確認する(釣りと貝採りのルール)。
  3. 浜で警告の看板がないか見る。看板があれば採らない。
  4. 採った貝は冷やして持ち帰り、2日以内に十分に加熱して食べる。
  5. 食べたあとに具合が悪くなったら、Healthline(0800 611 116)に電話する。重い場合はすぐに111に電話する。
  6. 近くの公衆衛生の担当(public health unit)に知らせ、残った貝は検査のために取っておく。

日本との違い・注意点

  • NZでは、貝毒の警報はMPIが出し、浜の看板とMPIのサイトで知らせます。浜に着いたら看板も確認してください。
  • 警報が出ている場所の貝は、加熱しても食べられません。
  • パウア、カニ、伊勢エビは、内臓を取り除けば比較的安全とされています。
  • 自分で採った貝を売ったり交換したりすることは違法です(釣りと貝採りのルール)。
  • 症状が出たときは、医療機関に相談してください(救急(111)とHealthline)。

関連項目

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