NZのビールとクラフトビール(Beer and craft beer)
NZにはビール醸造所が200か所あまりあり、1980年代からクラフトビールの小さな醸造所が増えました。ホップはネルソン地方で育てられています。お酒を買えるのは18歳からで、20歳以上の飲酒運転の基準は呼気1リットルあたり250マイクログラム、20歳未満はゼロです。
詳細
ビールの歴史
NZの政府系百科事典Te Araの「Alcohol」の項目によると、20世紀の初めからビールがNZの主なお酒になりました。1957年には、1人あたり年103.6リットルのビールが飲まれていました。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1917年 | 戦時の措置として、パブ(pub)の閉店時刻が18時になる。1918年に恒久化 |
| 1921年 | 醸造所は57か所 |
| 1961年 | 醸造所が11か所に減る(1970年には4か所) |
| 1967年 | 国民投票で、閉店時刻が22時になる |
| 1969年 | 法定の飲酒年齢が20歳に下がる |
| 1980年代初め | 独立した小さな醸造所が出てくる |
| 1999年 | 法定の飲酒年齢が18歳に下がる |
| 2011年 | 醸造所が60か所を超える |
18時閉店の時代には、17時から18時の閉店までの間に急いで飲む「シックス・オクロック・スウィル(six o’clock swill)」という習慣がありました。
クラフトビールとホップ
醸造業界の団体、Brewers Association of NZのページによると、NZには200か所あまりの醸造所があります。
2022年の報告書によると、醸造所の約3分の2が北島、約3分の1が南島にあります。2022年9月までの1年間に、NZでは2億9,600万リットルを超えるビールが飲まれました。2019年の初めから、低アルコール・ノンアルコールのビールの量は750%増えています。
ビールの原料のホップは、主にネルソン地方、特にモトゥエカ(Motueka)の周りで育てられています。Te Araの「Hops」の項目によると、ネルソンで初めてホップが育てられたのは1842年です。1950年代半ばからNZで新しい品種が開発され、1990年代半ばには収穫の80%が輸出されていました。
Te Araによると、ネルソンのクラフトビールの評判は、1981年にストーク(Stoke)で始まった醸造所から広がりました。ネルソンについてはネルソンも見てください。
飲む量の目安
Health NZのアルコール情報サイト(alcohol.org.nz)は、「標準ドリンク(standard drink)」という単位で飲む量の目安を示しています。1標準ドリンクは純アルコール10gです。店で出される1杯は、1標準ドリンクより多いことがよくあります。
低リスクの飲酒の目安は次のとおりです(2026年10月時点)。
| 対象 | 1日 | 1週間 | 1回の機会 |
|---|---|---|---|
| 女性 | 2標準ドリンクまで | 10標準ドリンクまで | 4標準ドリンクまで |
| 男性 | 3標準ドリンクまで | 15標準ドリンクまで | 5標準ドリンクまで |
どちらも、週に2日以上はお酒を飲まない日をつくることがすすめられています。妊娠中や妊娠を考えている人は、飲まないことがすすめられています。18歳未満は飲まないのが最も安全だとされています。
買える年齢と時間
お酒を買えるのは18歳からです。スーパーや酒店でお酒を買える時間や日には決まりがあります。詳しくはお酒の買い方にまとめています。お酒の持ち込み(BYO)ができるレストランについてはチップとBYOを見てください。
飲酒運転
運輸省のページによる基準は次のとおりです(2026年10月時点)。
| 運転者 | 基準 |
|---|---|
| 20歳以上 | 呼気1リットルあたり250マイクログラム、または血液100ミリリットルあたり50ミリグラム |
| 20歳未満 | ゼロ |
alcohol.org.nzは、飲んだら運転しないようにとしています。検査や罰則は飲酒運転と薬物運転を読んでください。
日本との違い・注意点
- NZでお酒を買えるのは18歳からです。若く見えると、店で身分証明書を求められます。
- 20歳未満の運転者は、アルコールの基準がゼロです。1杯でも飲んだら運転しないでください。
- クラフトビールにはアルコール度数の高いものがあります。缶や瓶の度数と量を見て、標準ドリンクの目安を参考にしてください。
- お酒の問題で悩んだときの相談先はお酒と薬物の相談窓口にまとめています。