飲食店の衛生評価(Food grades)
オークランドでは、カウンシルが飲食店の衛生状態をA〜Eの5段階で評価する「EatSafe Auckland」があり、店頭に証明書が掲示され、ネットでも調べられます。評価の有無やしくみは地域によって違います。飲食店の衛生に問題があると思ったら、地元のカウンシルに連絡します。
詳細
食品事業者の登録
NZでは、飲食店などの食品事業者は、食品法(Food Act 2014)にもとづいて、カウンシルか第一次産業省(MPI)に登録します。
- 1つの地域だけで営業する店の多くは、カウンシルに登録します。
- 複数の地域に店がある事業者などは、MPIに登録することがあります。
登録された事業者は、MPIの公開登録簿(Public register)で調べられます。
この登録とは別に、カウンシルによっては、飲食店の衛生状態を段階で示す独自の評価(food grade)を行っています。
オークランドの評価(EatSafe Auckland)
オークランド・カウンシルは、「EatSafe Auckland」という独自の公共情報サービスで、飲食店を評価しています。評価は、衛生管理の手順、店の環境、従業員の行動、管理への信頼度、これまでの法令順守の状況などをもとに決まります。
| 評価 | 意味(カウンシルの説明) |
|---|---|
| A(Excellent) | 91〜100%。食品の安全管理に最も高い信頼がある |
| B(Good) | 61〜90%。おおむね良好で、小さな改善点があることがある |
| C(Satisfactory) | 50〜60%。最低限の基準は満たすが、改善点が複数ある |
| D(Enforcement action) | 安全でない食品につながる問題があり、行政措置を受けている |
| E(Enforcement action) | 食品安全に重大な問題があり、改善されるまで営業停止 |
次のような店には、評価がないことがあります。
- 独自の衛生管理計画(custom plan)や全国プログラム(national programme)で営業している店
- 開店したばかりで、まだ確認を受けていない店
- MPIに登録している全国チェーンの店
店の評価は、オークランド・カウンシルのページの「Find a food grade」から、地区名や店名で調べられます。
証明書の掲示と今後
オークランドでは、評価の証明書を店に掲示することが条例(Food Safety Information Bylaw 2020)で決められています。
カウンシルは2026年8月、この条例を2027年4月末で期限切れにすると決めました。ただし、評価はその後も続き、ネットでの公開や、証明書が掲示されていない店への確認も続けるとしています(OurAucklandの記事)。
ほかの地域
オークランド以外の地域では、カウンシルごとに評価の有無やしくみが違います。住んでいる地域や旅行先の制度は、各カウンシルのウェブサイトで確認してください。
手順
飲食店の衛生に問題があると思ったときの連絡先は、次のとおりです。
- レストラン、カフェ、テイクアウェイの店:地元のカウンシルに連絡し、環境衛生担当(environmental health officer)か食品安全担当(food safety officer)と話したいと伝える。
- ファストフードのチェーン店:MPIに連絡する(フリーダイヤル 0800 00 83 33、Food.Compliance@mpi.govt.nz)。
連絡先の詳しい説明はMPIのページで確認してください。体調が悪いときは、先に医療機関やHealthlineに相談してください。
日本との違い・注意点
- オークランドでは、店に評価の証明書が掲示されています。Aは最も高い評価です。
- 評価がない店でも、衛生に問題があるとは限りません。全国チェーンなど、カウンシルの評価の対象外の店もあります。
- オークランドの「A〜E」の評価が、ほかの地域でも使われているとは限りません。
- 家庭での食中毒の防ぎ方は家庭での食品衛生にまとめています。